あらかね(仮)

いつか(絶対)開くぞ着物カフェ
メールは arakane1963@yahoo.co.jp まで

久しぶりの着物出勤

2015年01月30日 22時42分49秒 | 日記
こんばんは。なな吉です。

今日で業務終了となり職場を離れる同僚を見送るため久しぶりに着物で出勤いたしました。
と言いましても晴れ着ではなくケの日の着物、単衣の木綿です。
着物出勤はいつもは半幅帯ですが本日は名古屋帯でお太鼓結びにしました。




半襟は古布のはぎれ、帯揚げはダイソーさんのスカーフ
天然石つきの帯締めはきものやまとの千円ワゴン出身と、毎度おなじみチープなコーデです。

この姿で事務仕事だけではなく段ボールを運んだり、台車を押したり
退職した同僚のパソコンを片づけたりと普通にお仕事してきましたよ。
あ、もちろん仕事中はたすき掛けしてますけれど。

職場にはこちらの下駄を置き下駄しております。


ビルの清掃担当の方に「これ津軽塗り?いいねえ。すごく高いんだよね」と声をかけられました。
たしかに津軽塗っていいものは数万円するのですものね。
でも私のはオフハウスで1200円くらいでした。
鼻緒を小樽の松屋さんで挿げ替えていただきましたがそれを含めても4000円ぐらいです。
挙句には職場サンダルならぬ職場下駄に。。。

いえいえ、いいものだからって大切にしていてもね、しょせん履物は履いてなんぼです。

さて来月は何回着物出勤できるでしょうか。
目標は3回・・・かな?

函館こぼれ話と予告です

2015年01月29日 22時04分18秒 | イベント
こんばんは。なな吉です。

一昨日の記事にあったちょこ太の「平成女文士着物な片身がわり」ってどんなの?
と思われた方もいらっしゃることと思います。
道中の道の駅にて撮った写真がありましたのでどうぞ。


。。。すいません。これじゃ肩身がわりの部分が全然見えておりませんな。。
でも男ものの羽織とあいまって颯爽と恰好いいのはお分かりいただけるかと思います。
着物を着ると俄然スタイルが良くなるわが相棒なのです。
後ろを歩くはかなぶんさん、二人ともすっごく嬉しそうな笑顔なのです。

はこだて工芸舎さんで撮った写真ももう少しご覧ください。


夫の作品がところどころに展示されていたのですが、特にこの更紗帯コーナーには喰いつきましたねえ。


ちょこ・ななコンビ両名が一番素敵!と指さした帯です。


こちらの更紗もすっごく好きです。手前・奥ともに。


ちょこ太が「夢の具現」と表現したように、本当に建物といい品揃えといい
こんなお店が作れたら・・と思うところでした。

そしてそんな素敵なお店で実はイベントをすることが決まったのです。
あまりに先の話であれなのですが10月11日(日)にはこだて工芸舎さん2階にてイベントいたします。
詳細はまだこれから徐々に煮詰めていくところですが、とにかく日程だけは決めました。

これから当ブログでもいろいろお知らせしていきますね♪
 

旧梅津商店

2015年01月29日 00時10分00秒 | 旅行
折角丁寧に案内していただいたので、もう少しはこだて工芸舎さんのお話をいたしましょう。「函館 梅津商店」で検索すると、創業者の人となりや梅津商店の沿革が書かれた観光情報また改装前の内部の写真が見られるブログなどがヒットしてきますのでご覧になってください。一階のギャラリーの床は今は板張りに替えられていますが、当時のままの囲炉裏が保存されているそうです。カバーされて床板と同じレベルになっていますので言われないとわかりません。お店の方が敷物をぺらっとめくって枠を見せて下さいました。でも今使わないものでもそうやって保存してあることが大事ですよね。
店舗と住居部分の間にある階段はその頃にはありがちな急勾配でしてほとんど梯子を上る感覚です。とにかく防火地域に建っている木造の違法建築(!)なのでいろいろ制約があり、二階は店舗として使うことは認められず、誰が何人二階にいるのか常に把握しておく義務がお店側にあるそうで、見学する際には名簿に記名する必要があります。(私たちは案内して頂けたのでそのまま上がらせてもらいました。)
上がってすぐのお部屋は簡素な印象だったのでそう申し上げましたら、従業員の人達の部屋だったのだとか。でも天井は高―い。中には古いタンスなどが展示されています。ドでかい石碑の拓本などもありましたけど、それは寄付を受けた学校の顕彰碑なのだそうです。その辺りのお話はコチラをご覧下さい。
一緒に行った次女は書道が好きなので拓本にはじいっと見入っておりました。
でもこれらも一階の店舗部分に置きっぱなしで「好きに処分していいよ」と言われたとか。ダメだってば!棚には骨董が並べられていますが、これは誰かのコレクションで梅津さんのものではなかったような…。いろいろ記憶が曖昧です(笑)。
先年旧相馬邸も見学したことがあり釘隠の果てから手の込んだ作りに感嘆しましたけれど、一方で昔のお金持ちは社会貢献にも力を入れたんだな、とここでも実感しました。最近のお金持ちはどうなんでしょうね。知らないだけなのかしらん?でも貢献のスケールもデカかったらもっと報道があるような気がする。小粒者めえーー。(偏見)
従業員用のお部屋が二間、その隣の建物の角のアールがついた部分にある部屋は打って変わって華麗な応接間でした。家具調度は当時のまま、カーテンは東京の白木屋から取り寄せたもの、床のじゅうたんも当時のものだそうです。そこから右に曲がると床の間付の和室が二間。続き部屋になっています。こちらは客間ですかね。しつらえが違います。翌日開催される落語会のセッティングがされておりましたのでなんとなく踏み込んで細部までじっくり観察するのは憚られ・・・そそくさと退散してきましたが、炉も切られていてお茶室としても使える部屋だそうです。また行く機会がありますので、その時は心行くまでガン見しよう(笑)。そうそう、落語会も本当は聴きたかったのですけれど昼1時開演、終わりは3時くらいにはなるとのことで、涙を呑んで帰ってきましたわ。

出来れば2泊したかった!

