博士と狂人

19世紀、独学で言語学博士となったマレーは、オックスフォード大学で英語辞典編纂計画の中心にいた。シェイクスピアの時代まで遡りすべての言葉を収録するという無謀ともいえるプロジェクトが困難を極める中、博士に大量の資料を送ってくる謎の協力者が現れる。その協力者とは、殺人を犯し精神病院に収監されていたアメリカ人、マイナーだった。

博士と狂人　2018年／アメリカ／P.B.シェムラン




いい映画だったと思います。
マレーの妻の発言が感動的で、当時の女性の立場からすると、かなりの勇気を出したであろうことは想像ができ、そして、ひたすら夫を支え家庭を守ってきたのだなと思いました。
またそれが、当時の女性たちの生き様であり、覚悟なのだろうと思いました。
マレーの妻無くして辞書はできなかったと言っても過言ではないのだろうと思います。

マイナーのPTSD（だと思われますが）は不運であり、そのマイナーに家族の大黒柱を殺されたしまった家族も不運であり、ただ、入院していなければ辞書編纂に携わることはなかったかもしれないし（あ、でも、病院にいなくても本に挟まれていたからそうても言えないか）、必然だったんだなーと思いました。
無事にアメリカに変えることができてよかったです。
ショーン・ペンの迫力に圧倒されました。