忍之閻魔帳

ゲームと映画が好きなジジィの雑記帳(不定期)。
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GW前半を制したのは…DS「ファイナルファンタジーXII レヴァナント・ウイング」

2007年05月03日 | 瓦版
▼「FFXII レヴァナント・ウイング」初週で約30万本。


■DS:「ニンテンドーDS Lite クリスタルホワイト」
■DS:「ファイナルファンタジーXII レヴァナント・ウイング」

爆発力はないものの初日から安定したペースで売れ続けた
DS「ファイナルファンタジーXII レヴァナント・ウイング」は
初週で約30万本を販売、マーケットの拡大する
GW前半のゲーム市場を見事に制した。
同じくDSで発売された「FFIII」の約50万本には届かなかったものの、
「FFIII」が初動の2倍にあたる約100万本を販売していることから、
本作でもハーフミリオンあたりは狙いたいところであろう。

出荷数を制限した割に完売しなかったことや
中古ショップへの流出がかなりハイペースなことを見てか、
スクウェア・エニックスは出荷予定であった分納の残りをクリアして
新たに追加分として受注をかけている。出荷は今月末を予定。

その他の新作では、「桃太郎電鉄DS」が
週末で大幅な伸びを見せて約7万本、
「パネルでポンDS」「秘宝伝・押忍!番長・吉宗」が
それぞれ約3万本を販売するなど
一部のタイトルは順調な滑り出しとなっているが、
4月26日発売のDS向け新作21タイトルのうちの
半数以上にあたる13タイトルが販売数三桁以下と、
撃沈率が非常に高いのが気になる。
先週末にはこれらの新作を早くもワゴンに並べた量販店もあり、
DSバブルにもいよいよ淘汰の波が押し寄せているようだ。

準新作では、「逆転裁判4」が約4万本、
「マリオ vs. ドンキーコング2」「ヨッシーアイランドDS」が約3万本、
累計50万本に王手をかけた「レイトン教授と不思議な町」に加え、
DSを支える最強の定番ラインナップである
「ニュー・スーパーマリオブラザーズ」「マリオカートDS」
「おいでよ どうぶつの森」「もっと脳を鍛える大人のDSトレーニング」などが
連休効果で勢いを取り戻しつつある。

携帯用機の需要が高まる時期ということもあり、
DS Lite本体の出荷も大幅増、販売台数も久々に20万台を突破した。


■Wii:「Wii本体」
■Wii:「Wiiでやわらかあたま塾」

DS躍進で若干影が薄いものの、Wii陣営もなかなか好調。
先週約15万本を販売した「スーパーペーパーマリオ」は
先週比50%強と安定した勢いを保ち累計20万本を突破、
現在も好調に推移している。
一方、やや出遅れた感のあった「Wiiでやわらかあたま塾」は
連休に突入して調子が上向いたようで、約4万本を販売した。
チャンスロスに泣いたのは「ワンピース リミテッドアドベンチャー」。
初回出荷分はほぼ完売状態で、現在も品薄が続いている。
GW期間中だけに通常週よりもダメージ大だ。
Wii本体も出荷が微増し、約7.5万台を販売した。


■PSP:「ファイナルファンタジータクティクス 獅子戦争」
■PSP:「ファイナルファンタジーII」

「ファイナルファンタジー20周年」企画で
夏商戦まで引っ張りたいPSPは約3万台と相変わらず好調。
先週約5万本を販売した「ファイナルファンタジー」は
GW明けにも10万本を突破しそうな勢いとなっている。
10日に発売の迫った「FFT獅子戦争」は店頭放映用の映像で
注目度が上がっているのか、ここに来て予約が急増、
控え目な発注をしていたショップでは予約完売も出ている模様。

PS2、PS3は「凪」の状態。
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タルコンを切り捨てたメリットなし…Wii「ドンキーコング たるジェットレース」

2007年05月01日 | 作品紹介(ゲーム)


■Wii:「ドンキーコング たるジェットレース」


「ドンキーコング たるジェットレース」は
現在ヒット中の「スーパーペーパーマリオ」に続く
ゲームキューブからの移籍タイトルである。



■GC:「ドンキーコング ジャングルビート タルコンガ同梱版」


【紹介記事】今年末、GCが面白い(ドンキー編)

