「言霊の国」解体新書

「言霊の国」解体新書／井沢元彦／小学館文庫／１９９８

「言霊」信奉者が多い、日本で、敗戦後に起こる、社会現象、特に昭和ヒトケタ世代の思考回路がもたらす、自己矛盾について、「言霊」という次元から解説を試みた、異色本。

平和憲法による平和が保たれるという幻想、国際社会での平和憲法が招く誤解等について、事例を挙げて著者は警告を発している。

昨今は、在日朝鮮人やその帰化者が、平和憲法擁護者の中核であることが知れ渡っており、彼らが、日本人になりすまし民主党や社民党、市民ネットワーク議員になり、マスコミ、労組、キリスト教会、ＮＰＯなどをかたって、戦後社会運動を行ってきたことを知れば、純粋の日本人だという自覚があるなら、著者の指摘に反論する必要はないはずである。