ただの映画好き日記

観た映画と読んだ本の自分用メモ。

グッド・シェパード

2008-11-24 | 映画 カ行


1961年、キューバのカストロ政権転覆を目論んだピッグス湾侵攻作戦がCIA内部の情報漏れで失敗し、指揮をとったベテラン諜報員エドワード・ウィルソンは窮地に立たされる。 第二次世界大戦前夜、イェール大学在学中に秘密結社スカル&ボーンズに勧誘されされたのを機に、この道に足を踏み入れて以来、戦中、戦後と優秀な諜報員として暗躍してきたが、その陰で妻と息子は孤独な生活を強いられていた…。 作戦失敗の数日後、作戦を指揮したエドワードの元にCIA内通者と敵側スパイと思われる男女が映ったテープが届く。彼は部下のレイにその分析を依頼するが……。

グッド・シェパード 2006年/米/ロバート・デ・ニーロ




始まりら終わりまで、ずーーっと海の底にいるような、そんな感覚に陥る映画でした。
マット・デイモンの表情や台詞のトーンが一定だからだと思いますが、それ以上に、気持ちの底では物凄く蠢いているはずなのに、それを出さずに生きなくてはならない姿に、緊張感を伴いながら息をひそめて海底を歩いている感じがしてしまいました。

時間が長いワリに、エドワードとCIA、エドワードと息子の繋がりがあっさりとしか描かれておらず、ここは人間味を描いてもよかったんじゃないかな~と思います。
それと、後半、登場人物が整理できなくなってしまい、ちょっと飲み込めなかった、です・・・。
でも、もう1回観るのも、う~~~ん(笑)。

さてさて、マット・デイモンちゃま、ちょっと父親に見えなかったのが残念ではありましたが、唯一、声を荒げ感情を吐露するシーンはよかったですね~。
アンジェリーナ・ジョリーはメイクも表情もきちんと年を重ねていて違和感がなかったですし、いや~、ウマイですね。

デ・ニーロの監督なんですねぇ。
雰囲気はとてもいいなぁと思ったのですが、深さみたいなものが欲しかったなぁ~と思いました。
もう2~3作、撮って欲しいですね。

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