
リバティベル、バブル期を生きてきた世代でしたら懐かしいと思います。
そのころ、非常に流行ったブランドで、町中がリバティベルの白いダウンジャケットで溢れかえっていました。
このバックルもその頃からお使いのバックルだそうで、いまでも大事にお使いになられています。
たださすがに30年もバックルを使えばあちこち痛みが出てきます。

数年前にギボシ破損で修理しました。
その後、またお使いいただいていたのですが、今度はベルトを固定する側の金具が外れてます。
どうもバックルがすり減ったようです。
かなりの年季が入っていますから無理もありません。
写真を見せていただいたときには、どうやって直そうか、思いつきませんでした。
ただこのバックルを以前も修理させていただいて、その思い入れも伺っていますので、何とかしますと策もないままに送ってもらいました。

あれこれ思案しましたが、最終的にはこのような形しか思いつきません。
前回のギボシの際もそうでしたが、裏面なので、見た目よりもしっかりした修理がご希望とのことでしたので、ギボシの際にはかなり広い面積で修理させていただきました。
ただ今回はそのような手法は使えそうにありませんでしたので、金具が外れないようにという措置にしました。
お客様も信頼してくださっているので、私が直せないのなら諦めますとのことでした。
なんとかこれで延命はできたと思います。
その延命がどのくらい延命となったのか、また、今度はほかの不具合が出るのではないか、など心配はいろいろあります。
特にこのバックルは亜鉛のダイキャストなので、個体によっては制作時のガスの抜けが悪いと経年でボロボロになるバックルもあります。
30年使えたということは、少なくとも当たりの部類の個体です。
これからも大切にお使いいただければと思います。
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ブログだと年数経って価格改定した際に更新しきれないので、ブログには記載しないようにしました。
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