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鬱陶しい社会のしがらみから逃れ、孤島にそびえたつ古城を買い、そこで美しい若妻テレサと新たな生活を始めた中年男ジョージ。そこへ仕事でドジを踏んだらしい手負いのギャング2人組、アルバートとリチャードが不意に闖入してくる。深手を負ったアルバートは翌日死んでしまうが、野卑な大男のリチャードは我が物顔で振舞い、城に居着きだす。やがて臆病なジョージとは対照的に、何とテレサはその奇妙な同居生活を自由奔放に楽しんでいるような様子を見せ、男たちを驚かせるが……。
袋小路 1966年/英/ロマン・ポランスキー
『水の中のナイフ』に似ていたように思いました。
退屈や鬱憤にイラついている夫婦(特に妻)の前に現れる一人の見知らぬ男の登場により、マンネリ化している夫婦間のバランスが微妙に崩れていくという感じ。
この妻はどうしてこの夫と結婚したのか? お金のためでしょうね~。
でも、お城を買ってしまった夫は一文無し・・・。
人里離れた古城につまらない夫と2人きりで毎日を過ごす退屈な生活。
たまの来客の若い男に色気を振りまき退屈しのぎをしているアホな妻。
挙句、突如現れたギャングとさえも意気投合する困った妻。
夫はそんな妻に何も言えず、次第に夫にも鬱憤がたまっていき・・・。
途中までは妻が壊れていくんだろうな~と思ったけど、結局、夫が壊れてしまいます。
なんとも後味の悪い、解決の糸口さえもなかった結末だと思いました。
教訓? 若く美人な妻は決してもらわないように・・・、でしょうね。