閑雲孤鶴の日々  - Fire生活者の呟き -

Fire生活経験談のほか、世相世情 💹📆、知的生産技術💻📱、書評📒について、書き綴ります。⏳

従容として果てる心 日本武士道史 日本民族の魂の遺産を見直そう

2015年07月12日 | 書評 日本論・國體
従容として果てる心 日本武士道史 日本民族の魂の遺産を見直そう/森川哲郎/1979/日本文芸社


武家政権の発足から現代を対象に、武士の道について、解説した本。
本のタイトルは、実にごもっともだが、後半以降、著者の価値観の押しつけみたいな箇所が続出する。

著者は悪気があって書いているのではないようだが、価値観の押しつけ、たとえば、戦中派、戦後登場する歴史上の人物について武士道と絡めて自身の価値観で生きざまを解説するのは、表題の「日本民族の魂の遺産を見直そう」と一致するものとは思えない。

ジャーナリスト出身者はともすれば、世の中の事に通じていると思われがちだが、昨今のマスコミ関係者の暴言、マスコミの不報道、偏向捏造の常態化などを鑑みるに、ジャーナリストこそ、自身の価値観ではなく、客観的にとらえ客観的に「魂の遺産をどう見直すか」の視点から書いていただきたかった。

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