2015年01月28日 00時03分00秒 | 旅行
報告が遅くなりましたが、函館旅行は大変楽しゅうございました。
いわゆる観光地にはほとんど行かなかったのですけど、ひし伊さんは「おお、函館だあ」と思わず言いたくなる古い建物のカフェで、アンティークショップの「古きものなどなど」さん共々堪能してきました。
私サイズの着物は無いのがいつものことながら残念でしたが、アンティークでは仕方のないこと。同行女子の皆様は盛り上がっておられたのでよしとしましょう。

函館といっても、街全体がノスタルジックなわけではなく、元町周辺以外は案外普通です。とはいえやはりところどころに古い建物が残っていたりするのはさすが歴史の街。20年近く前に私が住んでいた時には、千代台のオーシャンスタジアムの近くの住宅街にいい感じの御宅があったのですが、今も建っているのでしょうか。あと、近所だった亀田八幡宮には戊申戦争の弾跡が残っている建物があります。まさしく古戦場の上に住んでました(笑)。
そうそう、主な目的の「はこだて工芸舎」さんの建物も素敵でしたよ~。今は防火地域だとかで(そりゃそうだ!商店街の中の建物です)最後の函館大火のあと、どさくさまぎれに木造で建てちゃったんじゃないかと、工芸舎の方はおっしゃってました。もとはお酒や食品卸の梅津商店さんのお店で、本店が移転したあとご家族のおばあちゃまがおひとりで住んでいらして、元の店舗部分はほぼ物置だったそうです。本社がそのままであれば建て替えられるなり改造されるなりしてしまったのでしょうが、そういう事情で古いまま残っていたとか。大きな窓の硝子(まさにこういう雰囲気)も当時のままで、歪んでいるのが味がありましてね。でもただ古いまま残してあるだけではなくて、案内してくださった店主さんのご主人である陶芸家の堂前さんが一枚一枚焼いたという10センチ角くらいのタイルが敷き詰められてある通路(相棒の記事の写真をご覧下さい)だとか、全体の雰囲気がそりゃもう、まさに夢の具現です。ああ、また函館に住みたい。というよりも、あんなお店を作りたい。

ま、ここまでがノスタルジック函館探訪。あとはリサイクルのビッグバンとオフハウス、ラッキーピエロでハンバーガー食べて、ミートハウスの激安焼肉弁当を食べて、なーんて、お仕着せツアーならば絶対やらない旅行でしたわ。ビッグバンでのお買い物は三重紐と男物の袴。オフハウスでは天然石のネックレス。
三重紐は長女の成人式の際に「あると振袖の帯結びには便利なんだけど」と教えてもらったので、現物を初めてみて「おうっ」と800円で買ってしまったのですが帰ってきて調べてみたら、ネットの方が安かった・・・。ちゃんと調べないとね。いや、以前探してみたのですけど値段のことはすっかり忘れていた。まあいいや、次女の成人式はこれでOKじゃ。長尺の半幅帯もこれを使うと華やかに結べるみたいですよ。(←他人事)

相棒が試着写真を載せてくれたビッグバンの紬の訪問着ですが、何年か前ならば絶対バッチリはまったのでしょうけど、今はちょっと似合いません。全体にもっさり体型に拍車がかかったせいもあるでしょうけど(笑)多分他にも要素も絡むんでしょうね。皆さんは褒めて下さいましたが、自分では納得がいきませんでした。着物自体は何年経っても着られますが、やはりその時節の花というものがそれぞれ有るのだろうと思います。とはいえ変わらず着続ける着物もあるもの。今回着ていった着物は自称「平成女文士着物」(おこがましい!)の片身代わりと男物のお召しの羽織です。どちらも今の気分で着れる着物ですね。元が男物だからかなあ。

モモンガコートと羽織の組み合わせ考察

2015年01月27日 22時37分34秒 | 着物と小物
こんばんは。なな吉です。

ふだん着物に合わせやすいモモンガコートをやっとこさゲットしたワタクシですが
はて羽織の上に着ても大丈夫かしらと思い、ちょっと試着実験してみました。

実験に使用したのは土曜日に買ったばかりの500円羽織です。
多分私が持っている羽織の中で一番身丈が短いであろうと思われるので。


分かりやすいように着物は黒地のものにいたしました。
分かりにくいでしょうが、半襟も名古屋帯もついでに帯揚げも麻の葉柄です。

早速モモンガコートを上に着ましたよ。前からはこんな感じです。



写真ピンぼけですいません。。
ちらりと羽織の裾が見えてますが、まあ許容範囲でしょうか。そして後ろ。



コートの後ろの膨らみに収まっている模様です。
この羽織の丈ならなんとかコートの中に着ても大丈夫そうですね。

次回はもっと長い羽織でチャレンジしてみようと思います。

そして羽織紐は前回同様S管であとづけ出来るものにしました。


これね、100円で買った羽織についていたものなのです。
その羽織はサイズが大きすぎたのですでに手放しましたが。


衿あきが着物にぴったりで袖が手の甲まで隠れる長さ(になるのは私の腕が短いから)
木綿やウールの着物に合わせても素材感がほど良くてまさに求めていたコートです。
ちなみにas know asというブランドのものでした。