感じるままに・・大人の独り言

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「法然院」〜ひっそりと佇む法然上人ゆかりのインスタ映えするお寺🌠

2018-04-20 19:34:00 | オススメの神社仏閣
今日も京都のお花見ネタ回想記。
3月31日土曜日、蹴上インクライン、岡崎十石舟めぐりと哲学の道で満開の桜を堪能した私達は、最終目的地の銀閣寺に向かって哲学の道を歩いている途中で法然院にも行ってみる事に👍


法然院は、哲学の道を外れて少し歩いた住宅街の中にひっそりと佇むこじんまりとしたお寺である。

法然上人が弟子住蓮・安楽とともに六時礼讃(ろくじらいさん:一昼夜の六時に仏を礼拝・賛嘆する勤行(ごんぎょう)の事。また、そのときに唱える文の事。)を勤めた旧跡で、1680年(延宝8)知恩院第38代門主万無上人が再興したとの事。浄土宗系単立寺院。
こちらの石畳の先にその法然院がある↓


法然院の山門がこちら↓数奇屋風の茅葺きの山門は、南禅寺の巨大な山門とは全く違う何とも言えない赴きがあり、歴史と重みを感じてしまう。
私が大好きな嵐山の常寂光寺や祇王寺を彷彿させる↓


山門を潜ると目に飛び込んでくるのが、石畳と両側にある白い盛り砂の" 百砂壇(びゃくさだん)↓


京都の禅寺に多い枯山水とは又違う赴きと美しさがあり、暫し見入ってしまった(*´∀`)
この砂は水を表しているそうで、この砂壇の間を通る事は、心身を清めて浄域に入る事を意味しているのだそう。
桜の季節に合わせて描かれているところもセンスがあって素敵だ🎵


もう片側の砂壇がこちら↓


境内の山側にはこんな階段も。何処に通じているのだろう。


こちらは講堂。元は大浴室だったらしいが、1977年に内部を改装し、現在は講演会や個展、コンサートなどに利用されているのだそう。こんな所でコンサートだなんて、素敵(*^。^*)


方丈庭園がこちら↓。方丈の襖絵(重文)は、 狩野光信筆との事。


方丈庭園には、名水として有名な清泉「善気水」が涌き出ている。
この日はお花が置かれていて、目を見張る様な静寂と美しさが🌺
(思わずインスタグラムにも投稿してしまった↓(*^.^*)


このお花を浮かべた人は、素晴らしいセンスとおもてなしの心を持っていると感心してしまった(*^.^*)
こう言う所に、感動する参拝客も多いのではないだろうか。

ガイドブック等では小さくしか紹介されていない法然院だけど、密かに人気があるとネットで評価されているのには納得が行く👍

他には、こんなモニュメントも↓
和洋古新が入り交じり、色んなエッセンスが凝縮されたとてもハイセンスな境内は、こじんまりとしているにも関わらず見所満載である🌠


中にはこんな石碑も↓とにかく奥が深いのだ🎵


境内の墓地には、谷崎潤一郎や河上肇など学者・文人のお墓も多いそうで、ひっそりと佇む風情ある寺院を愛した著名人も多かったに違いない。


法然院は、3月31日に訪れたお寺の中で私が一番印象に残った寺院である。

南禅寺、永観堂、そして次回にご紹介する予定の銀閣寺共々、緑紅葉や紅葉の季節に訪れた方がきっともっと見応えがあってフォトジェニックな寺院であるとは思うが、それでもこの時期にでも手入れの行き届いたこじんまりとした境内の隅々に、訪れる人を楽しませ歓迎を表する見えないおもてなしに溢れている心遣いが感じられるお寺だった(*^ー^)ノ♪


御朱印は貰えなかったけど、これまで訪れた、ガイドブックにも大きく掲載されている名だたる神社仏閣にも負けない魅力があるこの法然院が私は好きだ(*^。^*)

その人の感性もあるとは思うが、行ってみないと分からないもんだとつくづく思ってしまった。

緑紅葉や紅葉の季節に又、フラッと訪れたくなる様な、そんな法然院。

私のお気に入りの神社仏閣として、今回新しく登録(^^)d
祇王寺、常寂光寺、青蓮院門跡と同様オススメの寺院である👍
この茅葺き屋根も夏には鮮やかな青々とした苔が生えて、もっとフォトジェニックになるんだろうな🎵


「そうだ 京都 行こう」の法然院編はこちら
「法然院」については、こちらを参考に

「法然院」
所在地:京都府京都市左京区鹿ケ谷御所ノ段町30
拝観時間:6時~16時 境内自由
その他:堂内非公開(4月1日~7日、11月1日~7日に特別公開)
交通アクセス
(1)電車の場合:阪急四条河原町駅より 市バス32系統銀閣寺前行 南田町下車 山に向かって徒歩5分
(2)JR京都駅・京阪三条駅より 市バス5系統岩倉行 浄土寺下車 山に向かって徒歩10分
(3)京阪出町柳駅より 市バス錦林車庫行 浄土寺下車 山に向かって疏水を渡り徒歩10分