Prog-ING日記

現在進行形Progressive Rockを中心に音楽や本の話題、日頃の楽しい出来事を掲載

PorcupineTree と Frost

2006-12-24 16:36:29 | 音楽

久しぶりに音楽ネタです。元々はプログレ紹介サイトなんだよね。

しばらく、イギリス以外のプログレッシブを追いかけていたが、今年は本家イギリスのバンドの復権を思わせるバンドを2つ見つけることが出来た。

1つめがPorcupineTree。10年以上活動しているバンドらしいが、前作あたりから当たりが出始め、今作「DeadWing」で高い評価を得たらしい。ヴォーカル&ギターのステイーブン・ウイルソンのワンマンバンドらしく、全曲が彼のペン。言い換えると彼の世界観を表したバンドという事だ。テクニカル系ではないので、すばらしいギターソロとかは無し。ただし音色作りに対するステーブンのこだわりはなかなかの物で、ハードロック系のリスナーにも受ける音世界を作っている。ただし、決してハードロックバンドではなく、結構アコーステイックの曲が多かったりするのだが、ダークでヘビーな音作りがウマイのでそういう風に聞こえるのだ。

いいバンドはリズム隊がしっかりしている物だが、PorcupineTreeもドラムス&ベースがパワフルかつウマイのでリーダーのギターが「センスは良いけどうまくはない」でもきっちり聞ける音になる。このバンドにはあとキーボード奏者がいるのだが、彼の仕事は大半プログラミングと背景音・効果音作りのようだ。

結構気に入ってます。人見記念会堂も行きました。(会場の低音の処理がイマイチだった)

もう一つがFrostのMillionTownというアルバム。キーボード担当をしているソングライターがアルバム1枚分の曲を作っちゃったので、IQのリズム隊とアリーナのギターを引っ張り込んで作ったプロジェクトもの。結構、ことしの「拾い物大賞」的な奇跡的に出来の良いアルバムだと思います。

傾向は先に紹介したDeadWingに近いサウンドですが、こちらの方がトーンが明るく、キーボードが活躍して一時のYesみたいねフレーズも入っています。ギターのジョン・ミチェルがなかなかクリアーでのびのある良いギターを弾いてくれてます。

 



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