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ベルト・バックル修理 革漉き・裁断 伊東金属製作所

革ベルトやバックルの修理、革漉き、革の型抜きその他、幅広く紹介して行きます。

エルメス バックルメッキ直しとベルト作成

2020-08-12 08:52:57 | エルメス修理

エルメスのバックルメッキ直し依頼です。
かなり傷だらけです。
傷のほとんどはバックル本体への打痕ですので、メッキを直しただけではかえって汚くなります。
研磨してから再度メッキを施します。


側面のエルメスロゴです。


背面です。
完成品の状態になるとこの面は研磨できませんので、メッキを重ねるようになります。


ご依頼者はかなり悩んでいましたが、艶消しをお選びになりました。
艶消しとは、厚づけしたメッキ膜に擦り模様を入れて艶感を落とすメッキで、サテーナと言います。
ただ、傷の多いバックルからの直しですと、光沢よりはサテーナの方が細かい残った傷が目立ちにくいのでお勧めです。


背面です。
前述のように凹凸がありますから表面加工できません。
光沢仕上げになります。


側面です。
ロゴのくぼみも研磨できませんので、繰り返すうちに徐々にロゴが薄くなってきますが、一度や二度では消えません。

バックルのメッキ直しはエルメスのコンスタンスとエブリンのみ承ります。
これは処置したことのないバックルをメッキ直しするには、適切な工法をいくつか同じバックルをダメにしてでも検証しないと、ご依頼を安全にご提供できる状態にならないためで、ご理解お願いします。
メッキ直しは非常に難易度の高い作業で、工法が適切でなければバックル自体溶けてなくなってしまいかねない危険な作業です。


こちらはベルト作成依頼です。
表面が黒艶ありです。


裏面は茶系がご希望でしたので、シボのある茶の革に白ステッチで、エルメスっぽく仕上げました。



作業受付はメールかLINEでのみ受け付けます。
画像が無いとどのようなベルトの状態なのかわかりませんので、お電話でのお問い合わせはお断りしています。
かならず作業対象の現品の画像を添えてご連絡ください。
お電話いただいても、メールかLINEで写真を送ってくださいと返答するだけになってしまいます。

値段が気になる方は、弊社ホームページをご覧になってみてください。

バックル部分の修理
ベルトの革部分の修理

こちらに事例と価格を記載していますので、ご自分のものと同じ症状があれば参考になるかと思います。
ブログだと年数経過して価格改定したり、消費税の税率が変わったりで更新しきれないので、ブログには価格を掲載しておりません。

東京都のコロナウイルス感染者数増加に伴い、徒歩圏内以外の方からの持ち込みはお断りしています。
弊社では高齢者も働いておりますので、ご理解ご協力お願いいたします。
徒歩圏内以外の方からの修理受付は宅配便のみになります。
よろしくお願いいたします。

LINEの場合、土日祝日でも時間があれば可能な限り返信してます。
しかし返信に時間が掛る場合もありますし、月曜まで返信できない場合もあります。
PCメールの場合は、土日のチェックはほぼ行いませんので、月曜になることが多いです。
よろしくお願いします。


伊東金属製作所
info@itokinzoku.co.jp
東京都足立区足立2-34-2
LINE ID:itokinzoku




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エルメス 交換ベルト作成用の革があがってきました。

2020-08-11 07:56:11 | エルメス修理

浅草の革問屋さんへ別注していた革が上がってきました。
注文から1か月くらい掛かりました。
本物のエルメスのベルトを渡して、交換ベルト用に型押し、色合いをできるだけ近づけたものを作ってもらいました。
こういったことができるのも、皆様からの受注が順調に増えてきたおかげです。
写真に写っているベルトがエルメスの本物のベルトです。


今までは革問屋さんで用意している革から選んだものを使っていました。
それがちょっと薄い色の革です。
ベルトにしてみると、これでも仕上がりは悪くないのですが、さらに今後のために拘りました。


上段が本物です。
本物といままで使っていた革ですと、このくらいの差異がありますが、今後はより近いものができるようになります。
益々のご注文お待ちしております。
もちろんエルメス以外でも、この色のベルトが欲しいということであればお作りできます。

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エルメス 交換用ベルト作成とメッキ直し

2020-08-04 07:51:24 | エルメス修理

千葉県のお客様からの依頼で、エルメスの交換用ベルト作成しました。


リバーシブルのエルメスっぽいデザインです。
裏面はエルメス風にオフ白ステッチにしています。


オリジナルのベルトです。
糸がほつれて開いてしまっていました。
エルメスは糸が切れるのが多いですね。
もしかしたら糸が弱いのかもしれません。
どのベルトも糸がプチプチ切れているので、ポリエステルの撚り糸ではない感じがします。

