ただの映画好き日記

観た映画と読んだ本の自分用メモ。

レット・ゼム・オール・トーク

2022-01-31 | 映画 ラ行
有名作家のアリス・ヒューズが大西洋横断の豪華客船で、ロバータとスーザンの旧友2人と共に忘れがたい旅をする。船の目的地イギリスでは、アリスが権威ある文学賞を受賞する運びとなっていた。アリスは大学時代の仲間と、かつての絆を取り戻そうとする。一方、一行のお守り役として同伴した甥のタイラーは、アリスの新しい代理人のカレンに心惹かれる。カレンは新作について探りを入れるため、アリスに内緒で船に乗り込んでいた。女たちが思い出話に花を咲かせ、冗談まじりに昔日の恨み節を言い合う中、アリスの待望の新作に根深い不信感を抱くロバータは、自らの私生活について多くを語ろうとしなかった。

レット・ゼム・オール・トーク 2020年/アメリカ/スティーヴン・ソダーバーグ




私の場合、こういったオシャレ(?)なラストは苦手なので、キッチリとした答えが欲しかったです。
まず、アリスの手帳が甥に戻るシーンは絶対に欲しかったです。
それによって、アリスの手帳をロバータが盗んだと判明するし、それによって、ロバータとアリスの最後の会話も判明し、両者の本性がハッキリしただろうと思うので。

結局、アリスがロバータにお金を払おうとしたということは、無断で作品にロバータを使ったということで、その後、ロバータにはなんの説明も謝罪もなかったのは作家だから許されると思っていたのでしょうか?
確かにお金を要求したロバータとはもう友達ではいられないですが、でも、ロバータの現状を見るとそれも仕方ないと思いました。
ロバータ自身、アリスの本のおかげで離婚させられ、どん底の人生になってしまったと思っているのだろうし、ずーっと繋がっていたわけではない友情よりも、お金の方が大事だろうなと思います。
なので、話し合いをした時に小切手をもらっておくべきでした(笑)。

友情ってなんだろうね?と思ったのと、環境が変われば経験値が増えて性格も多少変わるだろうし、いつまでも学生時代のままなのも気持ち悪いし、ただ、友達が困っている時や悩んでいる時には力になりたいと思うと思うので、アリスは結局、そもそも狡くて嫌な部分があったんじゃないでしょうかね?
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