感じるままに・・大人の独り言

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「雲龍院」〜泉涌寺の別院で、5つの部屋で庭園を眺めながらお抹茶を楽しめたり " 悟りの窓 "等見どころ満載の 皇室ゆかりの寺院✨

2019-03-22 19:46:44 | オススメの神社仏閣

今日は、先日行って来た京都のお寺巡りの回想記(*^ー^)ノ♪

と言う事で、3月9日土曜日、午前中に皇室ゆかりの「御寺・泉涌寺」を拝観した私は、泉涌寺の別院・雲龍院へと向かった🎵


雲龍院は、泉涌寺の入り口である大門を潜ってすぐの右側の参道を歩いて行った所にある↓

この道を歩いて行くと、



数分で雲龍院に到着(*^ー^)ノ♪



山門がこちら↓



泉涌寺の山内の一番奥にある、別院の雲龍院。

南北朝時代の北朝第4代天皇、後光厳天皇の勅願で作られたお寺(1372年)で、真言宗泉涌寺派の別格本山とされている。




御本尊は本堂龍華殿に安置されている薬師三尊像で、西国薬師霊場四十番札所でもある。

山門を入ってすぐの様子がこちら↓

奥の方にはピンクの梅の花が咲いていた🌺




石畳の左側には、羅刹の難を救うと言われている、衆宝観音の石像が↓




ここ雲龍院は、天皇の勅願で作られたことや、後水尾天皇以降の歴代の陵が後山にあることから皇室とのゆかりが深く、泉涌寺の塔頭の中でも別格本山という高い寺格を持っているとの事。

ネット情報で、雲龍院の梅も綺麗だと出ていたので楽しみにしていたが、ピンクの梅が見頃になっていて青空に映えて美しかった🌺






石畳の右側には鐘楼も↓



受付はこちらの入り口を入ってすぐの所にあり、拝観料を払って御朱印もここでお願いする↓


玄関の様子がこちら↓


玄関には、こんな綺麗な黄色のお花が飾られていた🎵

拝観する人に対してのちょっとしたおもてなしの心遣いが、こんな形で表れているお寺って素敵だと思う✨


玄関の真正面には龍の絵も↓

雲龍院は泉涌寺と同じく当初は律宗を基本に、禅・真言・天台・浄土を併せ持つ兼学の道場として興されていて、この襖絵を始めあちこちに禅宗の様式が見られる✨



受付を済ませ、御朱印帳を預けた私はすぐ前にある書院「れんげの間」に入ってみた(*^ー^)ノ♪



部屋には4つの窓がある「雪見障子」が↓その前に座り、障子の4つのガラスから外を見ると、左から椿、灯篭、楓、松の4つの違う景色が切り取られて見える「しきしの景色」が楽しめる。



私も其々の窓の前に座って見える外の景色を眺めてみた🎵




左から、「椿」の窓↓

お花が咲いてなかったのが残念( ´△`)

落ち椿とかがあったらさぞかし風情があるだろうなぁ✨



次が「灯篭」の窓↓




次が「楓」の窓↓

紅葉の時期には絵画の様な光景なんだろう🍁



そして、一番右側の窓が「松」でこちら↓



右側にはこんな掛け軸もあった↓



其々の窓からの眺めを楽しんだ私は、受付から右回りに進んで行ってみることに(*^。^*)



すると、「霊明殿」のまえに、菊の御門が型どられた見事な枯山水が現れた↓




真ん中にあるのは、"徳川慶喜が寄進した灯籠なんだそう✨

元々ここにはなかったらしいのだが、幕末に薩摩藩が放り投げたものをここに住職がこっそり運ばせたのだそう。

砂でつくられた菊の紋の真ん中に建っている光景が、なんとも言えない高貴なエスプリを感じてしまって暫く見とれてしまった私(*^。^*)



更に奥に進むと、重要文化財の本殿「龍華殿」が↓



こちらの中は撮影禁止だったのでご紹介出来ないが、後光厳天皇の皇子の後円融院はここに如法写経の儀を興そうと龍華院をご建立されたこともあり、その頃から写経の歴史が続いていて、現在も写経の道場として有名なんだそう。

お庭の様子がこちら↓

奥に見えるのが、皇族が入って来られる勅使門。



霊明殿の次に入ったお部屋が「大輪の間」。こちらは庭園がよく見渡せる部屋。

こちらからはピンクの梅の花が見える🌺

やはり庭園に花が咲いているのとないのでは、華やかさが全然違って来る🎵



入ってすぐの左側には大石内蔵助の書「龍淵」やこんな掛け軸もあった↓




縁側の前には「瞑想石」も↓




椅子に座って石を踏んで瞑想しながら、庭園を眺めるのだそう✨



ここから見える庭園の様子がこちら↓



庭園に置かれた菊の御門の置物も↓




「大輪の間」でお庭の眺めを楽しんだ私は部屋を出て、今度は玄関受付の左側に行ってみる事に(*^ー^)ノ♪



廊下を進むと、左側のお部屋の間にはこんな枯山水の庭も↓



枯山水の上に置かれているのは、加茂川真黒石で作られている観音石像との事↓



廊下の右側には庭園が↓





庭園の片隅には、菊の御門の手水鉢も↓

泉涌寺同様、境内の隅々に皇室との深いゆかりを感じる事が出来る。



庭園の奥に見える一本の杉の木は、随分昔に落雷にあったそうで、今は避雷針がつけられているそう。" 昇り龍 "に見えるとの事↓



雲龍院は、全部で書院が5つもあるのだそう。


受付から左の奥に廊下を進むと、2つの書院があり、昨年の夏に訪れた禅寺の源光庵と同じ様な「月窓の間」と「悟りの間」と言われるお部屋がある。


先ずは「悟りの間」に入ると、丸窓が↓




禅の教えでは、正確な真円はありのまま自然の姿、偏見のない清らかな姿を指し、悟りの境地を顕わすとされている。



丸い窓は、禅の世界で「悟り」を表現しているのだ。

ここから見える景色は格別だった🎵



書院西側の緑豊かな庭、秋には鮮やかに色ずく「五色の紅葉」と呼ばれる楓の木がある↓



JR東海のCM「そうだ京都、行こう」の中でも紹介されている。

その隣にあるお部屋には、「迷いの窓」が↓



「迷いの窓」 四角の窓は、人生に於ける苦しみを四つの角で象徴し、生老病死四苦八苦を顕わすとされている。

禅の教えは本当に深い✨


廊下の奥にも素敵なお花が飾られていた↓

この季節の庭園には、まだまだお花が咲いてない分、こう言った何気ない心配りが嬉しい(#^.^#)


お部屋の間には、こんなスポットも↓

何だか京都らしい(*^。^*)



写真撮影は出来なかったが、台所に安置されている目が水晶で出来ている「走り大黒天」や境内の中には山村美紗さんのお墓もあるらしい🎵


建物の隅々にお花が生けてあったり、皇室ゆかりの菊の御門を目にしたり、見どころが満載の雲龍院。

京都に来る機会があったら、泉涌寺とセットで是非拝観してみてネ(^^)d


雲龍院では、庭園を囲むように位置する五つの間の好きなお部屋で抹茶をいただく事も出来るよ🎵(500円)

大黒天の説明付きの御朱印ゲット✌️



「雲龍院」については、こちらを参考にしてネ

住所:京都市東山区泉涌寺山内町36
TEL:075-541-3916
拝観時間:9:00~17:00 ※春・秋夜間ライトアップ
休館日:無休
拝観料:一般400円
お抹茶:500円