ベルト・バックル修理 革漉き・裁断 伊東金属製作所

革ベルトやバックルの修理、革漉き、革の型抜きその他、幅広く紹介して行きます。

Number (N)ine ブーツのバックル修理

2018-02-09 09:17:38 | 

Number (N)ine ナンバーナインのブーツ修理依頼です。
ベルトでなくても、バックル修理でしたら、バッグや靴でもお引き受けできる場合があります。


ブーツにはストラップが3本ついています。


そのうちの一本がピン折れです。
一本のピンだけで、これではブーツが使えません。


正常なバックルです。


縫製をほどくと大規模な修理になってしまいますので、この隙間から作業します。


無事入りました。
靴のピンは特徴があって、ベルトの仕様とは若干異なります。
ベルトは太いピンでも良いのですが、ブーツや靴の場合、細いピンを使います。
これは、ピンが太いと高さも出るので、ピンの取付部分が出っ張って、足に当たると痛いのです。
取り付け方も、丸く取り付けるのに対して、平たく取り付けて、少しでも足に当たらないようにするのです。
また、足はベルト以上に強い力が掛かるので、素材の選定も限られてきます。
太くならずに強度が保てないと、このような状態になってしまいます。
なかなかそこまで理解しているのは、靴の金具を扱っている業者さんくらいしかいないと思います。
弊社の場合、靴の金具を何十万、何百万個も作ってきたのでわかっていますが、修理専門の工房だと知らないでしょうね。
ピンだけ取り付けて、後で、足に当たって痛いとか、また折れたとかあると思います。


修理には自信があるので、修理個所は一年保証です。
ただ、交換してない部分がまた折れるかもしれませんね。

修理受付は、メールかLINEで、画像送付の上、お申込みいただくようお願いしています。
お電話でのお問い合わせも受けておりますが、お電話のみでは状態が確認できませんので、お見積りは正確には出来ません。ある程度幅を持った回答となります。
お電話いただく場合でも、まず画像をお送りいただいてからのお問い合わせであればスムースにお見積もり出来ます。


持込いただく場合、留守にするときもございます。
できれば事前にご予約ください。

土日はお休みです。
よろしくお願いします。


伊東金属製作所
03-3886-6271
info@itokinzoku.co.jp
東京都足立区足立2-34-2
LINE ID:itokinzoku



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ビブラムソール ライダースブーツ修理

2015-10-19 11:36:46 | 
めずらしくライダースブーツの修理が来ました。
修理と言ってもバックルのピン折れですので、金具の修理ですね。


この部分のバックルのピンが折れてます。


お客様が半田かなにかで修理しようとした跡でしょうか?


ピンの太さを測って交換用のピンを在庫から探します。
3.5mm甲丸ピンのニッケルメッキですね。
もちろんあります。



交換完了です。
写真右が交換したほうです。
わからないですよね?

修理代は2700円です。
修理代よりも往復の送料の方が高い気がします・・・;;


ベルト、ブーツ、バッグ、首輪などなど・・
バックルの修理から、ベルトの作り替えまで、革製品の修理、金属加工いろいろ承っております。
修理から改造まで、お困りでしたら、ぜひご相談ください。

有限会社伊東金属製作所
03-3886-6271

弊社HPの修理依頼ページからもどうぞ。


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靴業界 動向

2011-04-21 13:34:00 | 
「靴業界 動向」というキーワードがここのところ増えてきています。

もともとこのブログは皮革製品業界動向としていたのですが、
当初は、良くなったり悪くなったりといった、業界内のシグナルを伝えようなんて思ってましたが・・・
あまりにもずっと下降線なので、いつの間にか弊社の製品やサービス、
日々徒然などになってしまったので、ブログの名前も改名しました。

