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ベルト・バックル修理 革漉き・裁断 伊東金属製作所

革ベルトやバックルの修理、革漉き、革の型抜きその他、幅広く紹介して行きます。

エルメス コンスタンスミニ用ベルト作成とコンスタンスメッキ直し

2020-06-10 07:51:12 | エルメス修理

エルメスコンスタンスミニ用ベルト作成しました。
レディーズの25ミリ幅です。
制作にあたり、コンスタンスミニのバックルは手持ちがあるので、お送りいただかなくてもサイズ把握しております。
ご注文いただければ製作に入れます。
普段はこのバックルはJKの娘が使っております。
ボロボロのバックルを中古で購入し、テスト用にメッキ直ししたものです。
JKでエルメスなんて!とお思いになる方もいるかもしれませんが、帯は弊社で作ったものですし、バックルは再生品ですのでお手柔らかに。
ただ置いておいてももったいないので、使わせています。
作業で使うときだけ借りてきます。


裏面です。
若干オリジナルよりは色が薄いのですが、エルメスっぽく仕上げております。




こちらはコンスタンス、ミニでは無い31ミリ幅のメッキ直し依頼です。
メッキ直しはエルメスのみ受け付けています。
グッチ、ルイヴィトン、ダンヒルなどの他ブランドはお引き受けしません。
と、いいますのも、メッキ直しは真鍮のバックルでないと剥離ができないのです。
他のブランドはエルメスと違って、上代も違いますが材料の質を落としているモデルが見受けられます。
メッキが付いた状態ではそれを見分けることができませんので、一律お引き受けできないのです。



メッキ直し後です。
表面は研磨して傷を取りのぞきます。
あまり深い傷は完全に取りのぞけません。
傷というのはほとんどは擦り傷よりもぶつかってできる打痕が多いので、結構深いのです。


バックルになっている状態では裏面は凹凸があり研磨や表面処理ができないので、このような仕上がりになります。
オリジナルの梨地のようなホーニング加工は製造途中の過程でしか表面処理ができないのです。





もう一点、他のお客さまからの依頼品です。



そして仕上がり状態。


裏面の仕上がり。


エルメスのロゴです。
再メッキですので、若干潰れ気味になりますが、残ります。
何度かメッキ直しを繰り返しますと完全に潰れてしまうかもしれません。


作業受付はメールかLINEでのみ受け付けます。
画像が無いとどのようなベルトなのかわかりませんので、お電話でのお問い合わせはお断りしています。
かならず作業対象の現品の画像を添えてご連絡ください。
お電話いただいても、メールかLINEで写真を送ってくださいと返答するだけになってしまいます。
「エルメスのベルト修理できますか?」と、言われましても、エルメス社自体非常に歴史あるので、すべての作りまでは私も把握できていません。

値段が気になる方は、弊社ホームページをご覧になってみてください。

バックル部分の修理
ベルトの革部分の修理

こちらに事例と価格を記載していますので、ご自分のものと同じ症状があれば参考になるかと思います。
ブログだと年数経過して価格改定したり、消費税の税率が変わったりで更新しきれないので、ブログには価格を掲載しておりません。

コロナウイルスが心配な昨今、私自身、持病があるため、当面の間、持ち込みはお断りしています。
弊社では高齢者も働いておりますので、ご理解ご協力お願いいたします。
修理受付は現在宅配便のみになります。
よろしくお願いいたします。

LINEの場合、土日祝日でも時間があれば可能な限り返信してます。
しかし返信に時間が掛る場合もありますし、月曜まで返信できない場合もあります。
PCメールの場合は、土日のチェックはほぼ行いませんので、月曜になることが多いです。
よろしくお願いします。


伊東金属製作所
info@itokinzoku.co.jp
東京都足立区足立2-34-2
LINE ID:itokinzoku


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エルメス ベルト修復

2020-05-22 07:19:07 | エルメス修理


エルメスのベルト修理です。
こちらのお客様は交換も視野に入れていたのですが、この程度なら直りますので修理をご提案しました。


この部分だけがほつれて糸が切れていますので、再度接着して縫製します。


手縫いで仕上げました。
似寄りの糸色で違和感ほぼないです。


表面です。
表は黒なので特に問題ないです。


同時にこちらのベルトの延長もいただきました。
良いベルトでしたので、再度お痩せになった際に戻せるように配慮して仕上げています。
ですのでオリジナルのベルトは先端カットもしていませんし、針穴も追加で開けていません。
すべてオリジナルの針穴に対して縫い付けました。


