テレビで秋田の雄物川のスイカの話題を見て想い出しました
学生時代に雄物川流域の灌漑用水の開発事業の一環で
開渠の流量測定実習をしたことがありました
秋田県の横手市に行きました
水利事務所を基点に毎日こんなジープのワゴン車で出かけました
広大な田んぼが広がります
その中を通る用水路です
上が開いているので開渠(かいきょ)と呼んでいました
この水路の水量を計るんですが
ちょうどこんな感じ↓でスクリュー式の流量計を
水深を変えて測定しました
一定間隔でブザーが鳴る装置だったのでその数を数えるのです
開渠を流れる水は断面積を見ると一定ではなく
上は空気との摩擦で、下は水路の抵抗や、底は水草の抵抗等もあり
流れる速さが違いました
測定結果を持ち帰り、夜遅くまで電卓で計算して表を作成しました
監督さんは私たち学生が計算した表を全部検算しておられました
まだコンピューターが無い時代でしたから、そろばんも併用しておられました
いろんな場所の水量を測定するのに各地に出向きました
ジープの運転手さんは元消防車の運転手だった、という人で
ブーッとふかしては惰性で走り、またブーッとふかす走りの人でした
確かメガネをかけててぬぐい下げていて、宇野重吉さんに似ていましたよ
途中で見知らぬおばさんが手をあげて車を止めたと思ったら
「スイカ食べんかね」と割れた大きなのをくれました
なまあたたかかったですが、美味しかったです
そんなことを想い出しました
2週間くらいいたと思うんですが、休日は自由だったので
自転車を借りて横手公園へ出かけました
朝、寮のおばさんが大きな、大きなおむすびを作ってくれました
横手公園からの眺めがよかった記憶がうっすらあります
お城の記憶はありません
現在、横手城では桜もきれいだそうですね
また行ってみたいなあ、、、と想い出していました
当時一緒に行った諸君、お世話になったみなさんはどうして
おられるのかなあ、、、、。
※写真はすべてイメージです