1945年、スロバキアではファシスト党によりアーリア化条例が発令され、ユダヤ人排斥の波が押し寄せてきた。
うだつの上がらない大工のトーノは、ファシスト党の幹部である義兄に、ユダヤ人の店の管理を命じられる。
トーノが管理を任された店には78歳の老婆ラウトマンさんが一人で住んでいた。「法律によってユダヤ人の店は我々が管理するから、即刻出て行け」とは言えずに悩むトーノ。そんな中、トーノの友人がユダヤ人を守ろうとトーノを巻き込む。
心根の優しいトーノは自分が危険な行為をしようとしている事を分かっていながらもラウトマンさんを守ろうとするのであった。だが、義兄の言葉が頭をよぎる、「ユダヤ人を擁護するやつはユダヤ人より悪い」と。
そしていよいよ、ユダヤ人を収容所に連行する時がやってきた・・・。
1965年/チェコ/ヤン・カダール エルマール・クロス
序盤は皮肉を込めたコメディタッチで明るい雰囲気だった。
後半から徐々に暗さが増してきて、ラストはとても緊張してしまった。
ユダヤ人を虐殺したナチよりも、トーノの葛藤がテーマだったような気がする。
自分ならって考えてしまうし、ラストは感情移入してしまい、ふと、「あ~、私ならそうするんだ・・・」と、否応無しに気付かされてしまった・・・・・・・・。
うだつの上がらない大工のトーノは、ファシスト党の幹部である義兄に、ユダヤ人の店の管理を命じられる。
トーノが管理を任された店には78歳の老婆ラウトマンさんが一人で住んでいた。「法律によってユダヤ人の店は我々が管理するから、即刻出て行け」とは言えずに悩むトーノ。そんな中、トーノの友人がユダヤ人を守ろうとトーノを巻き込む。
心根の優しいトーノは自分が危険な行為をしようとしている事を分かっていながらもラウトマンさんを守ろうとするのであった。だが、義兄の言葉が頭をよぎる、「ユダヤ人を擁護するやつはユダヤ人より悪い」と。
そしていよいよ、ユダヤ人を収容所に連行する時がやってきた・・・。
1965年/チェコ/ヤン・カダール エルマール・クロス
序盤は皮肉を込めたコメディタッチで明るい雰囲気だった。
後半から徐々に暗さが増してきて、ラストはとても緊張してしまった。
ユダヤ人を虐殺したナチよりも、トーノの葛藤がテーマだったような気がする。
自分ならって考えてしまうし、ラストは感情移入してしまい、ふと、「あ~、私ならそうするんだ・・・」と、否応無しに気付かされてしまった・・・・・・・・。
ネットで調べたら、65年のアカデミー賞で外国語映画賞をとっていました。66年には主演女優賞にもノミネートされている。
未公開作品にもいいモノがありますねえ。65年だから商業的には無理だったんでしょうね。
面白いといっていいのか分かりませんが、とても考えさせられました。
主演女優賞、あの老婆の演技は凄かったですよ。ホントに緊張感でいっぱいになりました。
未公開だったんですか?
私はたぶん、外国語映画賞って事で録画したんだと思います。