ただの映画好き日記

観た映画と読んだ本の自分用メモ。

【アントワン・フィッシャー/きみの帰る場所】

2005-01-28 | 映画 ア行
すぐキレる水平アントワン。暴力事件を起こし、懲罰の一つとして精神科医への診察を命じられる。なかなか心を開くことができないアントワンだが、辛い幼少時代の話を吐露し、徐々に心を開き乗り越えていく。

泣きました。なんていうのでしょう、可哀想で泣くのではなく、ガンバレ!という応援の気持ちと、頑張ったね!という労いと尊敬の気持ちが涙となってあふれてきたとでもいいましょうか。
これは実話だそうで、初監督の仕事としては実話をここまでに仕上げたというのは素晴しいです。さすが、デンちゃん。

両親の記憶もなく、これまた酷い里親(昨日観た『ホワイト・オランダー』も酷かった)の環境下で育ち、えげつない経験を強いられ、心に傷を追っているにも関わらず、キレやすくも実直な心を持ち続け、乗り越える姿はとても立派だと思う。もしかしたら、大人になった今でも、良い子にしていれば母親が迎えに来てくれるって思っていたのかもしれないな。
実直だからこそ、乗り越える手助けをしてくれた先生や恋人に巡り合えたんだと思う。100%、実直であれ!とは言わないけれど、己の人生に恵みを与えてもらいたいのなら、素直で実直な心を忘れてはイケナイと感じさせられたりしたワケだ!!あはは~、ちょっちオセンチ。
でもでも、見つかった親類がいい人達で良かった。ホント、良かった。もし、お金目当てとかだったら救われないわ~。どーかいい人達でありますようにって、願いながら観てたわん。
緻密さには欠けるけど、そんなのは自分で考えて消化しちゃいなさい!というような高度な作品(??)と見受けた!!オススメです。

最近、すぐ泣けてきちゃうのよねぇ~。たぶん、映画の観過ぎ。感情をしまう暇がないんだわ。だから、すぐに出てきちゃうのよねん。

2002年/米/デンゼル・ワシントン
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2 コメント

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こんにちは。 (Ray)
2005-05-08 13:21:30
私もこの映画を観て、タイミングなのか感動しました。

アントワンが「お母さん」に言った言葉が印象的です。

実直に生きていかなければならない・・・とこういう映画を観た時は思いますが、継続はなかなか難しいです(汗)。

TBさせて頂きますね。

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Rayさんへ (izumi)
2005-05-08 22:22:12
こんにちは!

TB&コメント、ありがとうございます!!

感動しましたよね~。私、号泣でした・・・。

アントワンに頑張って欲しいっていう気持ちでいっぱいになりました。

ラストも良かったですよね。デンゼル・ワシントン、初監督の仕事とは思えませんでしたね。
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