今までは、短編しか読んでないので、長編の物語の展開がまどろっこしいと思おうとともに、日常のさりげない出来事を物語にする技術に感心するばかりです。「ノルウェイの森」というタイトルですが、ビートルズの曲にも有ったので、どっちが先だろうと思っていましたが、物語の冒頭に答えが書かれていました。
暗く重たい雨雲をくぐり抜け、飛行機がハンブルグ空港に着陸すると、天井のスピーカーから小さな音でビートルズの「ノルウェイの森」が流れ出した。
答えはビートルズの曲が先ですね。3章に入る前に、2章の終わりに太字で書かれてる部分があります。
死は生の対極としてでなく、その一部として存在している。
自分とほぼ同じ年代の筆者です。はるか昔の自分のことのように、錯覚して読んでます。
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