ムネオの厠

後期高齢者の平凡なブログですが、何か…?

§664 一杯のラーメン

2006-11-29 23:55:35 | 日記・エッセイ・コラム

お蔭様で、もう既に5万件のアクセスを超えていました・・!

皆様、本当にご苦労様でございます・・。

心から感謝いたしております・・。ドモ~♪ヽ(^-^ ) (v^ー゜)ヤッタネ!!

さて、私はここ2週間ほど、ほとんど家に篭りきったまま、パソコン                               とニラメッコをしております・・。カタカタ(*^-^)ヘ_/

それは夜遅くまでというか、朝まで映画を観ているわけではござい                          ませんで、真面目に仕事を続けているわけです・・。(珍しく・・。w)

毎晩、夜も更けた午前3時頃になりますと、やはり相当腹が減って                        まいりますので、仕事を一時中断しまして、インスタントラーメンか、                        海苔トーストを夜食に食べるのでございます・・。

インスタントラーメンは、サンヨー食品の「サッポロ一番」が多いの                       ですが、このラーメンを食べる度に思い出すことがあるんです・・。

高校3年生の夏休みに、東雲にあるM菱重工の工場の中で、アル                      バイトを2週間ほどしたことがあります・・。

東雲の工場の周りに、M菱重工の下請けをする鉄工所関係の会社                     が沢山あって、その下請けの会社へ、学生援護会の紹介で行った                        ような記憶がします・・。

東京駅から都バスで東雲へ行くんですが、私の親友のK林くんは、                        東京駅に着いてから、「今日は休もうよ~、行きたくねぇよ~・・!」                       って言うほどハードなバイトだったのでございます・・。

それも確か、夜の7時から翌朝の5時頃までの徹夜のアルバイトで、                      鍛造鋳造の部門の中で、鉄鋼材を特殊な大きなペンチで掴んで                           転がして整理したり、鉄筋やパイプの束にワイヤー掛けして運搬し                          たりする、かなりの力仕事でございました・・。

夜のアルバイトに備えて、真夏の昼間に寝ているわけではありませ               んでしたから、もう眠いは、疲れるは、ハラは減るは、の三重苦で                         ございました・・。┌┤´д`├┐ダル~ (;´ρ`) グッタリ

夜中の0時になりますと、夜食の為の休憩時間が1時間ありまして、                       一斉に作業員やバイト仲間は、お弁当を食べたり、インスタントラ                     ーメンを鍋で煮たりして食べるのでございます・・。

もちろん、当時はコンビニや、お湯を注ぐだけのカップ麺なんても                        のはありませんから、家から夜食のインスタントラーメンや弁当を                        持ってくるしかないワケです・・。

私は当然、喰い盛りの時代ですから、弁当を母親に作ってもらっ                 たり、ハムカツパンや焼きソバパンを買って来て、ガッツリと食べ                        ておりました・・。σ(~~~、)ムシャ ムシャ

ある時、初めてバイトに来た、見るからに貧乏そうな、コデブの大                 学生が、弁当を持って来ませんでした・・。

これを見た従業員のオジサンが、学生さんも腹が減っては仕事                      も辛いだろうと、「サッポロ一番」を二袋くれました・・。

M菱重工の社員は、社員食堂で食べていたと思いますが、我々                     や下請けの社員は、大きな工場の一角にある下請け業者用の                         休憩所で夜食を食べるのでございます・・。

休憩所の中のガスコンロで鍋を借りて、その貧乏学生はラーメン                       を二袋入れまして、ラーメンが煮えるのを待っておりました・・。

さすがにラーメン二袋分を入れるドンブリなんてありませんから、                            鍋ごと食べるワケでございます・・。

やっと出来たラーメンを、我々が食べている外のベンチまで、鍋                  の取っ手に箸を引っ掛けて、ゆっくりとこぼさないようにフラフラ                   しながらやって来たのでございます・・。

我々が食べていたベンチまで、後3メートルのところで、箸で支え                        ていたラーメン2食分の鍋が、カタッと動きました・・。

グラリ、ガチャーン・・・アッチチチィ・・                                               ( ^-)_旦~~ ( ◎ )_◇~~ ( T-)_皿__ チマッタコボシチャッタ・・・

そうなんです、後チョットのところで、哀れにも2食分のラーメンの                     鍋は落下してしまいまして、鉄粉が混じる土の上に全~部ぶちま                    けてしまったのでございます・・。w

その瞬間の貧乏学生さんの顔が、今でも覚えております・・。w

それ以来、「サッポロ一番」を食べる度に、何故かその出来事を                      毎回思い出すのでございます・・。w

ドジな貧乏学生さんは、もうラーメンの予備をくれる人もいません                      で、その日は結局、何も食べずに朝までバイトをしていました・・。w

私も、偶に横着して、箸2本を使って、オーブンからグラタンの皿                     を出すことがありますが、こぼしたことは無いでござすなぁ・・?w

「サッポロ一番」を食べる度に、あの貧乏学生さんは、今どうして                    いるかなぁ?当時からすっげぇドジだったし、ドンクサイ奴だった                       から、あんまり出世なんかしてねぇんだろうなぁ・・?w

その本人よりも、私の方が多分、こぼしたラーメンを思い出すこと                   が多いのではないでしょうか・・?w

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