閑雲孤鶴の日々  - Fire生活者の呟き -

Fire生活経験談のほか、世相世情 💹📆、知的生産技術💻📱、書評📒について、書き綴ります。⏳

キリスト教は邪教です! 現代語訳「アンチクリスト」

2012年06月17日 | 書評 宗教
キリスト教は邪教です! 現代語訳「アンチクリスト」/ニーチェ著、適菜収訳/講談社+α新書/2005

ニーチェ著のアンチクリストを読みやすくした現代語訳である。
名著とされるが、何故かあまり注目されなかった本である。

帯には、世界を戦火に巻き込むキリスト教原理主義者と名指しでアメリカ批判が書かれているが、実は、日本国内にて、信仰を語りながら政治活動を続けるキリスト教会の正体を暴いた本として読める。

一神教は、人を洗脳し、支配し、そのうえで世界征服するには実に都合良くできたシステムであることを改めて認識させていただいた。
そういう意味で、この本は、聖書を悪書ととらえる人にとっては、解毒剤として活用されるのであろう。

書評としては、このサイトの書評が秀逸だと思う。
http://members.jcom.home.ne.jp/takabaya1/syohyz693.htm

キリスト教に関心なくても、目次だけでも十分読む価値ある本である。

このサイトに引用がある。
http://cookingfoil.blog106.fc2.com/blog-entry-109.html
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n30370
http://blog.goo.ne.jp/zen9you/e/fea0ef6ba775f66d31871dd9fffa3107

訳者のサイト
http://www.geocities.jp/tekina777/niche.html

第一章 「神様」ってそういうことだったのか

「悪」とは何か?
「進歩主義」は間違った思い込み
「原罪」にダマされた哲学者たち
キリスト教は「同情」の宗教
平気でウソをつく人たち
間違いだらけのカントの哲学
真理とは「思い込み」にすぎない
ホンモノの神様、ニセモノの神様
神は二つの顔を持っている

第二章 キリスト教が世界をダメにする

仏教のすばらしいところ
多様な文化を認めないキリスト教
真理と「真理であるという信仰」
キリスト教とユダヤ民族の関係
「気持ちいいこと」は後ろめたい?
『聖書』が変えたイスラエルの歴史
イエスは単なるアナーキスト
キリスト教は「引きこもり」

第三章 キリスト教はイエスの教えにあらず

「それそのもの」を見ないこととは
イエスを論理的に否定できぬ理由
イエスとキリスト教は無関係
キリスト教の「バカの壁」
教会の「自虐史観」を笑う
見ザル・聞カザル・言ワザル
弟子がゆがめたイエス像
イエスの死を利用したパウロ
「世界の中心で愛を叫ぶ」おごり

第四章 戦争を生みだす『新約聖書』

教会は「道徳」で人を支配する
オカルト本『新約聖書』の暴言集
『聖書』にでてくる「まともな人」
科学はキリスト教の最大の敵
キリスト教が戦争を招く理由
科学とは「原因と結果」である
真理は「人間が闘いとるべきもの」
民主主義なんていらない
ウソばっかりで二〇〇〇年

第五章 敵はキリスト教なり

信仰とは自分自身を見失うこと
「ウソ」の構造
キリスト教は女をバカにしている
法律は人間が作ったものではない
平等主義は「悪魔の思想」
キリスト教が破壊したローマ帝国
イスラムにバカにされるのは当然
十字軍は海賊
ルネサンスは反キリスト教運動

おわりに 被告・キリスト教への最終判決文

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