都内某所の桜並木 先週はどこに行っても桜が綺麗でした~
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平成25年度相続税制改正を知っていますか?
相続税率UPは、主に富裕層がターゲットと言われていますが、
それだけではありません
なぜなら、
「相続税の基礎控除」も縮小されるからです
「相続税の基礎控除」とは、
相続税の申告が必要になるかどうかのボーダーラインのことですが、
これが
現行法→5000万円+1000万円×法定相続人数
から
改正後→3000万円+600万円×法定相続人数
へと、大幅に縮小され、
今まで相続税の申告が必要なかった人も、必要となるおそれが生じてきました
特に、評価額に左右されるマイホームなどの資産がある人は、
場合によっては、相続税がかかってしまうかもしれません
緩和措置として、
未成年者控除の拡大、
相続税精算課税の適用対象者の拡大、
孫への教育資金の贈与が1500万円まで非課税となる(H25.4~H27.12までの時限措置)などの贈与税の緩和措置
等々あります
これらの正しい知識をもって
相続対策・節税対策をすることはできます
ただ
もっとも大事なのは、
揉めないための相続対策をすることだというのが
行政書士はじめ、
たくさんの相続問題を知っている専門家の意見です
たとえば
上手に節税対策・相続税対策をしたとしても、
いざ
相続の時点でモメてしまい、
一部の相続人が、あくまでも均分相続(法定相続分で相続すること)を主張するケースがあります
そうなると、
多額の現金での調整が必要になったりと
家やその他の不動産・財産・家業などを、そのまま維持することができなくなってしまい、
結果として相続人が苦しむことになるからです
正しい知識をもって相続対策・節税対策をした上で、
遺言という形でツメをしっかりかける
そして
完全に公平な相続というものはないとしても
相続人への思いや考えを、
遺言書の「付言」というもので、伝えきることもできます
いま一度
遺言・相続について
考えてみる時期ではないでしょうか?
この改正は、平成27年1月1日以後の相続から適用されます
どうぞ、正しい知識をもって、賢い相続を!!