裏面です。


装着するとこのような感じになります。


一番先端の穴ですと、ちょっと継ぎ目が見えてしまいます。

受け取ったお客様からは、非常にきれいで満足とご連絡をいただきました。
良かったです。

作業受付はメールかLINEでのみ受け付けます。
画像が無いとどのような状態なのかわかりませんので、お電話でのお問い合わせはお断りしています。
かならず作業対象の現品の画像を添えてご連絡ください。
お電話いただいても、メールかLINEで写真を送ってくださいと返答するだけになります。

値段が気になる方は、弊社ホームページをご覧になってみてください。

バックル部分の修理
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エルメス コンスタンス バックルメッキ直し

2020-05-20 08:04:28 | エルメス修理

同じお客様から3点依頼いただきました。
もちろん、どれも本物です。
お好きなんですね。
ゴールド2点、シルバー艶消し1点です。


同じバックルでも刻印に違いがあります。
年代なのかロットなのかはわかりませんが、これでないと偽物というものでもありません。
もしかしたらまだ見たことない刻印もあるのかもしれません。


裏面の状態です。
裏から見るのが一番真贋がわかりやすいですね。
偽物は作りが違います。
材質が違うので当然と言えば当然ですが、犯罪を犯してまで利益を得たいのですから、
製造コストも考えられないくらい抑えて生産するので、造りが雑です。


メッキ直ししました。
一度メッキを全て剥離し、バックル本体の表面を研磨後、再度メッキとなります。
新品を作るよりもはるかに高度な技術が要求されますし、バックルの材質、メッキの組成もわかっていないと作業できません。
弊社では実物を使い何度もテストして安全性を確認してご提供していますので、
エルメス、コンスタンス以外のバックルは作業いたしません。
(コンスタンスミニは大丈夫です)


違った角度からです。
傷は極力研磨しますが、あまり深い傷は取り切れません。
あまり深くまで研磨するとバックル自体が薄くなりすぎてしまいます。


側面、ロゴも残ります。


裏面です。
新品製作時であれば梨地の処理ができるのですが、出来上がったバックルの再メッキでは裏面にはパーツがすでにつけられており凹凸がありますので、特殊な加工は作業ができませんので、メッキ槽の中で電気的に行う通常のメッキ仕上げとなります。

作業受付はメールかLINEでのみ受け付けます。
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かならず作業対象の現品の画像を添えてご連絡ください。
お電話いただいても、メールかLINEで写真を送ってくださいと返答するだけになります。

値段が気になる方は、弊社ホームページをご覧になってみてください。

バックル部分の修理
ベルトの革部分の修理

こちらに事例と価格を記載していますので、ご自分のものと同じ症状があれば参考になるかと思います。
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コロナウイルスが心配な昨今、私自身、持病があるため、収束するまでの当面の間、持ち込みはお断りしています。
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エルメスバックルメッキ直し

2020-05-14 08:01:51 | エルメス修理

エルメスバックル、コンスタンスのメッキ直しです。
メッキ直しはエルメスのみ承っています。
エルメスのバックルはすべて真鍮製なのですが、ルイヴィトンやグッチをはじめ、
その他のブランドは亜鉛のバックルのモデルも存在します。
亜鉛のバックルはメッキの剥離ができませんので作業できません。
亜鉛自体が酸にもアルカリにも溶ける特性のため、メッキの剥離でバックル本体が一緒に溶融するためです。

この2点のバックルはそれぞれ違ったお客様からの依頼品です。
左が光沢のあるシルバー色、右が一般的に艶消しと呼ばれる、サテーナメッキです。
サテーナはメッキを厚付けしたのちに筋模様を入れるので、艶が落ちているように見えます。


作業前の裏面の状態です。
2点とも本物です。
この世代のコンスタンスはこういう作りです。
この画像と違う作りであればコピー品と思われます。
ただし、前モデルに2本フックのバックルも存在しますので、それはコピー品ではありません。


側面のロゴの状態です。
エルメスのロゴは数種類あります。
小さいフォントのHelmesと大きめなフォントのHelmes、その他にもHelmesの横にGMとサイズ表記されたものも存在します。
「’」アポストロフィーのあるもの、無いものもありますし、ロゴ自体がないものもありますので、Helmesのロゴだけでは真贋の見極めはできません。


