彩ル、irodoru-

心をいろどるアクセサリー「irodoru-」

装飾と夢

2018年06月29日 | 2018

La stradaさんのイベントに向けてのかごバッグの制作。

今年もモロッコ製のシンプルなかごバッグ(ヤシ)を仕入れました。
こちらに手縫いで装飾を施していきます。

内側はかわいいドット模様◎◎◎
裏地付きではないので、強度を保つためと多少の引っ掛かりを防ぐ役割にもなっています。


装飾はコサージュを作る時とは色々と違うので、なかなか進まず本日も格闘(*_*)


革の鱗をセンス良く…
こちらは9割がた完成しました。


明日も制作日です。
また仕上がりをご紹介いたしますのでお楽しみに。^^
ぜひお店にも実物を見にいらしてくださいね♪

☆昨年の様子はこちら

「irodoru- SUMMER COLLECTION 2018」
7月7日(土)~14日(土)
12:00~19:00 最終日は17時閉場
※11日(水)お休み
7日・14日は私も在廊いたします

(場所)
La strada(ラ・ストラーダ)
〒602-8119
京都市上京区葭(よし)屋町通下長者下ル亀屋町351-2
075-200-8886

<blog>https://lastradakyoto.exblog.jp/
<Instagram>@lastrada.kyoto


<行き方について>
市バス「堀川下長者」下車 徒歩1分
京都駅から…9号系統「西加茂車庫」行or50号系統「立命館大学」行
四条河原町/四条烏丸から…12号系統「金閣寺」「立命館大学」行





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原田マハさんの「楽園のカンヴァス」。

たまには小川洋子さん以外も◎
お客様や身内のおススメで手に取ってみました。

アンリ・ルソーの名画「夢」を題材に、その真贋を巡るミステリーというのが物語のテーマ。

生前はほとんど売れずに細々とした人生を歩んでいたルソー、その純粋な人柄がとてもリアルに描かれていました。

私がルソーの作品を知った最初の記憶は、高校生の時に観に行ったオルセー美術館展での「戦争」という作品でした。
華々しい写実的な絵画に混ざって、ひとつだけ異質な、イラストチックなものが飾られているという印象を今も覚えています。
正直なところ他の作品は退屈で見るともなく見ていた感じで、でもこの絵だけは「あ、これは好きだな」と思ったのです。
「戦争」なのにどこか親しみの湧く、ホッとする作品でした。

この本を読んで、その時の私の感覚は間違っていなかったと思いました。
専門的な絵の勉強をしていないために子供の描いた絵だのと笑われ全く評価されなかったルソーが、今これ程に認められているという事実。
見る人の心を動かすのは、上手いとか下手ではないのです。
「なんかいい」「なんか好き」、そんな事かもしれません。

そんな名画を巡るこの物語の主役は、2人の研究者(学芸員)。
ルソーに限らず、今私たちが美術館で目にする価値ある作品たちは、これを世に広めようと血の滲むような努力を続ける学芸員によって成り立っているのだと、改めて思い知らされました。

ルソーの人生、それを追う学芸員、美術館の裏側など、色んな角度から描かれた読み応えたっぷりの一冊でした。


サッカー観ながら長々と熱く語ってしまいました。笑
読んでいただきありがとうございます。




ところで題材になった「夢」は、ニューヨークのMoMAで学生時代に実物を見ていました。
こちらはすっかり記憶から飛んでいましたが、アルバムを探ると写真を発見。


↑ぶれすぎ(笑)。フィルムカメラ時代だから仕方ないか^^;






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<2018年のスケジュール>

・7/7~14 La strada(京都)「irodoru- SUMMER COLLECTION 2018」


『Instagram』
@irodoru1982(イロドル全般)
@irodoru_recit(レシィ専用)


お問い合わせ先
irodoru-@mail.goo.ne.jp
※ご意見・ご感想お待ちしております。
※irodoru-の商品をお取り扱いご希望のお店様は、お気軽にお問い合わせくださいませ。


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