弊社のお得意様は、靴業界、カバン業界、ベルトや革小物などの雑貨屋さん、帽子、アパレル業界のメーカーや問屋さんなど、
営業の私はあちこち出入りしているので、結構お得意さんからも他はどうなの?なんて良く聞かれます。
なので業界の動きには敏感なほうだと思うので当初は皮革製品業界動向としていました。

しばらくそんなことは忘れていたのですが、最近増えてきているのが、掲題の「靴業界 動向」というキーワードでのヒットです。
東日本大震災の後から徐々に増えてきてますので、靴業界の方が気になることであり、
不安や心配をされているのだと思います。

じゃあどうなのか?というと、残念ですが、靴業界が一番冷え込んでます。
ベルトやカバンなどのほうがまだましな感じかもしれません。
弊社も靴メーカーさんや、副資材問屋さんと多く取引しているので、
売上の何割かは靴業界に依存しています。
でも靴業界の落ち込みは、ちょっと他からの売上ではカバーしきれないほどです。

秋冬物に向けては、ファーストサンプルや各色サンプルなど、動いてはいますが、
原発の影響で展示会をやっても関東じゃ人が集まらないなんて声も聞きますし、
この先もまだまだ厳しい状況は続きそうです。

私個人的には、電力不足の夏に向けては消費は上向かないと思っていますが、
もし回復するとすれば、夏を乗り切って、涼しくなってきたころから徐々に回復するんじゃないかと希望的観測も含めて考えています。もちろん、原発が落ち着けばですが。
なのでメーカーさんも、いくら今売れないといっても、秋冬物を作らないわけには売るものが無くなってしまいますから、GW開けたあたりから秋冬物の生産を始めるんじゃないかなんて今までの経験から思っています。
例年この時期は仕事が甘いので、忙しい年なんかはちょうどよい息抜きの季節なのですが、
これだけ悪いと息が抜けすぎちゃって、窒息してしまいそうです。


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靴の街 長田

2011-02-15 13:20:54 | 
東の靴の街は東京都台東区ですが、西はなんといっても神戸市長田区ですね。
弊社としては台東区は営業活動のメインの場であり、ほぼ制圧!?していると勝手に思ってますが、
神戸市長田区となると、ちょっと行ける距離ではないですし、問屋さんを数軒経由して注文が入ってきたりはしていますが、まだまだ未開の地であります。
前々からなんとかしたいとは思っていましたが、なかなか手が出せず、
鞄の街、同じ兵庫県の豊岡では、ダイレクトメールを送ったり、何軒かの問屋さんに営業して、販売をお願いしたりしてはみましたが、全くレスポンスのない苦い経験がありますので、なんとか低コストで作戦がないものかと思案していました。

そして今日、ふと神戸市のHPを見ていたら、長田区のトップページのバナー広告というのを見つけました。
しかも1カ月5000円で、1カ月単位で申し込めるとのことです。
5000円だったら新幹線で神戸に行くより安いし、Google Analyticsで流入トラフィック見れば、効果測定もできるので、試しに4月の1ヶ月間申し込みました。
しかし役所の話では、3月まではいっぱいで、4月以降はまだ募集していないとのことで、(たぶん空きますとのことだった)、とりあえず申し込みのFAXは送ってありますので、今後、掲載されたらどのくらい効果があったのか、検証して報告したいと思います。

ちなみに神戸市のトップページだと1か月50000円なので、気軽にお試しでお願いできる金額じゃありませんでした。




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ファーロンという素材

2010-05-20 11:54:19 | 
赤っぽくてどんなに丸めてもしばらくするとまっすぐになります。
革の間にサンドイッチすると、貼り合わせた革に強度が出ますし、平らな状態を保ちます。
しかもそのままミシンも掛けられます。
しかし貼り合わせた革を抜いた後のコバ塗りは赤いのでやりにくいです。

今回はブーツの部品製作のために入荷しました。
革の間に挟んで、抜き型で抜く作業です。
でも結構数をやるらしいですよ。
3000足とかって話です。




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