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日本茶専門店 石原園ブログ

日本茶一筋40年。日本茶の全てを知り尽くした?日本茶専門家のブログ。

茶筅(100本立)の通信販売

2012年02月09日 | 茶専門店の話

昨日、インスタントコーヒーのことで調べものををしていましたら、全く関係の無いところで
茶筅が某サイトで「3位の売上を獲得!」との宣伝に出くわしました。

単価を拝見しびっくり!早速単価訂正をしました。50円ほど値上げさせて頂きました。
友達の茶道具屋曰く「茶道具は特に安くじゃ売れんよ」と言う言葉を思い出しました。

弊社の場合「安く入った物は、安く」がモットーなので…現実に弊社茶筅は大切なお得意様に
(業務用抹茶を沢山ご利用頂いている関係から)余計、茶筅はご用立ての感覚でお届けして
います、お陰様で大量消費頂いていますので「結構新鮮?」割れなどが殆どありません。
国産の品と同じようにプラスティックケースに入っていますので、ご使用後も安心です。

宣伝は全くせず、コツコツ販売しています。世間様より2割以上安く販売しておりますれば
ご用の節は弊店にご下命頂ければと存じます。

お茶についてんのお問い合わせがありました。

2012年01月31日 | 茶専門店の話
お世話さまです。急須のいらない粉茶がありましたら教えてください。
よろしくお願いいたします。


お問合せありがとうございます。
今で先ですがiPadでうまくお答え出来るかどうか、分かりませんがお答え申し上げます。
急須のいらない(粉茶)お茶は大別して3種類位とおもいます。
ティーパック (緑茶、紅茶などを不織布、ナイロン紗等で必要分量を個包装したもの)
粉末茶 (抹茶に代表される普通煎茶や玄米茶などを粉砕したもの)
⑶ パウダー茶 (インスタント茶、緑茶や珈琲、紅茶、烏龍茶等のお茶のエキスを粉体にしたも)
※園まま茶(弊社の品で味にこだわり(2)と(3)を合わせたしなです。)

ご利用、用途や趣向によって、かわって来ますが「味」の点んから行きますと一番良いのは
紗ティーパックでしょう、ただ少しコストがかかります。2g以下のティーパックは味の点で
不織布から捻出するため、少し薄めに感じられると思います。

次に、我田引水ですが弊店の「園まま茶」とお思います。インスタント茶が入っているため
水でも美味しく出ます。
粉末の粉砕茶は抹茶同様、比較的リーズナブルですが水でだすとだまになるため、飲みにくく
お味も薄めです。
パウダー(インスタント)茶は価格が少し高く、風味が若干とぼしいと思われます。

あくまで私の所見ですが、包装量、包装形態により、価格はかなり変わってまいりますが、
以上が急須を用いず飲む粉茶の種類方法です。
お答えになりましたでしょうか、ご参考になれば幸いです。
その他ご不明の点がありましたら、お問合せください。


石原 拝


映画「學」を観て、お茶屋の身の丈を考える。

2012年01月07日 | 茶専門店の話
映画「學」の倉本聰氏の訴えようとしたものと、少し違うかもしれませんが。

お茶屋は身の丈で生きよと教えてくれた、京都の「仕事上の親父さん」の言葉が
想い帰さてたのです。
「お茶屋は大きくなったらあかんで、大きくなるとイイもんは、売れんようになる」
と言う言葉でした。

私は20過ぎてから30歳過ぎまで、181cmから185cmまで伸びた変なおじさんですが
売上至上主義で今日までやってきています。しかし、お正月元旦から全く仕事をしない
日は一日もありません。

今日も店頭販売も卸売りもやっていませんが(土日・祝日休み)、仕事は一杯あります。
卸先への発送業務、お茶のブレンド作業、立派なホテルさんへのスティック茶、高級
ティーッパクのお見積提出期限、すでにお取引は頂いているのですが、スティックの
お茶が1種1万本2種類で2万本、高級紐付き紗ティーパックが1種千包2種2千袋
のお見積です。どこにも負けない、いい品をお届けしたい一心で今朝5時起床出来上
がりました。あとはサンプルを夕方までにご用意するだけです。