仕上がり後のサテーナメッキです。
メッキ直しはメッキを剥離した後、傷を研磨して取りのぞきます。
傷の深さ以上に研磨する必要がありますので、あまり深い打痕は完全に取り切れません。
それを取りのぞこうとすると、バックル自体が薄くなってしまいます。


裏面です。
裏面は凹凸があり研磨できませんので、そのままメッキを重ねることになります。
新品時は艶を落とすホーニング加工がされていますが、その作業もできませんので、メッキの艶がそのまま残ります。


側面です。
ロゴはしっかり残るように作業していますが、何度もやり直すと徐々に埋まってきてしまうかもしれません。
この部分も研磨できない部分です。


こちらはシルバー色の光沢ありです。


裏面は同じく光沢ありの状態になります。


ロゴ部分です。

メッキ直しは現在、5月作業分までご予約でいっぱいです。
いまご依頼いただく作業は6月になる予定ですが、それでもお待ちいただける方はご連絡ください。


作業受付はメールかLINEでのみ受け付けます。
画像が無いとどのような状態なのかわかりませんので、お電話でのお問い合わせはお断りしています。
かならず作業対象の現品の画像を添えてご連絡ください。
お電話いただいても、メールかLINEで写真を送ってくださいと返答するだけになります。
また、お送りいただく際には表面、裏面の画像をお願いいたします。

値段が気になる方は、弊社ホームページをご覧になってみてください。

バックル部分の修理
ベルトの革部分の修理

こちらに事例と価格を記載していますので、ご自分のものと同じ症状があれば参考になるかと思います。
ブログだと年数経過して価格改定したり、消費税の税率が変わったりで更新しきれないので、ブログには価格を掲載しておりません。

コロナウイルスが心配な昨今、私自身、持病があるため、収束するまでの当面の間、持ち込みはお断りしています。
弊社では高齢者も働いておりますので、ご理解ご協力お願いいたします。
修理受付は現在宅配便のみになります。
よろしくお願いいたします。

LINEの場合、土日祝日でも時間があれば可能な限り返信してます。
しかし返信に時間が掛る場合もありますし、月曜まで返信できない場合もあります。
PCメールの場合は、土日のチェックはほぼ行いませんので、月曜になることが多いです。
よろしくお願いします。


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エルメス コンスタンス メッキ直し

2020-04-10 07:41:41 | エルメス修理


エルメス、コンスタンスのバックルメッキ直しです。
これはお預かりした状態です。


そして作業後。


違った角度から。
深い打刻傷は取り切れません。
傷の深さ分、研磨して傷を取りのぞくのですが、あまり深い傷を取り切ろうとすると、形状が変わってしまうので、できる範囲での研磨になります。



裏面のホーニングはできないので、表面のメッキと同様になります。
ただし、下地が梨地ですので、その面に重ねてメッキすることになります。
表面は平滑なので研磨できすが、裏面はバフが入りません。

シルバーからゴールド、ゴールドからシルバーへの変更も可能です。
また、サテーナと言われる、摺り模様を付けて艶消し加工したメッキも承れます。
作業できるのはエルメスのコンスタンス31mmベルト用または、コンスタンスミニ25mm用で、表面が平滑な物のみとなります。
凹凸のある表面形状のバックル、他社のバックルはメッキ直しできません。
また、コピー品も材質が違うので作業できません。

メッキ直しは現在、5月作業分までご予約でいっぱいです。
いまご依頼いただく作業は6月になる予定ですが、それでもお待ちいただける方はご連絡ください。


作業受付はメールかLINEでのみ受け付けます。
画像が無いとどのような状態なのかわかりませんので、お電話でのお問い合わせはお断りしています。
かならず作業対象の現品の画像を添えてご連絡ください。
お電話いただいても、メールかLINEで写真を送ってくださいと返答するだけになります。

値段が気になる方は、弊社ホームページをご覧になってみてください。

バックル部分の修理
ベルトの革部分の修理

こちらに事例と価格を記載していますので、ご自分のものと同じ症状があれば参考になるかと思います。
ブログだと年数経過して価格改定したり、消費税の税率が変わったりで更新しきれないので、ブログには価格を掲載しておりません。

コロナウイルスが心配な昨今、私自身、持病があるため、収束するまでの当面の間、持ち込みはお断りしています。
弊社では高齢者も働いておりますので、ご理解ご協力お願いいたします。
修理受付は現在宅配便のみになります。
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