空と道の上で

バイク旅はいつになるやら(^_^;)

1098、見たぞー。

2007-04-01 17:57:15 | S4RS
昨日の予告通り、ドカ浜で展示中の
ドゥカティ最新SBKである
1098Sを見てきたので、私見を今日の記事とさせて頂くことに。

今までは雑誌、ネットでかなりの情報を仕入れていたが
このブログでは敢えて掲載は控えていた。
理由は「この目で見るまでは!」といった偏屈者の考えしかありません。


それでは自分なりに「コレは」と思った部分を中心に
書き綴ることにしましょう

1番バッターのFブレーキ周り

キャリパーは全モデル標準のブレンボ鋳造ラジアルモノブロックで
相手は大径ローターときたもんだ。
これで効かぬ筈は無く、セミラジポンとの相性もいいのでは。

お次の2番バッターは極太、片持ちスイングアーム。

メインは鋳造ブロックでプレス成型のアルミ板(2枚)を溶接で合わせた
仕様となっており、中身随所にリブが入っていることでしょう。
(真ん中下部の溶接は恐らくリブ部の溶接と思うのですが)
支持はフレームピボット左右受けです。
(コレ作るの、苦労してるだろうな~)

3番バッターは軽量アル鍛ホイール


我がS4Rsと同じ、マルケジーニのY字スポークであるが
スポーク自体かなり細身であり、リム幅を差し引いても当然こちらの
方が軽量になっているのがすぐ判ります。
これはかなりバネ下重量の軽減に繋がっています。

さあ4番バッターの登場、肉薄トレリスフレーム

このトレリス構造とLツインじゃなければドカじゃないと云われるほど
の代表選手の一つですが、今回のメインパイプは太い!
しかもパイプが肉薄!
今回は″しなり″も与えてきたのではと思うぐらいですが、
流石にピポット部は面積が狭いトライアングルを作って、
ここはガッチリ固めています。

5番バッターはタイヤ

展示車両装着はピレリ・ドラゴン・スーパーコルサ!
それってプロダクションレース用では。。。
注目はリアサイズが190/55であること。
横から見るとすぐ判るがハイトが高いタイヤ設定となっており、
二輪用ラジアルタイヤの進歩ですかねー。(よく判りませんが)

あとは
6番 デジメーターが思ってたよりコンパクト(かっちょえー)
7番 シート高が低く、足つき性がイイ
   (ドカ浜の好意により跨ってみました)
8番 排気管は2-1-2で1の部分に排気デバイス付き。
   (以前、ドカには排気デバイスなんて無いと申しましたが、
    ありました。。。この場をかりて訂正します)
   でも、エミッションはユーロ3の筈だが、触媒どこにあるの?
   サイレンサーの入口ぐらいしか思い浮かばない。
9番 160馬力の新エンジン「エボルツォーネ」
   バンクを見ると寸胴で特にヘッド部はどこにデスモ機構があるの?
   と思うぐらいコンパクト。
   しかもヘッドは最初からマグネシウム。

う~ん(思わず唸ってしまった)
皆の衆、ハードはもの凄いぜよ。
とにかく、レースに勝つために生まれたマシンであることは間違いなし


お次はデザイン。。。。
すいません、ここから少しトーンダウンします。

全体的にはよくまとまっているなーと思ってるのですが、
初めて見た時のタンブリーニ916の深い溜息(美しすぎる)や
テルブランチ999の近未来SBKへの妄想(ワクワク感)のような感動が
残念ながらこの1098にはありませんでした。
ドカSBKといえば、誰の作品かを表すデザイナー名を冠するのが
昨今の通例でしたが、この1098のデザイナーは
若手グループで仕上げたとのことにより、ありません。
このあたりが私に響かない原因の一つでしょうか。。。

まあ、あくまでも個人の見解なのでご勘弁を。

聞くところによるとセールスは絶好調
ドカフリークが増えることが一番だと思ってます。

当然私は買わない(買えません)ですが。。。

実のところ本命は849R。
レギュレーション次第でしょうが、今年のミラノで何か見せて欲しいなー
夢はサーキット用に849R、公道用にS4Rs。
夢ですよ、夢。。。。