ご存知の方も多いことと思うが、
GC版の「ドンキーコング たるジェットレース」は、
任天堂が発売したタル型コントローラー
「タルコンガ」に対応したソフトであった。
初代「ドンキーコング ジャングルビート」の出来の良さに
痺れまくった私は、このソフトの発売を待ち望んでいた
ファンの一人でもあったのだが・・・
触ってみた率直な感想は、タルコンガ対応を切り捨ててまで
リモコンのみとした理由がどこにも見当たらなかった。

GC版「ドンキーコング たるジェットレース」は、
初代「ジャングルビート」に続き
「タルコンガ」(以降タルコン)というデバイスを最大限に活かすために
設計された独特の操作方法こそが最大のウリであり、
レースゲームとしての出来は
割と普通(悪い、という意味ではない)だったのだ。



■GC:「ドンキーコンガ タルコンガ 単品」


・左のタルコンを叩けば左旋回
・右のタルコンを叩けば右旋回
・左右交互叩きで加速
・左右同時叩きでアイテム使用
・拍手(タルコンには音声認識があった)でジャンプ

という、シンプルかつダイナミックな操作方法でプレイした
「たるジェットレース」は、頭の興奮がそのままプレイスタイルに直結する
まさに「ならでは」の楽しさを持ったソフトだったのだが、
タルコンをリモコンに持ち替えてのプレイは
「出来ないことはないが…」止まりで、
お世辞にも「リモコンにして大正解」とは言い難い操作感であった。

・左のヌンチャクを振れば左旋回
・右のリモコンを振れば右旋回
・リモコンとヌンチャクを交互に振って加速
・Aボタンでアイテム使用
・リモコンとヌンチャクを同時に持ち上げてジャンプ

この一見理に適っているように見える操作方法で
最大の曲者となっているのが
「加速」と「ジャンプ」の操作方法が似通っていることである。
頭では交互に振っているつもりでも、レースが白熱してくれば、
どうしてもきっちり交互に振るという動作が難しくなってくる。
左右の振りが速くなればなるほど
リモコンとヌンチャクの距離が縮まっていき、
結果、思ってもいない場所でピョンピョンとジャンプしてしまうのだ。
興奮状態の子供がガチャプレーでもしようものなら
まともに走ることすら困難ではないか。

末期のGCで出すより、勢いのある新ハードの専用ソフトとして
発売したいというのはビジネス的には理解出来るが、
「最初にタルコンありき」で開発されたソフトを強引に移籍させ、
しかも10ヶ月寝かせた挙げ句に面白さが激減しているようでは
「ドンキーコング たるジェットレース」というソフトが浮かばれない。
今回の移籍による違和感は、「スーパーペーパーマリオ」が
GC用コントローラーからリモコンに変わったことで感じた
それとは比較にならない。
現在も大量に出回っているタルコン、およびタルコン対応ソフトの
動きを活性化させるためにも、
今からでもタルコン・リモコンの両対応に変更すべきだ。
それが出来ないというのならせめて、
「ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス」のように
タルコンに対応したGC版を通販限定で発売して欲しい。
WiiにGCとの互換性がなければまだ諦めもつくが
互換性をつけておいてこの仕打ちはあんまりだ。
別に「リモコンを使わないWiiソフトがあってはならない」という
決まりがあるわけでもなかろう。
このままでは、せっかくの傑作が
「操作性の微妙なレースゲーム」で終わってしまう。

タルコン対応を切り捨てることで悲しむユーザーはいても、
喜ぶユーザーは(おそらく)ひとりもいない。
ユーザーの選択の余地を狭めてまでリモコンを押し付ける前に
「最初にリモコンありき」のソフトを開発して欲しい。



■GC:「ドンキーコンガ タルコンガ同梱版」


ナムコとの共同開発によるタルコン対応第1弾。
要は「太鼓の達人」なのだが、ミニゲームなどに
ならではの仕掛けもあり、なかなか楽しめる。
お子にはバカウケであった。

*当BLOGでの新作紹介は、
 1:あくまでも開発途中のROMを使ってのプレイであること。
 2:数分のプレイによる第一印象に過ぎないこと。
 3:発売までに内容変更の可能性もあること。
 を予めお断りしておく。
 簡単に言えば、「あまりあてにしないでくれ」ということだ。


★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
  タイトル:ドンキーコング たるジェットレース
  メーカー:任天堂
   発売日:2007年6月28日
    価格:5800円(税込み)
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
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