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教習指導員@いんすくんのつぶやき

教官業と温泉と独身とセンチメンタリズムを足して4コマ漫画で割ったようなブログです凸合宿免許制教習所=自動車学校で強制労…

おしらせ

何か、サヨナラしたのにまだそこにいたの?って感じで恥ずかしいけど…皆様、ただいま漂流から何とか生還いたしました。 (7/13更新)

漂流者に告ぐ~gooIDアカウントロックの解除方法~

2013-07-13 | 教習とは全くもって無関係な日記

ボクはこのgooで7年間ブログをやってきた。

思えばこの7年、色々あった。出会い、恋愛、別れ、妊娠、出産、未婚、会見。もしかしたら安藤美姫の本当のお相手はボクだったのじゃないかと錯覚するほど諸々な出来事が色々あった。諸々あったでモロゾフ。

というのはただの妄想で色恋沙汰は相変わらず全く何も無い訳ですけど、とにかく数少ない読者の皆様に時に励まされ、時に疎まれ、支えられて過ごして来た7年間でした。

そこへ突然のgooIDのアカウントロック。編集画面へログイン出来なくなり、当ブログは更新も閉鎖も出来ず、ウェブ上をただただ漂流するだけとなったわけです。これぞまさにボクに相応しい終焉でありビバ漂流人生!これからはブログで僻みと妄想の日々を綴るのでは無く、現実から目を背けずに充実した人生を歩んでいこう。そうだ恋をしよう。とろけるような恋をしよう。

そんな矢先、一年振りの合コンがありまして。「実はボク最近、石窯をつくったんだよ。遠赤外線を放つ耐火レンガを使用して…」って言ってみたら「キャー素敵、今度ピザパーティしましょ!」って意外なリアクションが返って来た。

しめしめ、まんまと喰いついたな!
これでまたパーティを開く口実が出来たぞ!

そうなったらこっちのものだ。キャッキャ言いながら女子たちと生地をコネコネして、熱々のピッツァをフーフーした上であ~んとかしてもらって、あとは口の周りにこぼれたチーズをどうやって取ってもらおうか!ぐふふ!とろける!とか妄想してニヤついてたんですけど。

ただね、肝心の石窯なんだけど、下から薪をくべて火を轟々と焚いてもね、窯が全然熱くならない。外側のレンガ、素手で触れるし。それこそ頬を摺り寄せれるほど。いや、むしろレンガの感触が逆に冷たい印象を与える。避暑地みたいな涼しさ。ミキがいないアイススケートのリンクの様に暗く、硬く、冷たく切ないでモロゾフ。

ブログがストップしてる半年間に起こったことは、とろけるような恋どころかチーズすらとろけさすことが出来ないでいるというこの一件くらいで、以上で近況報告を終わらせていただきます。皆様お久しぶりです。

アカウントロックが掛かっていたgooになんとかログイン出来ました。

でもこれだけ間が空いてしまうと今更感がさ、ホラ、メールの返信とかもそうじゃない?しばらく放置しちゃうともう返事するタイミングが分からなくなるみたいなさ。やっぱ時間と距離は比例してて、時が経てば距離=関係性というのがどうしても離れていくんだなぁと。そこへ急に距離を縮めて来られると距離感が無茶苦茶になって今更感が出てくる。この距離を自然に縮めるタイミングなんて無いに等しい。

「あ、あの、お父さん…私ね、帰ってきちゃった…」

離婚後の出戻りなんてその極みみたいなもんだよね。出戻るタイミングってのは皆さんどうやって計ってらっしゃるんだろう。まぁとにかく、お父さんには理由を聞かずに娘を強く抱きしめてあげて欲しいよね。

「恥ずかしながら帰って参りました」

かの有名な横井庄一氏の言葉である。「生きて日本に戻ることは恥」とされていた戦時中。彼は戦争終結後28年もの間、グァム島のジャングルにひとりで潜伏していた。そして帰国の際、この名言が生まれた。でもボクはこの言葉の裏にはもうひとつの隠された意味があると思う。

