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ムネオの厠

チョイ漏れジジイのブログですが、何か…?

§15 モスクワの夜は更けて-1

2005-05-20 22:01:42 | 旅行記

russia_house またまた海外旅行のお話でございます。^^;)

3回目の家族旅行は、入社3年目の冬、クリスマスから正月明けの8日まで、約2週間の長旅でございます。

その当時、私は八王子の山奥の現場に常駐勤務しておりました。
12月中旬の竣工を迎え、11月からは土日も休み無く、毎晩深夜まで残業の毎日でございました。

年が明ければ又、東京支店勤務に戻ることが決まっておりましたので、時期的にもちょうど振り替え休暇を含めて、2週間の休暇が可能だったワケでございます。

10月の終わり頃、オフクロから電話が掛かってきました。

もしもし、ムネオ?
12月25日から来年の8日まで休みは取れるかねぇ?

エッ~?何でよ?

あのね、毎日新聞の主催でね、ロシア冬の芸術祭参加ツアーっていう企画があるのよぉ~!ウフフ

それでね、お兄ちゃんは休めないから行かないんだけどね・・・。
カバン持ちとして一緒に行ってくれない?
料金はママが払ってあげるからさぁ・・。ウフフ

エッ~~?ホントに払ってくれるのぉ~?ウシシ

うん、その代わりママの荷物もちゃんと運んでよね?ムフフ

ワカッタ!オレ行く~~っ!

ってことになりまして、今回はオフクロと二人旅となったワケでございます。(笑)

19XX年12月25日、出航の前日に新潟のホテルに宿泊です。

翌日の午後からいよいよロシアへのツアーが始まりますが、何と言っても格安ツアーなものですから、行きも帰りも途中までは船と汽車の旅が含まれるのでございます。(笑)

新潟からナホトカまで27時間の船旅です。
ナホトカからハバロスクまでは寝台特急に乗って移動です。
ハバロスクからやっと飛行機でモスクワまで13時間のフライトなのです。フーッ

今回のツアーは毎日新聞社主催で、ナント300人の団体旅行でございます。^^;)

12月26日正午、新潟港からソ連船プリアムーリエ号(4,000トン)に乗船です。
出国手続きやら、ツアーの説明会やら、何しろ300人の団体旅行ですから何かと時間を取られ、結局出港したのは午後3時を回った頃でございました。

出港してしばらくは波も穏やかで、夕日の美しさに見とれる余裕があったのでございました。

が、しかし、その3時間後から翌朝までの地獄の船旅を誰が予測できたでしょうか・・・。(笑)

午後、6時近くになると海はだんだんと荒れはじめ、夕食の予定時刻であった7時には暴風圏に突入してしまったのでございます。

私は腹が減ったので、母に食堂に行こうと誘ったのですが、母は顔面蒼白、洗面器を抱えたまま返事もしません。w

あぁ、これじゃ無理だな、オレ一人で食いに行くか?

と私は揺れる船内をフラフラと歩きながら船内の食堂へと行ったのでございます。(笑)

食堂に着くと、テーブルの上には何も用意されていません。
それもそのはず、船が揺れるので料理なんかとても並べることは出来ません!(確かにw)

と言う事は、「エッ~、食事抜きかよぉ~?」                                        o(`ω´*)oプンスカプンスカ!!

いやはや、もう船内はアッチコッチでゲェ~ッ、グェ~ッの大合唱でございます。^^;)

何しろ船員達でさえ何人かは、顔面蒼白のオレ吐きそう!                          状態なのですから。(笑)

私は意外と船酔いには強い方でして、なんだよ~、もうハラヘリコプター(パクリw)だよぉ~!
と食い物を探していたような・・・。(笑)

海は更に荒れだし、立て揺れ、横揺れなんでもありのオンパレードでございました。(笑)

私は仕方なく、ベッドに潜り込んで寝ることにしました。
夜10時から明け方4時ぐらいまで、ますます海は荒れ狂い、

流石の私も、うぅ~っ、オレって気持ち悪り~~かも?(笑)

我々の格安ツアー組みは船底近くの船室だったので、揺れがモロに伝わってきます。
(我々のクラスは上から3番目(窓有)、貧乏学生用の船底クラスもあった。w)

特に立て揺れの時、ひゅ~~っと上体が持ち上がるのを感じて、次ぎにドッカ~~~ンと叩きつけられるのです。

それが一晩中延々と続いたワケですから、もう客も船員もヘトヘトヘロヘロでございます。(笑)

何とか死亡者ゼロで静かな朝を迎えたのですが・・・(笑)

オフクロから言われちゃいました。^^;)

オマエは本当に薄情だねぇ・・・。
ママが死にそうな目に合ってるのに、一度も声を掛けなかったでしょ?ヽ(`Д´)ノプンプン

イヤ、オレだって大変だったんだもん・・。(;´Д`)

