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TALK TO ME トーク・トゥ・ミー

2023年12月22日 17時11分38秒 | 映画 た行
評価★★★☆【3.5点】(P)



オーストラリア映画に新風を巻き起こした人気YouTuber。



母を亡くした悲しみを引きずっていた高校生のミア。
ある日気晴らしにと、SNSで話題の降霊会に参加する。
それは、手の形をした呪物を握り、“トーク・トゥ・ミー”と唱えると
霊が憑依するというもの。
ただし、絶対に90秒を超えて憑依させてはいけなかった。
ミアも実際にチャレンジし、
これまでに体験したことのないスリルと高揚感を味わう。
若者たちがスリリングなチャレンジに夢中になっていく中、
ミアの親友ジェイドの弟ライリーも降霊に挑戦するのだったが…。
<allcinema>



もうほとんど世界共通といえるティーンエイジャーたちの
おバカな行動が、時に取り返しのつかない結果となる典型映画。

今回は、ドラッグやS〇Xではなく降霊という新たなジャンルで
自分に霊を憑依させることで言いようのないスリルが味わえるという。
ただ、90秒以内という時間ルールがあってそれを守らないと
予想として、以降、霊に支配され続けるリスクがあるという。

ヒロインのミアは先日母親を亡くしたばかりで
父親とも会話がかみ合わず、家では気が滅入るほど疲弊しきっていた。

ある日、
友人といっしょに仲間内での降霊会に気晴らしとして参加してしまう。

酒が入りバカ騒ぎしていくなかでメインイベントの降霊会となり
参加したメンバー一様に降霊の快感を味わっていき大盛り上がりとなる。
ところが、最後に友人の弟に憑依した霊が
まさかの自分の母親ということに気づいたミアは動揺を隠せない。
母は死の真実を伝えようとしていたため90秒ルールを過ぎてしまう。

ここからですよ!
ルールを破った友人の弟は何かに操られ信じられない行動に出る。

この映画はオーストラリア製ということで
昨今、いまいち良作に恵まれなかった映画が多く過去の栄誉はどこに?
なんて時間が続いたけどここにきてやっとインパクトある作品の登場だ。

映像は綺麗でカメラワークも基本に沿って安定感があるし
ゾワゾワする恐怖感は徐々に効いてくるボディブローのような感じ。
出てくる霊たちのメイクはお金かかってそうだし
そしてなんといっても視点の斬新さがあってヒロインもキュート(笑)

ラスト10分は言いようのない絶望感につつまれますが
全編に於いてキレある演出はなかなかいいんじゃないでしょうか。
全米でスマッシュヒットを記録したというニュースもなるほど納得!



【今週のツッコミ】

・ミアにしか見えない数々の霊の特殊メイクがすばらしい!

・交通事故シーンで車内後席カメラの映像がリアルすぎて。

・生死を判断するには鏡は必須アイテム。

・母親の死の真実は語られた?聞き逃した?
 父親の関与は?ま、でもあれだけの重傷でよく生きられたな。
 元軍人さん?とっさに動脈押さえましたし。。。

・ミアを演じたソフィー・ワイルドの今後に要注目したい。

・双子の人気YouTuber、ダニー&マイケル兄弟監督の長編デビュー作。
 だからか!視点がいいはずだわ。
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監督:ダニー・フィリッポウ、マイケル・フィリッポウ
脚本:ダニー・フィリッポウ、ビル・ハインツマン
音楽:コーネル・ウィルチェック
出演:ソフィー・ワイルド、アレクサンドラ・ジェンセン、ジョー・バード

『TALK TO ME トーク・トゥ・ミー』




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