「え?マジで?マジで戦争終わってたの?しかも28年前?嘘だろー、俺だけ知らなかったのかよー。チョー恥ずいんですけどー。しかも28年だぜ?これってギネスもんじゃね?おれの名前ギネスブック載んじゃね?チョー恥ずいんですけどー。全国放送されんじゃね?TVドラマ化とかされんじゃね?つーか今更帰国ってマジ気まじぃんですけどー。『ただいまー』とか軽く言っちゃっていいもんなんすかねー?あー、もう何か帰るのだりぃわー。恥ず過ぎて帰るのだりぃわー。まぁ恥ずかしながらもぶっちゃけ帰っちゃうんですけどー。」

だからボクもこうして記事を更新するのはすごく照れくさいんですけど、当ブログの漂着を待ちわびてくれた一部のマニアックな熟女読者の為に、恥ずかしながら帰って参りました。

で、久々の記事なんですけど、前述した通り近況など書くことが何も無いんでね。本日はボクと同じようにアカウントロックで困っているgooブログユーザーの方へ、解除方法をお伝えしようと思います。

概要

1.gooIDは何者かのサイバー攻撃により不正ログインがあったことを発表。
2.ユーザー情報の漏洩防止の為に、一部ユーザーのアカウントをロックした。
3.このロックを解くには、本人性確認(ID、新規登録時に入力したメールアドレス、生年月日の入力)が必要となった。
4.本人性確認が出来ないとログインは出来なくなった。

ボクが7年前、でたらめに入力した情報なんて覚えてるはずもなく、これにより当ブログは漂流することとなったわけです。つまりは自業自得というやつです。ネットで解決方法を検索したんですが、どこにもページがありませんでした凹

さて、アカウントロックの解除方法です。

1.↓このページで必須項目を入力
goo事務局へのお問い合わせ

2.『質問内容』の欄には「登録時の情報を忘れてしまい本人性確認が出来ずアカウントロックが解除出来ない」旨を正直に、そして「このブログは生き甲斐でした。ブログが書けなくなってボクはもう生きる意味を失って石窯づくりも失敗して合コンでせっかく良い流れだったのにチーズすら…」みたいな涙を誘う語り口で、かつ「お世話になります(中略)貴社の益々のご発展を心より祈念して…」くらいの丁寧な結びの言葉でアカウントロック解除の要請をしてみてください。

3.指定したメールアドレスにgoo事務局からメールが届きました。
「お客様のIDは一時的にロックを解除しました。ログイン後すぐに新しいパスワードに変更して下さい。」

※尚、この方法でアカウントロックが解除出来たのはあくまでもgooさんの配慮によるもので一般的な方法では無いと思われます。全ての方がうまくいくとは限りませんのであしからず。

ベトナム旅行記④ Heart on wave

2013-01-21 | 教習とは全くもって無関係な日記

いいすかね?今更になって去年の夏の話を持ち出してもいいすかね?
確か8月頃に書き始めた記事が、綺麗に年をまたいでたった今しがた完成しました。
こんなボクで良かったら皆様今年もよろしくお願いします。

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今まで3回に渡って更新してきたベトナム旅行記も今回で最後。
もっと長きに渡り皆さんにベトナムの魅力をお伝えできればいいんでしょうけども、なんせボクって記憶力がセミ並みの悪さなもんで。もうすでにベトナムでの出来事を薄っすらと忘れかけてる。
取り合えずめぼしい写真をUPしながら夏の思い出を簡単に振り返ってみます。

先ずはホーチミンシティの中央郵便局。





にいた花嫁のニーニャたち。
中央郵便局はフランス領時代のすごく綺麗な建物なので、周辺ではよく結婚式の前撮りが行われているそうです。



戦争博物館に展示された子供たちの絵。
ホーチミンの子供たちが平和をテーマに描いています。どれも明るく優しい色づかい。独特な色彩感覚が素敵です。



統一会堂(旧大統領官邸)。にいた知的ニーニャ。



団体ツアー客向けのお土産屋さん。にいた若手売り子ニーニャ。



続いてどっかのレストランで。
米粉を使用したベトナム風お好み焼き“バインセオ”



とフルーツ盛り合わせ。



とグラマラスニーニャ。



メコンデルタの島で大蛇をマフラーのように巻くM安さん。



メコンデルタの川下り。



と船頭の少女ニーニャ。



どっかのベトナムフレンチレストランの癒し系ニーニャ。



どっかの中華料理屋の回復系魔法使いみてぇなニーニャ





最終日の自由行動。
ボクがどうしても行ってみたかったベトナム料理屋ホアン・イエンの生春巻きとあんかけ焼きそば。ここの食事が一番おいしかった。



国営百貨店。雑貨屋の笑顔が素敵なニーニャ。



別の雑貨屋のアオザイ&ジャージのコーデニーニャ。
学生時代の憧れの先輩に似てた。うぅ、マキ先輩!



