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J_P NEWSIC BLOG

音楽投稿サイト「Eternal Wind」のステキな音楽とJ-Poperの気になるニュースをお届けします。

吹楽オススメ&思い出の一曲 <スカンジナビアン・コネクションの巻>

2005-01-03 06:10:47 | 吹奏楽
せっかく新たに「吹奏楽」のカテゴリーを設けたので、僕の吹奏楽思い出の曲や最近ヘビーローテーションな吹奏楽CDなんかをチョロッと紹介していこうかなぁと思いますです。


今回は、最近ヘビーに聴きまくっている一枚、「The Scandinavian Connection(輸入盤。詳しくはコチラ♪))を紹介しようかなぁと思います。



このCDには、オランダの作曲家ヨハン・デ・メイとデンマークの作曲家ソーン・ヒュルゴーの二人の作品が詰まっています。デ・メイは吹奏楽中心の、ヒュルゴーは北欧の映画音楽中心に多彩に活動されている作曲家です。 …多彩って言葉、ちょっと憧れちゃうかも(^^ゞ


一番の聴き所はトロンボーンをフィーチャーした「T-ボーン・コンチェルト」。骨付き肉のステーキを意味する「Tボーン」とトロンボーンをかけて名付けられたこの曲は、<レア><ミディアム><ウェルダン>の三つの楽章で構成されています。大編成のはずなのに室内楽のように落ち着いて聴けるような感じに仕上がってるんじゃないかなぁと思います。特に第三楽章の<ウェルダン>はバロック音楽のような響きがあって、バロック好きな僕にとってはたまらないなぁと(^^ゞ


このCDを購入したての頃はTボーンばっか聴いていたんですが、最近はTボーンと同じデ・メイ作曲の「マドゥローダム」にはまっていたりします。この曲は、オランダのハーグ近郊にあるミニチュア都市(日本で言う「東武ワールドスクエア」みたいな感じかなぁ… こんな感じなんだそうですよ♪)を描いたもので、8つの短い曲で構成されています。曲そのものも、始めの主題部分ではかわいらしい感じに仕上がっていて微笑ましくなってしまうのですが(笑)、段々後半に向かって壮大に展開していく所が良い感じです♪ 


ヨハン・デ・メイは交響曲第一番「指輪物語」の作曲者として吹奏楽ファンの間で知られている方だと思うんですが、そんな壮大な曲を描くデ・メイとはまた違った一面が、このCDに詰まってるんじゃないかなぁと思います。カップリングのヒュルゴーさんの作品も、(映画音楽を手がけていらっしゃるだけに)聴き所満載な曲ばかりで良い感じです(マーチ好きな僕は「マーチ・アメリカーナ」がツボだったり)。これは買って損しない一枚だなぁと、最近になって思ったですよ(笑)♪



〔収録曲〕
1.コンチネンタル序曲(ヨハン・デ・メイ)
2.マドゥローダム(同)
3.T-ボーン・コンチェルト(同 Tb:クリスチャン・リンドバーグ)
4.マーチ・アメリカーナ(ソーン・ヒュルゴー)
5.ハンス・クリスチャン・アンデルセン組曲(同)
6.チボリ祝祭序曲(同)

吹奏楽クイズに挑戦ですっ

2004-12-11 02:06:45 | 吹奏楽
最近フッと湧いてきた吹奏楽熱。いつまで続くのかは分かりませんが、とりあえず今吹奏楽っぽい曲を作り始めた所なので、完成するまではどうか冷めないで欲しいなぁと思うところです^^;


さて。また例の如くネットで吹奏楽の話題を探しにプラプラとさまよっていたら、すいそ~がくクイズなるものを見つけました。もうかれこれ4年も吹奏楽から離れていたのですが、自分にはどれだけ吹奏楽の知識が残っているのかを試そうと思い、全部トライしてみましたです。結果は… 初級クイズ二つと作曲者はパーフェクトで用語とマニアック問題が6割、という感じに。しばらく離れてはいましたが、結構覚えているもんなんだなぁと思いましたです。


しかし、最近のバンドジャーナルを見たときに知らない作曲家の曲が吹奏楽コンクールの自由曲で流行っているのを見ると、やっぱり4年のブランクって大きいものなんだなぁと思ってしまうのです。吹奏楽コンクールの様子が笑ってコラえてで取り上げられたり、いつの間にかNHK-FMの「ブラスの響き(吹奏楽専門の番組)」が終わっちゃってたり、一時休刊になっていたバンドピープル(吹奏楽専門誌)がネットで名前を改めて復活したり… 


時代はかわったんだなぁとしみじみ思う、ちょっぴり哀愁モードな今日この頃です。

吹奏楽の父、死去

2004-12-09 17:15:46 | 吹奏楽
再び吹奏楽熱が湧いてきた今日この頃。吹奏楽の今の様子はどんなものかを知ろうといろんなサイトをのぞいていましたら、ショッキングなニュースが飛び込んできました。「吹奏楽の父」とも呼ばれている指揮者のフレデリック・フェネル氏が、12月7日未明に90歳でお亡くなりになったのです(こちらのサイト[佼成出版社]参照)。


フェネル氏は1952年、イーストマン音楽学校内に世界初のウィンド・アンサンブルとなった“イーストマン・ウィンド・アンサンブル”を創設された方です。もちろんその前にも吹奏楽というのは存在していたと思いますが、コンサート向けの編成を組んだのはフェネル氏のイーストマン・ウインドアンサンブルが初めてになります。そんなフェネル氏、日本でも多く活躍されていて、東京佼成ウインドオーケストラの指揮者なども勤めていらっしゃいました。


僕がフェネル氏の名前を聞いてパッと思いつくのはドラゴンクエストだったりします^^; なんせ、フェネル氏が指揮をとった金管アンサンブル版のドラゴンクエストを聴いたのが、僕が吹奏楽や金管アンサンブル、そして音楽そのものにのめり込んでいったきっかけの一つなんです(ブラス組曲「ドラゴンクエスト」)。演奏そのものは賛否両論ですが、彼の魂がぎっしり詰まったものに仕上がってるんじゃないかなぁと、聴いていて思いました。


吹奏楽に多大な貢献をされた方がお亡くなりになってしまってショックですが、心からフェネル氏のご冥福をお祈りします。今まで本当に、ご苦労様でした。