UKに参加していた、伝説のJAZZ&ROCKギタリストのAllan Holdsworthが世に出た実質的デビュー作がこれ「Tempest」(バンド名=アルバム名)。JAZZ・ROCKの伝説的バンドColosseumの創設者であるドラマーのJon HisemanとMarc Clarke(B)がColosseum解散後に立ち上げたバンドで、当時としてはとてもProgeressiveでギターがバカテクだけでなくリズム隊も相当な技巧派で73年の制作とは思えない品質。すでにこの頃Holdsworthのギターテクは常軌を逸していてソロは速いしコードはほかに聞いたことのない(ロックの世界では?)ユニークさです。時代を反映してか曲によってはクリームっぽいブルースロックもありです。
Holdsworthはここでも1年持たずにすぐ脱退。ずバンドに落ち着かない性格はすでにこの頃から。このバンドで一緒に脱退したヴォーカルのPaulWilliamsとは後年IOUというHoldsworthのバンドで再び共演することになります。
ちなみに、この後HoldsworthはSoftMachine、Gongとプログレ街道に入り、その後80年代からJAZZ寄りになっていきます。Jon HisemanはGary MoorとColosseum?をやった後、妻のBarbara Thompson のバックバンド。Marc ClarkeはちょこっとMountainやUriah Heepの仕事もしていたそうです。
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