「お茶屋は大きくなったらあかんで、大きくなるとイイもんは、売れんようになる」
と言う言葉でした。

私は20過ぎてから30歳過ぎまで、181cmから185cmまで伸びた変なおじさんですが
売上至上主義で今日までやってきています。しかし、今年もお正月元旦から全く仕事
に携わらない日は一日もありません。

今日も店頭販売も卸売りもやっていませんが(土日・祝日休み)、仕事は一杯あります。
卸先への発送業務、お茶のブレンド作業、立派なホテルさんへのスティック茶、高級
ティーッパクのお見積提出期限、すでにお取引は頂いているのですが、スティックの
お茶が1種1万本2種類で2万本、高級紐付き紗ティーパックが1種千包2種2千袋
のお見積です。どこにも負けない、いい品をお届けしたい一心で今朝5時起床出来上
がりました。あとはサンプルを夕方までにご用意するだけです。

どこまでが身の丈かわかりませんが、コツコツとやるのもそれです。
職場と自宅との3拠点をネットワーク化したことで、かなり体は楽になりました。
今日は午後から鎌倉・報国寺さん(準檀家)の大般若会に出掛けてきます。










お茶屋石原園 小売苦戦

2011年12月03日 | 茶専門店の話
お茶屋の親父の苦悶、葛藤を少し語ってみます。
今、いろんなところで?「日本が変わってきている!」
あらゆる面で変化が起っています。文化、教育、ライフスタイルあらゆる場面で・・・
例えば、忘年会が規模も件数も激減しているとか?お葬式もそうだそうです。

そうした「変化」は我が茶業界にも確実に到来!先日恒例 感謝の全品2割引 
実施したのですが、今回のセールは4日間のうち2日間雨で苦戦したのですが、
正直前年比20%DOWN!近来にない成績でしたが、様子が変でした。
お客様の購買が変わってきている感じ、原因は不景気、放射能?確実に影響?

勿論、今日的な要素はあるのですが、現実問題、もう10年近く前から「お年賀」
が激減しています。数年前から「お歳暮」も、減り続けています、そんな中でも
弊店はわずかながら成長していました。

喫茶習慣そのものが「日本人の生活」の中から消えて行こうとしているのです、
いえ消えてしまったのですね。

人をもてなす心は?
昔、京都の南禅寺の塔頭の「達磨堂」のご住職とお知り合いになった時、自坊で
ご住職自ら長火鉢からお茶を入れて下さった時、「日本茶はこれだ!」と思った
のですが、文明は進歩して、人の文化が衰退と言ったことなのでしょうか。


今日は午後三時から殆ど関わりがなくなっている「昔のお得意様」からお電話を
頂きお目にかかりに行ってきます、そちらでは和風飲食店を開業されたそうで
そちらでお使いになるお茶の相談だと思います。
このお得意様はFC展開をされている大きな会社です、乞うご期待。



お茶のブレンド

2011年10月31日 | 茶専門店の話

昨日のことあるところの、取材を受けました。
そこで結構話題になったのが「ブレンド」という言葉。この言葉からイメージされるものは、混ぜる=ごまかしとかずるいとか、
と言ったマイナー要素が、頭をよぎるのではないでしょうか?
勿論、利益のために、ピュアー(純粋)なものに違うものを加える。例えば、静岡産と称して 他府県のものを混入、これは現代
では偽りに通じてしまいます。

ところが、一言で静岡茶といっても東の沼津市お茶と、西の浜松お茶、或いは南部の御前崎のものと北の天竜のものとお茶質は
全くと言ってよいほど異なります。
ブレンドは味よくするためや規格の安定のために必要不可欠のものなんです。

たとえば、産地限定と言ってもその産地地域かもしれませんが、A・B・Cいろんな畑のものを使わざるを得ません。その地域の
その畑の品がなくなると…品切れ!4,5月にしか一番茶5月中に売り切ったら「来年までなし」そんな産地は殆どありません。
静岡茶と称し他府県産のものを混入して、販売している業者は論外…偽り販売ですが。

コーヒーの場合などは出荷する積み出しする、港で産地名が決まったりもします、そこには 品質の是非は全く介在しません。
又、次回ブレンドについて書いてみます。
ご意見ご感想をいただければ幸です。