NHK特集で中国の青島の老人ホームについてやってました。
今まで中国では伝統的に、大家族であるのが普通だったので、年を取ったら子供が親の面倒をみるのが当たり前でしたが、70年代に始まった一人っ子政策で、若い人と老人のバランスが崩れてきた事と、核家族化などで、お年寄りの生活が保証されなくなってきたそうです。日本だったら退職金や年金で、老後もなんとか生活できるけど、中国ではそうではありません。
今日の番組では青島の老人ホームに入居しているお年寄りが、なぜそこで生活しているのかなどをやっていたのですが、何だか気の毒になってしまいました。
あるご夫婦で入居されているかたは、現役の頃は病院の院長とお医者さんで、苦労して子供を育て、お金も貯めてきたのに、そのお金を息子がみんな使ってしまったそうです。今はその息子も全然老人ホームに会いに来ないし、電話をかけると、何かくれとかばかり言っています。
他にも子供が3人もいるのに、子供達は青島を離れてしまい、一番近くに住んでいる娘も、仕事が忙しくて80代のお母さんの面倒を見れず、老人ホームに入れてしまいます。お母さんは本当に寂しそうで、旧正月もそのホームで過ごします。
中国は大変だなと思ったけど、そういえば私は自営業なので退職金も無いし、年金も国民年金。子供もいないので、老後が急に心配になってきました。