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褒めることの大切さを忘れてはなりません~聖書

2020年04月10日 | 日記

「褒めることの大切さを忘れてはなりません」



あなたはだれかが,うちの上司はめったに褒めてくれない,とぼやくのを聞いたことがありませんか。
自分でもそうした不平を述べたことはありますか。
若い人であれば,ご両親や先生のことで同じような不平を言ったことはありませんか。

そうした不平の中にはきっと,正当なものもあるでしょう。
しかし,ドイツの一研究者によると,そのような不平を言う従業員の不満の種は,
上司が褒めてくれないということより,むしろ個人的な関心を示してくれないことにあるようです。
ともかく,何かが欠けていることは明らかです。
人間関係を満足のゆくものにしたいと思うなら,褒め言葉と個人的な関心はどちらも不可欠です。




礼儀正しく,敬意のこもった助言

アブラハムの遠縁だったと思われるエリフは,神との関係について平衡の取れた見方をするようヨブを助ける上で重要な役割を果たしました。
エリフの態度は礼儀正しく,敬意のこもったものでした。エリフは自分に発言する番が回ってくるのを辛抱強く待ちました。
また,ヨブの友と称する人たちがヨブのあら探しばかりしていたのに対し,エリフは助言を述べるだけでなく,ヨブの廉直な歩みを褒めることにやぶさかではありませんでした。
その際,他の人たちとは違い,ヨブの名を使って呼びかけることにより,一人の友として温かさや,すぐにそれと分かるような個人的関心を示しました。
エリフは礼儀正しくこう願い求めます。
「ヨブよ,どうか,わたしの言葉を聞くように。わたしの語るすべてのことに,どうか耳を向けるように」。そして敬意をこめて,自分をヨブの立場に置き,こう言います。
「見よ,わたしはまことの神にとってあなたと同然だ。粘土でわたしは形造られた。わたしもまた」。それからヨブを褒めて,「わたしはあなたの義を喜んだ」と言います。
(ヨブ記 33:1,6,32)

 


礼儀正しく,敬意のこもった態度で人と接するのは,ある意味で相手を褒めることです。

『わたしがあなたに配慮を払い,敬意のこもった接し方をするのは,あなたがそうされるにふさわしい人だからです』というメッセージを伝えることになるのです。
そうすることにより,温かな気持ちを伝え,こちらが個人的な関心を抱いていることを示せます。

礼儀正しく振る舞うことには,型どおりのマナーに従う以上の意味があります。
人の心を動かすためには,わたしたちの礼儀正しさは誠実かつ心から出たものである必要があります。純粋な関心や愛の表われでなければならないのです。

 

 

 

                 

2019-04-11の補記