メイド服のニーニャ。街頭でオープンしたメイドカフェのチラシを配ってました。





愛くるしいキャラクターたちが笑いを誘う水上人形劇。



と舞台袖で生演奏をする左端の綺麗なお姉さんニーニャも決して見逃さない。

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さて、こうして最後に振り返ってみると、おれ、ニーニャしか撮って無い。

冒頭の中央郵便局なんて、肝心の建造物を全く撮って無いという衝撃の事実。我ながら呆れちゃう。そんで雑貨屋のニーニャの時なんて、ニーニャを撮りたいがために商品を購入してた感が否めない。我ながらすんごい情熱。

ただ、ほとんどのニーニャは観光客に撮られ慣れてるからか、撮影を笑顔で快諾してくれるのだけど、この雑貨屋のふたりは違った。
一軒目の雑貨屋で商品を購入した後、ボクの出せる全力の爽やかな笑顔とジェスチャーで「写真撮らせて」と伝えると、彼女は首を横に振った。

まいったな。このままでは日本に帰れないじゃないか。
見初めたニーニャたちは何としてでもコンプリートしなければならぬというのに…。

というカードコレクションゲームに躍起になるひとみたいな病的な心理にボクは陥っていた。ほんと、レアなカードってのは課金してでも手に入れたくなっちゃうものなのね。ちょっとだけ彼らの心理が分かったような気がします。

しかし、カードとハートは違う。彼女たちは生身の人間だ。課金(商品購入)したからといって、彼女たちの気持ちを買うことは当然出来ない。
万策尽きたボクの次にとった行動は、自分でも驚くべきものだった。

「カワイイ!」

それは、かれこれ5年以上は女性に向けて使っていない言葉だった。
まさか久しぶりにこんな日本から遥か遠く離れた異国の地で使うことになろうとは思いもしなかった。
もちろん彼女はベトナム人だ。商売の為、簡単な英語と日本の単語は片言で喋れるけども、さすがに「カワイイ」は通じないかもしれない。これはひとつの賭けだった。

いや、そういえば「カワイイ」は日本人女性に向けて使う時だって、いつも賭けであった。

「カワイイ」は諸刃の剣だ。女性を喜ばすことも出来れば、逆に不快な気持ちにさせることもある。例えば爽やかイケメン君が極めてナチュラルに、サラッとこれを言ってのけたとしよう。ほとんどの女性が悪い気はしないだろう。

しかし、恋愛寿命がセミ並みでとっくの昔に終わってるボクが極めて不自然に、ドロッと言ってしまったらどうだ?決まって彼女たちは怪訝そうな顔をし「何このオッサン、シンプルに気持ち悪いんだけど。」と、こうなる。

まぁそんな酷いことを言う女性はボクの場合、せいぜい3人にひとりぐらいの低い割合なんだけど、なんせ残りの2人も「何言ってんの?可愛くねーし!」みたいな、本当に可愛くない返事をするからね。こっちは勇気を振り絞って「カワイイ」と言ってるのにさ、そういうのって良く無いよね。

素直に「ありがとう」と微笑む女性は多分、10人にひとりいるかいないかだろう。投資対効果を考えればこれはすごくリスクの高いギャンブルであると言っていい。だからボクはいつからか「カワイイ」を封印し、迂闊に使うことは無かった。ボクは幾度もカワイイ・ジレンマに苛まれ、そして気付けば5年以上が経っていた。

「カワイイ!」

それはかつてボクが言ったことの無いほどのスマートな言い方だった。
何故、5年も封印してきたカワイイをここにきて解き放ってしまったのだろう。常夏の陽気のせいか、それとも南国の花の色香のせいか。とにかくボクはまるで別人格のもうひとりの自分が出てきたかのように、彼女をクールに褒めた。
すると彼女は「えー!」というような戸惑いの表情を見せ、照れ笑いをし始めた。

な、なんということだ…!
カ、カワイイが…通じておる!
いや、むしろ、カワイイが…効いておる!!

