六月のぶりぶりぎっちょう / 万城目学

六月のぶりぶりぎっちょう / 万城目学

文藝春秋（2024.6）



京都の奇跡、ふたたび。奇妙、珍妙、でも感動！マキメ・ワールド最高潮！！
その死体は信長―密室殺人事件に巻き込まれた私は、うっかり本能寺の変の謎に挑んでしまう…。
洛中女子寮ライフ―14回生以上との噂のある、女子寮の“お局様”の正体は！？
京都の摩訶不思議を詰め込んだ「静」と「動」の2篇。

三月の局騒ぎ
六月のぶりぶりぎっちょう





『三月の局騒ぎ』
これ、大好きです！！
キヨのその後を知りたい！
どうか、どうか、キヨの続編をお願いいたします。
本当に、本気でお願いいたします、お願い。
で、駅伝ってことは？新菜？あら〜、あっちに繋がってるんですすねー。
新菜のお母さんが若菜ってことですね。
こういうところ、ホント、万城目学はやめられません（笑）。


『六月のぶりぶりぎっちょう』
うーん、ちょっとどうかなー？というところでした。
咄嗟に、『バベル九朔』の印象が出てきてしまって、万城目作品の中で唯一、馴染めなかったお話だったので、拒否反応が出てしまったかな？とも思います。
で、最後、幻の世界が終わったのに、鴨川にまでその織田信長が出てきちゃうのが、どうかなー？と思いました。
ただ、ヤスケとソフィーのシーンが欲しかったのなら、それも致し方ない…って感じですが、どうでしょうね？
そして、『八月の御所グラウンド』の続編だと思っていたのですが、京都を舞台にした…という続編ですね。
特にお話が続いているわけではないです。
ただ、京都女学館、大阪女学館、奈良女学館の大和会、なんか、覚えてるぞ！と思ったら、『鹿男あをによし』ですね（鹿男では大和杯でした）。
そちらの方が続編の意味合いがあるように思いました。

とにかく、キヨの続編をお願いします！