ただの映画好き日記

観た映画と読んだ本の自分用メモ。

マリアンヌ

2017-10-09 | 映画 マ行


1942年、カサブランカ。マックスとマリアンヌは出会った。極秘諜報員の男と、フランス軍レジスタンスの女。決して交わることのない人生を歩んでいたふたりは、ある極秘ミッションによって引き寄せられる。それは夫婦を装って、敵の裏をかき、ドイツ大使を狙う作戦だった。その後互いへの抑えきれない愛を確かめ合ったふたりは結婚。幸せな生活を過ごしていたが、ある日、マックスは信じられない話を聞かされる。マリアンヌに二重スパイの疑いがあるというのだった。

マリアンヌ 2016年/アメリカ/ロバート・ゼメキス




ロバート・ゼメキスなんですねー。
戦争映画?と思ったら、深い愛の映画でした。

ブラピとマリオンという贅沢すぎるキャスティングなのに特に盛り上がりもなく…、
スパイのお話なのにそれほど緊張感もなく…、もったいないなーと残念に思っていたのですが…。
クライマックス、徐々に緊張感が高まり、そして、パブのピアノの前でのシーンで一気に盛り上がりました。

その時のマリオンの演技がたまらなかったです。
今までにも彼女の演技には何度も感動させてもらいましたが、あの演技は初めて見たかもしれません。
「ごめんなさい」「許して」「仕方なかったの」等の自分を思う感情ではなくて、
マックスとアナへの深い愛情しかマリアンヌの心にはない、という表情と表現が本当に素晴らしかったと思います。
それまでの自由奔放なマリアンヌからは想像もしていなかった感情だったので、もう本当に言葉が見つからないくらい素晴らしく感じました。

また、映画自体も、それまでの盛り上がりや緊張感がなかったところに、ズンと重みを効かせた演出が素晴らしいなーと思いました。
正直、期待していなかったところに、残念だなーとまで思ってしまい、ロバート・ゼメキスさん、ごめんなさい…と思いました(笑)。

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