オマエは薄情だ!って
その後もいつまでいつまでも言われつづけたのでございます。w

大変な目を見た我々ですが、
どうにか無事にナホトカ港に到着いたしました!(笑)

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§14 香港の夜

2005-05-20 06:46:46 | 旅行記

アラスカツアーですっかり海外旅行の醍醐味と魅力にハマってしまったムネオファミリーは、翌年、香港・マカオ4泊5日のツアーに参加したのでございます。

二つ年上の兄と30歳年上?の母と2度目の親子3人の家族旅行でございます。(笑)
5月の連休を利用したツアーでしたが、飛行機を降りた途端、メガネがあっという間に曇るほど、異常なほどに湿気の多い香港だったと記憶しております。
宿泊した豪華なホテルのロビーでさえも、ギンギンに冷えるほど冷房をガンガン効かしているのですが、ソファーはベト~ッ、ジト~ッとしていて、気っ持ち悪りって思ったのを覚えております。(笑)

観光は、アバディーンの水上生活者、九龍の要塞みたいなアパート、中国との国境の町、百万ドルの夜景が見えるビクトリアパーク、マカオのカジノなどなど・・・。
ガイドブックに出ている観光スポットはもれなく見て歩き、あくせくとショッピングに精を出し、本場の飲茶を腹イッパイ満喫したのでございます。(笑)

昼間の観光バナシはさておき、夜の話をいたしましょうか?(笑)


ある晩、ホテルのレストランで夕食が終わった時でした。
ツアーガイドのお姉さんが大きな声で叫んでおりました。

エェ~~、今夜はこの後、フリータイムで~す。
お買い物をされる方はどうぞ気をつけて行ってらっしゃいませ・・。
それとオプションのツアーですが、今夜9時からナイトクルージングがありま~す。
ご希望の方は8時半にロビーに集合して下さ~い。
え~、それからこのナイトクルージングは~、未成年の方は参加出来ませんので~、
そこんとこヨロシク~。(笑)

そこへ旅行中に仲良くなった美人姉妹がムネオファミリーの所にやって来たのでございます。

あの~、私たちクルージングに参加してみようと思っていますが、ムネオさんご一家はどうなされます?ウフフ

母:私はもう疲れちゃったから部屋に戻って寝るけど、
  あんた達二人で行ってらっしゃいよ!
オレ:寝るにはまだ早いし、そうしようか?なっ兄貴!
てなことになりまして、
イケメン兄弟?と美人姉妹はナイトクルージングに参加したのでございます。(笑)

兄貴はガキの頃から写真が趣味でして、自称プロの腕前でございます。(笑)
余談ですが、実は我々の父親が婦人雑誌社専属のプロのカメラマンだったそうで、兄貴がそれを意識してか、カメラ小僧になってしまったのでございます。(笑)

ナイトクルージングは豪華な大型クルーザーで、海上から2時間ほど香港島を眺めまわすって寸法でしたが、実の目玉は秘密のショータイムだったのでございます。(笑)

我々も同行した美人姉妹も秘密のショータイムのことは全く知りませんでした。

あららぁ~?
バンドの音楽が怪しいメロディーに変わりました。(笑)
フィリピン人らしい褐色の肌の踊り子がスポットライトに映し出されました。ドキドキ(笑)
お歳は20代後半ぐらいでしょうか・・?
まぁ、そこそこの美人だったように記憶しています。(笑)

しか~し、普通のストリップショーなら何も30年間も私は覚えていません。(笑)

何が始まったかと申しますと・・、(ジャンジャン!)

古館伊知郎風味でイメージしてください!(笑)
おぉぉぉぉぉっと!一体これから何が始まるのかぁぁぁ!

おっ、いきなりアリvs猪木戦の体勢かぁ・・?

ん?これは、インリン様も真っ青なM字開脚だぁ~~~~っ!(((;-д- )=3ハァハァ

いわゆる花電車ショーだったのでございます。(笑)

クルージングに参加しているお客さんは、男女ほぼ半々でした。
もちろん、新婚さんや若い女性も多くいたと思います。
う~~ん、目が血走ったヤロウだけなら
オレもいつものように冷静に観賞できるはずですが、

何しろ美人姉妹と一緒に来ちゃったもんだから、どんな顔して見ていいのやら・・。(;´Д`)

意外だったのは、若い女性はデッキに逃げ出すのかと思っていたら、結構ニヤニヤしながらしっかり見ているのでございます。(笑)

アレぐらいならワタシだって出来るかも~?キャハハ
いや~ん、もうダイスケったらエッチなんだからぁ!ムフフ

まぁ、定番のタバコふかしや、ゆで卵入れ、フーセンを膨らましたり、バナナ斬り~など・・。(笑)

男性客はダンサーのワザを見せられるたびに、
 ほぉ~っ!ゴクリと驚嘆し、女性達もイヤ~ネェと言いながらも大いに楽しんでいたのでございます。(笑)

後からオレ、思ったんですがぁ・・・

嗚呼・・、オフクロが来ないでヨカッタ~~~!(笑)

こういうショーは流石にオフコロとは見たくないですよねぇ・・?(笑)

さっすが香港!