ベルトは納品したのですが、その後、やっぱりバックルもきれいにしたいと連絡がありました。
当初は一緒にやるか、ベルトだけにするかお悩みでしたが、ベルトがきれいになるとバックルが気になりますよね。


2度目はバックルだけ送っていただきました。
擦り模様を入れて艶消し風にしたサテーナというメッキです。


裏面です。
ちょっとコの字パーツが曲がっていますが、このくらいなら実用上問題ありません。


メッキを剥離したのち、表面研磨で傷を取り除き、再度ニッケルサテーナメッキを施しました。
深い打痕は完全には取り切れません。
研磨して傷を取り除くので、深すぎるとかなりの量を削ることになってしまい、バックルが薄くなりすぎてしまいます。
どの程度でやめるのが適切かは完全に経験値判断です。

ただ光沢のあるメッキよりはサテーナのほうが、メッキ直ししたときに残った傷が目立ちにくいのでお勧めです。
通常のニッケルからニッケルサテーナへの変更も可能ですし、その逆も可能です。
もちろんゴールドからシルバーも可能です。


ロゴも残りますが、文字の溝までは研磨できないので、メッキが重なることになりますから、何度も繰り返すと徐々に潰れてくるかもしれません。


裏面は、完成品のダボやコの字パーツのついた状態では表面加工ができませんので、光沢のあるメッキの仕上がりになります。

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エルメス バックルメッキ直し

2020-07-22 08:47:29 | エルメス修理

エルメスコンスタンスとコンスタンスミニのバックルメッキ直しを計4つ、お一人のお客様からご依頼いただきました。
お好きなんですね。
ちなみにエルメスコンスタンス以外のメッキ直しは承っておりませんので、ご相談は受けられません。


オリジナルの裏面はこのように梨地のホーニング加工がしてあるのですが、完成品となってしまうと、裏面は凹凸があり研磨できません。
メッキを重ねることになりますので、光沢のある仕上がりのみとなります。


同じコンスタミニのバックルでも、側面の刻印は年代によるもののなのかロットなのかで違います。
よくここを見て本物だ、偽物だと知恵袋なんかでもとんちんかんな回答を見かけたりしますが、これはいずれも本物です。


メッキを剥離してから表面研磨して傷を取りのぞきます。
深い打痕の傷は完全には取り切れませんが、細かな傷は無くなります。


違った角度から。


側面のロゴ部分です。


裏面の仕上がりです。

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エルメス ベルト補修

2020-06-26 07:48:00 | エルメス修理


エルメスのベルト補修です。
穴周りの糸がほつれてますので、修復して黒染しました。


状態を見て、ベルトを交換した方が良いか、修復して延命、ダメになったら交換用ベルト作成のほうが良いのかは、
画像を送っていただければご相談承ります。
ただし修復はあくまで延命措置ですので、傷みが元に戻るわけではありませんから、長くは持たないです。


中間部も擦れていたのでコバを補修しました。


こちらのベルトも糸解れです。


剥がれた部分を貼り直して縫製します。
補修に使っているこのミシン、上下の送りと針での送り機能がある総合送りミシンと言って、結構お高いのです。
ベルトの修復は革も弱っていますから、傷が付きやすくなっています。
通常の下送りのミシンだと送りの力が強いので、下刃が弱ったベルトに食い込んで送りの跡がついてしまいます。
その点、総合送りミシンは送りの力が3か所に分散されますから、ミシンの跡が付きにくいのです。
新品を作るのがメインのベルト職人さんへ依頼すると、その点のノウハウがないので、新品作るような作業をしてしまう場合があります。
ベルト修理は新品のベルト作るよりもデリケートな作業ですので、経験値が必要です。
しかもやり直しはできません。
いつも一発勝負です。


裏面の補修個所です。
当然、糸色はオリジナルの似寄りで作業してます。




表面全般的に黒染めして補修しました。
エルメスは顔料なので、表面が剥がれると白い部分が見えてきてしまいます。
ただし、革は吟と呼ばれる表面が一番丈夫です。
その吟が擦れて無くなっているわけですから、色を付けたところで耐久性は新品には及びません。


エルメスのレディースベルトです。
こちらも画像で状態を見て補修を提案しました。


穴一つ追加と修復です。


このベルトは革の柔軟性が無くなってきています。
曲げると割れが目立ちます。
ただしこんなにも曲げることは通常ありませんから、これで使っていただいて、
いよいよダメになったらベルトのみ交換が良いかと思います。
弊社では安易に交換をお勧めせず、使えるものはできるだけ長く使えるようにご提案しています。
それは、折角のブランド物ですから、できればオリジナルの状態のほうが望ましいと考えているからです。

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新しい生活様式で過ごさなければならない昨今、私自身、持病があるため、ワクチンができるまでは、徒歩圏内以外の方からの持ち込みはお断りしています。
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