感じるままに・・大人の独り言

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「南禅寺」〜フォトジェニックで、京都屈指の格式を誇る臨済宗大本山のお寺🌠

2018-04-17 20:02:00 | オススメの神社仏閣
3月31日土曜日、早朝に" 蹴上インクライン "と" 十石舟めぐり "で満開の桜を楽しんだ後、私達はすぐ近くにある南禅寺に歩いて向かった。


境内の案内板がこちら↓


南禅寺の中門がこちら↓


京都洛東にある南禅寺は、臨済宗南禅寺派の大本山。室町時代には「五山之上」に列せられている。五山とは京都の禅寺のうちトップ5の格式をもつお寺(天龍寺、相国寺、建仁寺、東福寺、万寿寺)のことで、南禅寺はさらにその上、別格に位置しており、京都でも屈指の格式をほこるお寺なのだ。

創建は約710年前の正応4(1291)年。文永元(1264)年に造営された離宮を、亀山天皇が法皇となられたのちに禅寺と改められたのが始まりだそう。

石川五右衛門の名せりふ「絶景かな、絶景かな」の歌舞伎「山門」(さんもん)の舞台となった三門(さんもん)がこちら↓


こちらの三門は別名「天下龍門」と呼ばれ、日本三大門(南禅寺、東福寺、延山総門)の一つに数えられている。
寛永5(1628)年、大坂夏の陣で戦った武将や兵士の慰霊のために藤堂高虎より寄進建立されたものなんだそうだ。因みに藤堂高虎は、我が街・津市にある津城の城主だったお方である🎵


私達は今回はパスしたが、高さ22mの三門の上からは京都市内が一望出来るらしい。とにかく巨大なので、遠くからでも目立つ↓


三門を通り過ぎると見えてくるのが、方式行事や公式の法要が行われる場所で、南禅寺の中心となる建物の法堂。

南禅寺は桜自体が少なくて、しかも葉桜となっている所が多くて残念だったが、こちらの桜はまだ綺麗だった🌸

法堂には本尊釈迦如来、文殊菩薩、普賢(ふげん)菩薩の三尊像が安置され、天井には明治から大正時代に活躍した画家・今尾景年(いまおけいねん)作の幡龍が描かれているとの事↓

こちらは方丈(国宝)の隣の本坊↓


方丈の入り口がこちら↓靴を脱いで中へ入る。


部屋から滝が見える清涼の間がこちら↓




こんなモダンなテーブルが置かれている部屋も↓




小堀遠州作と伝えられている方丈庭園がこちら↓江戸時代初期の代表的枯山水庭園。


南部から西部にかけて5本の定規線を配した薄青色の筋塀(築地塀)をめぐらし、東西に細長い地形に作庭されている。
石組はこの筋塀に添って配置されており、大きな石組を方丈側から見て左奥に配し、前方と右手には、白砂の広い空間を残している。


また巨大な石を横に寝かして配置する手法は、須弥山・蓬莱山などの仏教的世界観などを表現した庭園から脱した構成であり、俗に「虎の子渡し」の庭と呼ばれている。昭和26年に国指定の名勝となった。

部屋の中の様子↓


初夏の緑紅葉の頃に訪れたらもっと綺麗だろうなと思わせる庭↓



別名「如心庭」と呼ばれている小方丈庭園がこちら↓


昭和41年に当時の管長柴山全慶老師が「心を表現せよ」と自ら熱心に指示指導されて作庭された。その名のごとく、「心」字形に庭石を配した枯山水の石庭で、解脱した心の如く、落ち着いた雰囲気の禅庭園となっている。

「如心庭」が解脱した心の庭であるのに対し、こちらの「六道庭」は六道輪廻の戒めの庭との事↓


六道輪廻とは、天上・人間・修羅・畜生・餓鬼・地獄の六つの世界を我々は生まれ変わり続けるという仏教の世界観のこと。


禅寺の庭園は色んな意味があり、庭園を眺めるだけでも自分の内面を見つめる修行の一つとなっていたんだなと思ってしまう。禅寺の庭園は本当に奥が深い。


方丈の建物と庭園を拝観した私達が次に向かったのは、ドラマや映画のロケでも有名な、レンガ造りの建築物の「水路閣」↓若者や海外からの観光客にも人気のスポットとなっているらしい🌠


「水路閣」は、琵琶湖の湖水を京都市内に引く「琵琶湖疎水」の為明治23(1890)年に建てられた。
合わせ鏡の様な写真が撮れる↓


そう言えば、2年前の6月にも学生時代の親友達とここに来て写真を沢山撮ったなぁなんて思いながら、私達はこんどは水路閣の階段を上に上って行った。


そこにあるのが、京都三名勝史跡庭園(南禅院、天龍寺、西芳寺〈苔寺〉)の一つとして有名な美しい池泉回遊式庭園で知られる「南禅院」でこちら↓


ここは出家し法皇となられた亀山天皇が寄進した離宮の遺跡であり、また南禅寺発祥の地でもある。
庭園から見た建物の様子↓


ここも親友達と拝観し、緑紅葉が眩しいくらい美しかったのが印象に残っている。なので、今の時期は緑紅葉の頃に比べると残念ながら見所が少ないと思ってしまった(((^^;)


一通り南禅寺を拝観し思った事は、この由緒正しきお寺は桜の時期よりも緑紅葉や紅葉の時期に拝観する方が、何倍もビジュアルでインスタ映えする写真が撮れると言う事(^^)d


大阪のお友達も同じ事を思ったみたいで、「ここのお寺は初夏から紅葉の時期にかけての方が綺麗やろうね」と言っていた(^o^;)
なので、南禅寺を拝観するなら是非緑紅葉や紅葉の時期がオススメである👍
緑紅葉の頃に撮った写真がこちら↓
綺麗でしょ🎵


緑紅葉の季節の南禅寺・過去記事については、是非こちらを読んでみてネ
「南禅寺」については、こちらを参考に(^^)d

南禅寺を拝観した私達は、足早に次の永観堂へと向かった🚶 続く。


南禅寺の御朱印ゲット👍


「南禅寺」

所在地・・・〒606-8435 京都市左京区南禅寺福地町
電 話・・・075-771-0365
交 通・・・電車:地下鉄東西線「蹴上」下車 、 徒歩8分。