評価:★★★★☆【4.5点】
東日本大震災における福島第一原発事故発生から5日間の様子を
取材を基にリアルに再現した本格ドラマ。
原発事故とゴジラを入れ替えたら、まんま『シン・ゴジラ』(笑)
◇
大津波によって未曾有の被害を出した東日本大震災。
追い打ちを掛けるように福島では深刻な原発事故が発生、
日本列島は重大な危機を迎えた。
本作は、そんな2011年3月11日からの5日間に焦点を当て、
情報不足と混乱の中で事態の対応に当たる政府官邸の様子を、
真相を追う新聞記者の視点を軸に再現したドラマ。
<allcinema>
◇
これは今見るべき映画だと思い知らされた。
当時の政府官邸、東電の混乱ぶりが手に取るように分かる。
登場人物も閣僚から官僚まで当時のままの実名扱いなので
すんなり頭の中に入ってくるのがいい!
それまで、メディアの情報のみで右往左往していた我々も
この映画のお陰で、その情報の奥にあったものとはなにか
全ての情報を操作していた本当の“ラスボス”は誰なのかが
分かり、胸に刺さっていた棘がポロッと取れた感じだ。
(それって、何かの映画のセリフだろ)^^;
当時、民間企業に政府が介入し指示系統に混乱を起こしていると
そんな風にニュースで聞いた記憶があるが
この映画を観た後では、それが如何に違っていたか
まったく情報が降りてこない状況のなか、政府の取った行動が
単に暴走していただけとは言えないのだ。
菅元首相も、この映画のお陰で少しは気が楽になったかしらないが
少なくともワタシは貴方に同情してしまう人間のひとりでした。
【今週のツッコミ】
・この映画を観たら『シン・ゴジラ』の石原さとみのことが
ますます、あり得ないキャラだったと再認識できた^^;
・さすがに「ラーメン伸びちゃったよぉ」のセリフはない。
こちらの方が真に迫っていたからだろう。
・本作、重要なセリフが飛び交うが、たまに聞き取れないセリフが。
これは音声さんの問題か?はたまた意図的?(←違います)
・東電本社にヘリで直行した菅首相が目の当たりしたモノとは
巨大モニターに映し出される各地の情報網だった。
「これは一体どういうことか!」と激怒した菅首相。
このモニターの件は、後に当時の情報番組で流れてましたね。
・つまりは初動段階で官僚や東電らにハブられていた当時の閣僚。
ワタシはこの扱いの方が気になって仕方なかったわ。
・水素爆発した一号機への海水注入や中断の指示も出してないらしい。
これらすべては東電上層部によるものだったとか。菅憐れ。
・本作のオフィシャル・サイトにスピンオフ物語3話があるが
映画をより深く知る意味で、この短編を観ることをお薦めしたい。
----------------------------------------------------
監督:佐藤太
脚本:長谷川隆
音楽:ミッキー吉野
出演:北村有起哉/袴田吉彦/中村ゆり/菅原大吉/三田村邦彦/
『太陽の蓋』
東日本大震災における福島第一原発事故発生から5日間の様子を
取材を基にリアルに再現した本格ドラマ。
原発事故とゴジラを入れ替えたら、まんま『シン・ゴジラ』(笑)
◇
大津波によって未曾有の被害を出した東日本大震災。
追い打ちを掛けるように福島では深刻な原発事故が発生、
日本列島は重大な危機を迎えた。
本作は、そんな2011年3月11日からの5日間に焦点を当て、
情報不足と混乱の中で事態の対応に当たる政府官邸の様子を、
真相を追う新聞記者の視点を軸に再現したドラマ。
<allcinema>
◇
これは今見るべき映画だと思い知らされた。
当時の政府官邸、東電の混乱ぶりが手に取るように分かる。
登場人物も閣僚から官僚まで当時のままの実名扱いなので
すんなり頭の中に入ってくるのがいい!
それまで、メディアの情報のみで右往左往していた我々も
この映画のお陰で、その情報の奥にあったものとはなにか
全ての情報を操作していた本当の“ラスボス”は誰なのかが
分かり、胸に刺さっていた棘がポロッと取れた感じだ。
(それって、何かの映画のセリフだろ)^^;
当時、民間企業に政府が介入し指示系統に混乱を起こしていると
そんな風にニュースで聞いた記憶があるが
この映画を観た後では、それが如何に違っていたか
まったく情報が降りてこない状況のなか、政府の取った行動が
単に暴走していただけとは言えないのだ。
菅元首相も、この映画のお陰で少しは気が楽になったかしらないが
少なくともワタシは貴方に同情してしまう人間のひとりでした。
【今週のツッコミ】
・この映画を観たら『シン・ゴジラ』の石原さとみのことが
ますます、あり得ないキャラだったと再認識できた^^;
・さすがに「ラーメン伸びちゃったよぉ」のセリフはない。
こちらの方が真に迫っていたからだろう。
・本作、重要なセリフが飛び交うが、たまに聞き取れないセリフが。
これは音声さんの問題か?はたまた意図的?(←違います)
・東電本社にヘリで直行した菅首相が目の当たりしたモノとは
巨大モニターに映し出される各地の情報網だった。
「これは一体どういうことか!」と激怒した菅首相。
このモニターの件は、後に当時の情報番組で流れてましたね。
・つまりは初動段階で官僚や東電らにハブられていた当時の閣僚。
ワタシはこの扱いの方が気になって仕方なかったわ。
・水素爆発した一号機への海水注入や中断の指示も出してないらしい。
これらすべては東電上層部によるものだったとか。菅憐れ。
・本作のオフィシャル・サイトにスピンオフ物語3話があるが
映画をより深く知る意味で、この短編を観ることをお薦めしたい。
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監督:佐藤太
脚本:長谷川隆
音楽:ミッキー吉野
出演:北村有起哉/袴田吉彦/中村ゆり/菅原大吉/三田村邦彦/
『太陽の蓋』
当時の首相補佐官だったという寺田氏のblog
http://www.manabu.jp/blog-entry/2016/05/24/442/
今日は The Legend of TARZAN を見た。☆4.
ジャングルブック(すべて室内撮りで背景も動物もCG)ほどではないがたぶんCGだらけなんだろうなぁ。ジェニー役のマーゴット・ロビーが良かったかな。
クリストフ・ヴァルツの悪役ぶりがいつもながらにくいね。
寺田氏の言う本作の件は面白かったです。
この映画は事実に基づくフィクションと謳っているので
うまく逃げ道作ってるな~と思いました(笑)
「ターザン」ご覧になったのですね。
なんと!ヒロインがマーゴット・ロビーでしたか!
予告編に出ていたのは彼女だったんですね。
綺麗な女優さんだな~と思ってはいたんですよ(笑)
ただ、問題はターザン役のスカルスガルドがイマイチ性に合わないってやつです^^;
見慣れてくると違和感なくなるんですね(笑)
夏休み中にチャンスがあれば観に行きたいです。