2019-03-16の再掲
私は,エホバの証人ではありませんが,時々,
エホバの証人より配布いただいてる,「目ざめよ」誌・「ものみの塔」誌
パンフレット等より引用の記事もあります。
(どこの宗教,宗派にも属していません)
*いろんな宗教にも交わりました
(立正佼成会,創価学会,キリスト教のカトリック,プロテスタント等)
その中で,聖書に忠実に教えてるのは,エホバの証人と思います。
*私が用いる聖句は,新世界訳,新共同訳,新改訳,口語訳,回復訳(新約聖書のみ)
「目ざめよ」誌 2019 №1
解決してくれる政府
「その……平和に終わりはない」
国際連合は「地球市民」というコンセプトのもと,国際協力や人権の尊重,環境保護などを推奨しています。
なぜでしょうか。マーハー・ナーサルは「国連クロニクル」誌(英語)でこう述べています。
「気候変動や組織犯罪,格差の拡大,絶えざる紛争,増大する難民,国際テロ,伝染病といった脅威は国境を越えて広まっている」。
世界政府の樹立を提唱している人さえいます。
例えば,イタリアの哲学者,詩人,政治家であるダンテ(1265~1321年)や,物理学者のアルバート・アインシュタイン(1879~1955年)がいます。
ダンテは,政治的に分裂した世界では平和が長続きしないと考えました。彼はイエス・キリストの言葉を引用し,こう述べます。
「内部で分裂している王国はすべて荒廃に帰します」。
(ルカ 11:17)
2つの原子爆弾が投下された第二次世界大戦のすぐ後,アルバート・アインシュタインは国連総会に対し次の公開書簡を送りました。
「国際連合は真の世界政府の基盤を据え,いち早く世界平和実現のための環境を整えるべきである」。
仮に世界政府ができたとしても,成果を残し,汚職や圧政などは起きないと言い切れるでしょうか。
これまでの権力者と同じように腐敗してしまうことはないでしょうか。
かつてイギリスの歴史家アクトン卿はこう言いました。「力は腐敗しやすく,絶対的な力は絶対に腐敗する」。
とはいえ,人類が本当の平和を楽しむには,みんなが一つになることが必要です。
それは現実的ではないと言う人もいますが,聖書はできると言っています。
では,だれが実現させるのでしょうか。腐敗しやすい人間の指導者による世界政府ではなく,神様が作る政府が実現させます。
神様がその政府を通して人間を含む創造物すべてを治めます。
聖書はその政府を「神の王国」と呼んでいます。
「しかし,イエスは言われた。ほかの町にも神の国の福音を告げ知らせなければならない。わたしはそのために遣わされたのだ」。
(ルカ 4:43)
「あなたの王国が来ますように」
イエス・キリストは模範的な祈りの中で,神の王国を念頭に置いてこう言いました。
「あなたの王国が来ますように。あなたのご意志が……地上においてもなされますように」。
(マタイ 6:9,10)
神の王国は,貪欲で自己中心的な人間が望むことではなく,神様の望むことが地上で行なわれるようにします。
神の王国は「天の王国」とも呼ばれています。
「霊の中で貧しい人たちは幸いである,天の王国は彼らのものだからである」
(マタイ 5:3)
なぜですか。この政府は天から地球を支配するからです。
例えば,この世界政府は人間からの財政支援を必要としません。人間の政府とは大きく異なると思いませんか。
「王国」という言葉から,王がいることが分かります。
その王は,神様から権威を委ねられたイエス・キリストです。イエスについて聖書はこう述べています。
⚫ 「君としての支配がその肩に置かれ……その豊かな支配と平和に終わりはない」。
(イザヤ 9:6,7)
ひとりのみどりごがわたしたちのために生まれた。ひとりの男の子がわたしたちに与えられた。権威が彼の肩にある。その名は,「驚くべき指導者,力ある神,永遠の父,平和の君」と唱えられる。
ダビデの王座とその王国に権威は増し,平和は絶えることがない。王国は正義と恵みの業によって,今もそしてとこしえに,立てられ支えられる。万軍の主の熱意がこれを成し遂げる」。
(イザヤ 9:6,7)
⚫ 「その者には,支配権と尊厳と王国とが与えられた。もろもろの民,国たみ,もろもろの言語の者が皆これに仕えるためであった。その支配権は,過ぎ行くことがない」。
(ダニエル 7:14)
「彼に主権と光栄と国とを賜い,諸民,諸族,諸国語の者を彼に仕えさせた。その主権は永遠の主権であって,なくなることがなく,その国は滅びることがない」。
(ダニエル 7:14)
⚫ 「世の王国はわたしたちの主[神]とそのキリストの王国となった」。
(啓示・黙示録 11:15)
「わたしたちの主(神)とそのキリストの王国となった.彼は永遠にわたって支配される」。
(啓示・黙示録 11:15)
イエスの模範的な祈りに沿って,神の王国は神様の望むことを完全に果たします。
王国のもとで全人類は地球を管理する方法を学び,環境問題はなくなり,地球は生命であふれるようになります。
そして,神の王国は人々を教育します。すべての人の価値規準が一つとなり,争いや分裂はなくなるでしょう。
「それらは……害することも損なうこともしない。水が海を覆っているように,地は必ず神(ヤハウェ,エホバ)についての知識で満ちる」
と,イザヤ 11章9節は述べています。
世界中の人々は一つになり,平和を愛する「地球市民」になります。
これは国際連合が達成できていないことです。詩編 37編11節にはこうあります。
「柔和な者たちは……豊かな平和にまさに無上の喜びを見いだす」。
やがて「犯罪」,「汚染」,「貧困」,「戦争」といった単語は辞書からなくなるでしょう。
でも,それはいつのことでしょうか。神の王国はいつ,どのように統治を始めるのでしょうか。
どうすれば王国による祝福を受けることができますか。次の記事をみてみましょう。
神の王国は神様が設立した世界政府。人々は政治的に分断されることなく,一つになって平和を心ゆくまで楽しむ。
神の王国はどのように統治を始めますか へ続く>>>
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