アジア旅行

下川裕次さんの本を読んでいたら、友人と20代半ばに2ヶ月、東南アジアのうち4カ国（タイ、カンボジア、ベトナム、ラオス）を旅行したことを思い出しました。
今はもうずいぶん経ってしまったのであまり覚えていませんが、断片的に記憶に残っています。
まずはじめに、バンコクの日本人向けの格安旅行会社に、バンコク→ホーチミン、ハノイ→ヴィエンチャンの飛行機のチケットを買いに行った時、店の壁にいくつか行方不明の旅行者を捜すポスターやチラシがありました。
一人はたしかA3くらいのカラーのポスターで、20代の男性が半袖Tシャツにバックパックを背負っている写真とともに、見かけたらこちらまでご連絡くださいと、連絡先が書いてありました。これは行方不明の息子を案じたご両親がポスターを作って日本からタイに配りに来たものだそうなのですが、旅行会社のご主人曰く、つい最近チャオプラヤー川で遺体で見つかったそうです。
その他にも何人分もそういったチラシやポスターがあって、正直背筋が凍る思いがしました。
その後我々は特に何もなく、2ヶ月後無事に帰国しましたが、旅行中会った旅行者の中には、もう3年も日本に帰ってない人とかざらにいて、ご家族はさぞ心配してるんだろうなと思いました。
彼らは今頃何をしてるんだろうなあ。