『tokotoko』

Fortune comes in at the merry gate.

篠田桃紅さんの『103歳だからわかる。生きているかぎり、人生は未完成。』

2016-02-20 | ひと
私は<墨>が好きで、
篠田桃紅さんも、大好きです。

その篠田さんの言葉に
「生きてるかぎり、人生は未完成。」があります。

百年以上生きても、人生は未完成なんだな・・・と思うと、

私なんて、まだまだまだまだ、
全然まだまだだな、と思う今日この頃です

大切な2冊。

 

『百歳の力』は、篠田さんの自伝です。
103歳の今も尚、前衛美術家として活躍される篠田桃紅さんの、人生の本です。

生まれは、大正3年です。
戦中に生死をさまよう大病を患い、完治すると、
戦後の厳しい時代に、単身渡米されます。

そして、ニューヨークの美術界で絶賛されるのです。

第3話、第4話に、こんなことが書いてあります。

<<人間としてできることはもう全部やっちゃったみたい>>
人生何がよかったかなんて分からない
学校はお手本通りにできる人を褒める。でもそれは複製=偽物をつくっているだけ

<<人生というものをトシで決めたことはない>>
基準や規格に従わない
試練に堪えてこそ、腕が磨かれる

試練に堪えてこそ、腕が磨かれる。・・・重い言葉です。

第6話には、人生の予測は立てられない。
自分の世界を広げないのは、人としてもったいない・・・と書かれています。

篠田桃紅さんの、墨や金箔などで大胆に描かれる抽象画は、見事です。
そこに、桃紅さんの人生が重なります。

すごい先輩がたくさんいます。

今日の素敵なひと

『学びの、大事な場所~手紙社』

2016-02-20 | 
<学び>と<和み>の為に通っている、大切な場所です



<インターネット>という場所で、誰もが発信者になり、

0.1mmくらいの幅のところに、
ウヨウヨウヨウヨと、何だかわからない情報が積み重なって、

善意と悪意の境界線も、真実とウソの境界線も、
ものすごく曖昧になり、

その曖昧さ具合にまた、
ウヨウヨな情報が重なってしまうようになって、

自分なりの、自分にとっての『真実の場所』は、
『信じられる人』は、

自分で見つける必要がうまれてしまいました。

たくさんの情報を、集めるサイトもできたし、
たくさんの情報を、精査しようとするサイトもできたけど、

そういうサイトも、1本300円だったり500円だったりで、
検索して書いてください・・・と、ツイッターなどで募集されている。

恵まれているけれど、豊かではない。



だからこそ、大事な場所が必要です。
信じられる情報を、信じられるひとを、教えてくれる場所が

『五百羅漢』

2016-02-20 | さんぽ
つい最近、村上隆さんの五百羅漢を見て、
ズシリと影響を受けてしまったので、



喜多院にある<五百羅漢>に行ってきました。



左「明日は、雪が降るらしいよ」
右「え~やだぁ・・・」



「いやぁ・・・おいしかったなぁ・・あのみそ団子」



「疲れたなぁ・・・肩、こりっこりだよ」



「早く終わらないかなぁ・・・」



「またおいで」

と言われたような気がする、優しい顔



<五百羅漢>とは、仏教で供養尊敬を受けるに値する500人の人々のことを言います。

川越の<五百羅漢>は、
日本三大羅漢のひとつでもあり、壮観です。

みなさま、ぜひ!!