八重洲 FT-1011 分解-2

　前回のFT-1011分解記事後、もう少し調査を実施しました。

①LPF　ﾕﾆｯﾄ　各リレー動作確認

　写真左のLPFﾕﾆｯﾄ　7×２　14個の動作確認をﾊﾞﾝﾄﾞ切替を行い動作

　することを確認、動作が正しいか分かりませんが、各リレーが

　動作することを確認しました。

②送受切替リレー確認

　受信用の出力とANT入力にテスターを入れ導通確認、受信時ON

　送信時OFFを確認しました。

③アンテナチューナー切替用リレー確認

　無線機前面のアンテナチューナーON⇒OFFで動作確認OKでした。

④PA　ユニットの出力確認　

　　　　出力つまみ　MAX　　　MIN

　1.8M　　　　　　　2.5W　　2.5W

　3.5M　　　　　　　6W　　　6W

　7M　　　　　　　　8W　　　8W

　18M　　　　　　　19W　　　19W

　21M　　　　　　　16W　　　16W

　28M　　　　　　　16W　　　16W

　でした。

⑤PA　ユニットの入力確認

　最小　５Wのレンジで電力測定不能？？

⑥無線機の送信周波数が正しいかチェック

　１０M　１８Mで他の受信機で確認OKでした。

今回は時間の関係でこれまで、PAユニットの入力が弱いと思われますが不明！！

ファイナルの　電流（IC）及び電圧はほぼ正常みたいですが？？

電力調整用のVRを回しても、出力の変化が無いのも気にかかります。

　By　JA3TMJ　

 

八重洲無線 FT-1011 分解しました。

　受信は異常ないのですが、送信出力が　各バンドとも２０W（定格１００W）しか

出なくなったFT-1011の故障個所を探すため分解しました。

上蓋を外すと各ユニットはプラグインになっています。ユニットのジャックの接触不良

が考えられるので、各ユニットの抜き差しを実施しましたが変化なし。

前面パネルの出力調整用のVRを回すと、最大２０Wまでは変化しますが、VRの位置と

出力は比例しません。

次に一番怪しい、ファイナルユニットの確認ですが、先ず電源ケーブルの取り外し

電源電圧は１３．8VでOKでした。同軸ケーブル４本も外しました。

どうにかファイナルユニットが見られたので、テスターでファイナル、。ドライブのＴｒ

各２個の抵抗等を測定ほぼ２個とも同じ抵抗でした。（故障しているかは、不明）

無線機に電気を入れてテストをしたいのですが、ファイナルユニットを見るだけで、

電源線２本、同軸ケーブル４本を外して初めて見えたので、簡単に通電してでの

チェックは出来そうにもありません。

　　By　JA3TMJ