自作のイクラの醤油漬けが美味しくて食べ過ぎ、お腹が苦しいちょこ太でございます。
我が家の母方ではこういう状態を「づつない」と言うのですが、これはもしやルーツである岐阜の言葉なのでしょうか。他にこういう言い方をする人に出会ったことがないのですけど。
そうだ、お腹がいっぱいで思い出しましたが、ただいま放送中の朝ドラ「ごちそうさん」のめ以子ちゃんの女学生姿が毎回楽しみでなりません。可愛い小紋に可愛い半襟。半襟はやはりたっぷり見せる方が好きですね。衿も汚れないしねー。それにしても毎日違う着物って、それが当時は普通だったのでしょうか。開明軒は儲かってたのかなあ。
なんか話があっちゃ行きこっちゃ行きしてますが、そうではなくてですねえ。
皆様、「こいつらよく毎週あっちゃ行きこっちゃ行きして遊んでおるなあ」とお思いでしょう。はい。本当によく出掛けております。どういう理由を付けたって、遊んでいることに間違いはありません(笑)。
でもなかなか有意義な遊びであることは確かです。ネットばかり眺めていても、入ってくる情報はたかがしれております。人に会い、人と直接話すことで知識は広がり、また深まっていくんだなあということを実感しています。
とはいえそんな堅い話じゃございません。
たとえば前回の小樽の「彩時嬉」さんでのお話。あの日は今シーズン初めての袷の日で、ワタクシはお気に入りの片身代わりの着物を着ておりました。
これは、今はもう無い五番館西武で開催された骨董市のワゴンセールで2000円で買った男物の紬を仕立て直したものです。10年近く前になりますかね。
男物ですから女物に仕立て直すには長さが足りません。その頃はもうお端折りの中に別布を継ぐという方法があることは知っていたので、それで良いかなと考えておりましたが、某デパートの中に入っている着物屋さんのイベントでこれを持ち込んだ際お仕立て直しの方から提案されたのは、肩から前身頃に掛けてを別布にするという仕立て方でした。肩ではいでありますので、後ろは全部同じ布で、右前身頃だけが黒になっています。分量が少ないのでちょっと見には分からないのですが、それでもよく「あらっ?」と言われます。
お端折りの中で継いでいたらなんということのない渋い紬の着物ですが、こうしたお陰で話のタネになります。実際はこの別布のために安い大島を捜し回り一丈分を染めて貰って仕立て直したので、手間も時間も掛かりました。「そんな事するくらいなら新しい反物で作るわ」と言われたこともあります(笑)。でもこっちの方が面白いじゃないですか。ねえ。
さて、いつものようにそんな話を「彩時嬉」さんでご披露しましたらば、店主さんも同じようにこの夏、麻の着物を片身代わりで仕立てられたと教えて下さいました。その前は汚れていてそのまま着物では着られそうにないものは小物の材料にされていたのだそうです。「勿体なかったわー」ってそりゃそうですね。
そうやって切ってしまったという上布の半襟を今回買ったので、私には良かったですけど(笑)。
もう夏物は片付けてしまわれたとのことで見せて頂くことは出来なかったのですが、ワタクシ、触発されてしまいました…。その後Shinneiさんの麻の着物をポチってしまったのでございます。今日届きます。
着物は解いて仕立て直して、長く着られるエコな衣服であるとよく言われますが、でも根底にあるのは結局お洒落心じゃないかと思います。どう節約するかというよりは、どう工夫して「素敵」と思えるものに作り上げるか。店主さんのお話を伺って「そんじゃ私もやってみよう」という気持ちになったのはそっちに重心があるからでしょう。洋服だととんとお洒落に関心のないワタクシですが、着物だとね。そうは参りませんわ。まあ、どっちかってーと、正統派じゃないほうを目指すきらいはありますけどもね・・・。この紬の片身替わりは、元が男物ということもあって、なんだか女文士のような雰囲気になるのが気に入っている点です。はて?女文士になるのは果たしてお洒落なのだろうか????