香港の夜は静かに怪しくふけて行くのでございました。(笑)

えっ?美人姉妹はそれからどうなった?って?

アハハ、帰国してからお互いの旅行写真の交換を・・・。


      

ただそれだけでございました。(笑)



花電車:見せるだけで、乗せない ことから花電車と呼ぶらしいでつ。(笑)


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§13 初めての海外旅行-2

2005-05-20 03:39:45 | 旅行記

大汗をかきながら、どうにかイミグレーションを通過し、カバンを受け取ってムネオファミリーは観光バスに乗り込んだ                          のでございます。

確かこのツアーの日程は、3泊5日だったと思います。

観光コースはアンカレッジの市内観光、氷河体験ツアー、サーモンダービー参加、スキー場観光エトセトラ・・。

まぁ初めての外国旅行ですが、素晴らしい景色や美味しい料理なんかの印象よりも、英語による失敗談の方がいまだに鮮明に記憶に残っているのでございます。^^;)

エピソード-1
…ハンバーガーショップにて…

日本にもマクドナルドのハンバーガー店がボツボツと出来始めていた頃ですが、ハンバーガーと言えばアメリカが本場です。

ドライブインで休憩し、買い物タイム中の出来事でございます。

昼食はツアーで設定されたレストランで食べたのですが、私はどうしてもハンバーガーを食べたくなったのでございます。

そこで金髪の可愛い女性店員に、

「アァ~、ハンバーガー ツー プリーズ」

と得意げに英語でオーダーしたのでございます。^^)

すると可愛い店員は、ちょっと怪訝そうな顔をして、

「アナタ ヒトリデ フタツモ タベルノデツカ~?」(゜ν゜) ?

って言ったと思います。(多分?w)

そこで私は、おっ!通じているじゃん?と微笑んで、

「イエ~ス、ツー プリーズ!」

ユー ビューティフル ガール ね?ムフブ^)

とさらに追い討ちをかけたのでございます。^^;)

しばらく待たされて、注文どおりハンバーガーが出てまいりました。

マクドナルドのハンバーガーをイメージして二つオーダーしたのですが、出てきたハンバーガーはナント!バカデカイこと。Σ(゜Д゜;エーッ!

お肉はパンズからギュニョーとはみ出し、トマト、オニオン、レタス、ピクルスもこれでもか、どうだマイッタかコノヤロ~、
というほど挟まっていたのでございます。(;´Д`)

まぁ、このハンバーガーだけなら、何とか食えたと思います。w

私が驚いたのは、ナ、ナ、ナント、ハンバーガーセットが2つ出てきちゃったからなのでございます。 Σ(゜д゜lll)ガーン

セットは、マックのLサイズ以上にタップリのフライドポテトとフィレオフィッシュがドサッと乗っかっておりました。Σ(゜Д゜;エーッ!

1つ食べるにも日本人じゃ、ワァォー!って感じのボリュームです。

それが2セットですから、いくら大食いのムネオちゃんでも食べられません!(;つД`)

結局、1セットは兄貴にプレゼントしたのでございます。

兄はいらねぇ~よ、こんなデカイの・・

って言われてしまいましたが・・。(;´Д`)

エピソード-2
…ホテルの売店にて…

3日間の旅行もあっと言う間に最終日となりました。

私は会社の同僚や上司に頼まれたお土産をホテルの免税店で沢山買い込んだのでございます。

旅行用のカバンにもお土産を詰め込んでありますが、カバンには到底入りきれず、ビニール製の手さげバックが必要になったので売店に下りていったのであります。

ホテルの売店の女性店員に、

オレ:アァ~~、アイ ヲント ビニールバッグ。

( ゜∠゜):エッ?ナニナニ? ナンデスカ?ニッポンジン?

オレ:アァ~~、 ビニールバッグ プリーズ。 バッグだよ・・。
   
   ビニールバッグ、バァッグ、バック、バッグ、ヴィヤッグ、・・・
   プリーズ、オネガイ。。゜(゜´Д`゜)゜。ウァァァン

   会話は5分ぐらいつづく・・。

(;゜∠゜):エッ?ナニ?バッグス?オォ~オォ!オーケーオーケー!

    ジャストモーメント プリーズ。ムフフ

しばらく待たされて店員が持ってきてくれたのは・・・・?

古びた段ボール箱だったのでありました・・。(;´Д`)

下の写真はムネオの24歳の頃のものですぅ・・。
まだ細かったなぁ・・。w
101_0438

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