ただの映画好き日記

観た映画と読んだ本の自分用メモ。

フーテンのマハ/原田マハ

2018-06-04 | 本 女性作家


  フーテンのマハ

  原田 マハ 著     集英社文庫 / 2018.5



  とにかく旅が好き!食、陶器、絵画、鉄道など目的はさまざま。
  敬愛する寅さんにちなんで“フーテン”を自認し、日本のみならず世界中を飛び回る。
  気心の知れた友・御八屋千鈴氏や担当編集者を相棒に、ネタを探して西へ東へ。
  『旅屋おかえり』や『ジヴェルニーの食卓』が生まれた秘密は旅にあった!  
  笑いあり、感動ありの取材旅行エッセイ。
  さあ、マハさんと一緒に旅に出かけよう。






面白かったです!
好きな作家のエッセイも読まない私が、タイトルに惹かれて予約して購入しました。
フーテン…、旅だよねー!マハさん、もちろんアート系だよねー!と読む前から興味津々でした。

フーテンはフーテンなのですが、多くは“ぽよグル”なるお友達とのグルメ旅のお話…。
私自身、一人旅派で、お腹を壊しやすいのでグルメはメインには置かない派(?)のため、正直、興味を失いかけました。
でも、笑わせてくれます!何度も笑ってしまいました!
旅って、本当に珍道中なんですよね。
地元との方との出会いやらなんやら、ぽよグルもとても楽しく読ませていただきました。

パリのお話もゴッホのお話(泣けたー)も、こちらは期待通りのワクワク感があり、と言いつつ、アートに興味のない私ですが、マハさんの作品をぜひ読みたいと思いました(『楽園のカンヴァス』は面白かった記憶がある)。
そして、最後に、お父様のお話は涙涙でした。
「いってらっしゃい」で見送れられたお父様は、本当に愛されていたのだろうと思いました。
私の場合は愛犬ですが、旅立つ瞬間は「ありがとう」と「いってらっしゃい」で見送りました。

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