我が家の母方ではこういう状態を「づつない」と言うのですが、これはもしやルーツである岐阜の言葉なのでしょうか。他にこういう言い方をする人に出会ったことがないのですけど。
そうだ、お腹がいっぱいで思い出しましたが、ただいま放送中の朝ドラ「ごちそうさん」のめ以子ちゃんの女学生姿が毎回楽しみでなりません。可愛い小紋に可愛い半襟。半襟はやはりたっぷり見せる方が好きですね。衿も汚れないしねー。それにしても毎日違う着物って、それが当時は普通だったのでしょうか。開明軒は儲かってたのかなあ。
なんか話があっちゃ行きこっちゃ行きしてますが、そうではなくてですねえ。
皆様、「こいつらよく毎週あっちゃ行きこっちゃ行きして遊んでおるなあ」とお思いでしょう。はい。本当によく出掛けております。どういう理由を付けたって、遊んでいることに間違いはありません(笑)。
でもなかなか有意義な遊びであることは確かです。ネットばかり眺めていても、入ってくる情報はたかがしれております。人に会い、人と直接話すことで知識は広がり、また深まっていくんだなあということを実感しています。
とはいえそんな堅い話じゃございません。
たとえば前回の小樽の「彩時嬉」さんでのお話。あの日は今シーズン初めての袷の日で、ワタクシはお気に入りの片身代わりの着物を着ておりました。
これは、今はもう無い五番館西武で開催された骨董市のワゴンセールで2000円で買った男物の紬を仕立て直したものです。10年近く前になりますかね。
男物ですから女物に仕立て直すには長さが足りません。その頃はもうお端折りの中に別布を継ぐという方法があることは知っていたので、それで良いかなと考えておりましたが、某デパートの中に入っている着物屋さんのイベントでこれを持ち込んだ際お仕立て直しの方から提案されたのは、肩から前身頃に掛けてを別布にするという仕立て方でした。肩ではいでありますので、後ろは全部同じ布で、右前身頃だけが黒になっています。分量が少ないのでちょっと見には分からないのですが、それでもよく「あらっ?」と言われます。
お端折りの中で継いでいたらなんということのない渋い紬の着物ですが、こうしたお陰で話のタネになります。実際はこの別布のために安い大島を捜し回り一丈分を染めて貰って仕立て直したので、手間も時間も掛かりました。「そんな事するくらいなら新しい反物で作るわ」と言われたこともあります(笑)。でもこっちの方が面白いじゃないですか。ねえ。
さて、いつものようにそんな話を「彩時嬉」さんでご披露しましたらば、店主さんも同じようにこの夏、麻の着物を片身代わりで仕立てられたと教えて下さいました。その前は汚れていてそのまま着物では着られそうにないものは小物の材料にされていたのだそうです。「勿体なかったわー」ってそりゃそうですね。
そうやって切ってしまったという上布の半襟を今回買ったので、私には良かったですけど(笑)。
もう夏物は片付けてしまわれたとのことで見せて頂くことは出来なかったのですが、ワタクシ、触発されてしまいました…。その後Shinneiさんの麻の着物をポチってしまったのでございます。今日届きます。
着物は解いて仕立て直して、長く着られるエコな衣服であるとよく言われますが、でも根底にあるのは結局お洒落心じゃないかと思います。どう節約するかというよりは、どう工夫して「素敵」と思えるものに作り上げるか。店主さんのお話を伺って「そんじゃ私もやってみよう」という気持ちになったのはそっちに重心があるからでしょう。洋服だととんとお洒落に関心のないワタクシですが、着物だとね。そうは参りませんわ。まあ、どっちかってーと、正統派じゃないほうを目指すきらいはありますけどもね・・・。この紬の片身替わりは、元が男物ということもあって、なんだか女文士のような雰囲気になるのが気に入っている点です。はて?女文士になるのは果たしてお洒落なのだろうか????