光が、一筋の光が見えた。彼女は謙遜し「ノーカワイイ!」とか言っちゃってるけど、こちらも一度抜いたカワイイを簡単に鞘に収めることは出来ない。畳み掛けるしかない。ボクは片言の英語と単純な日本語で、彼女を褒め続けた。

「いや、マジで、リアルにカワイイよ!」

うん、チャラい。明瞭にチャラい。でもボクは真顔だった。
チャラ男が放つ褒め言葉が水面を跳ねるただの軽石なら、ボクの放つ5年越しの「カワイイ」はそれとは全く重みが違う。ドボリと音を立て、激しく水面を揺らし、遠く心の深淵に届くはずだ。ボクは彼女の目を見つめて真摯に伝えた。改めて文字にしてみるとキャバクラで必死になる出川哲郎としか思えないような酷い台詞だが、それでもボクは真顔だった。すると最初は難色を示していた彼女も、結構まんざらでもなさそうな感じになった。

「カワイイ」の破壊力は海を越えるのだ。

あと、自分でも信じられないんだけど、ウィンクとかもした。今までの人生で一度も女性に向けてやったことの無いウィンクを、大胆に取り入れてみた。そしたら不思議なことに彼女はすごく可愛らしく微笑んだ後、撮影をOKしてくれた。

その後、2軒目の雑貨屋のニーニャにも最初は頑なに撮影を断られたのだけど「カワイイ!」とウィンクの合わせ技でまたすんなりと了承をいただいた。
すげー。いける、いけるぞ!この手を使えばどんなニーニャもイチコロだ!

今思えばこの時のボクは少し調子に乗っていたのかもしれない。

とある施設で建物内を撮っていたら、苦笑いしながら近づいて来たアオザイ美女がひとり。ボクに向かって話しかけてきたのだけど言ってる事がさっぱり分からないので、「そうか、そんなことより君はカワイイから撮らせなさい!」つってウィンクしてカメラを向けたら、彼女はニッコリ笑顔で快諾してくれた。

そしたらその後すぐにガイドが飛んで来て「カメラをしまってください!」とか「あの子よく撮らせてくれたねー!」とか言ってきた。うむ。どうやらアオザイ美女がボクに伝えたかったのは「ここは撮影禁止です」ということだったみたいです。

撮影を注意しに来たひとを、撮影してた。

これはもうボクの大失態で、パクチーを青汁にして飲まされる刑に処されてもおかしくないくらいの話なんだけど。どうだろう?「カワイイ!」とウィンクのコラボがいかに強烈な力を宿しているのかがお分かりいただけたのではないだろうか。

本当はこの秘密のテクニックをお教えしたくなかったのだが、当ブログを見てくれている男子諸君のために公開に踏み切ることにした。ただ、注意すべきは「カワイイ」という言葉を心底から想い、発することだ。言霊が宿らない「カワイイ」では、波上に揺れる繊細な乙女心を決して射止めることが出来ないのだ。

「すごいっす!おれも今度ジンバブエで早速やってみるっす!」とか「素敵!あたしもあなたに囁かれてみたいわ!」とか、そんな声がちらほら聞こえてきてもいい頃だと思う。しかしちょっと待って欲しい。

ここで誤解のないように言っておきたいことがある。

ニーニャの心を動かしたのはボクの実力でもテクニックでも何でもない。
今回の記事でボクが主張したいことは、「カワイイ」が世界共通語になったのは日本の女性の功績が大きい、ということだ。古来より現在に至るまで、日本の女性が積み上げてきた努力が、磨き続けた感性が、世界に認められ浸透し、こうしてニーニャの心に届いたのだ。ボクたちは全ての日本女性に感謝し、敬意を払わなければならないのだ。

「カワイイ」

愛する者がいる男性は、いつも囁くべきだ。
男性がそう伝えることで、女性は喜び、さらに磨きがかかり、そしてまた男性が喜ぶという好循環=カワイイ・サイクルが生まれる。まさに魔法の言葉なのだ。

「カワイイ」

嗚呼、なんて素晴らしい言葉なんだろう。
嗚呼、そして何故ボクはこの言葉を5年も封印してきたのだろう。

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って話を、帰りの飛行機の中で同僚に話したら「うん、カワイイ・サイクルの事はよく分からないけど。そのバイタリティ、日本でも活かせよ。」と言われた。

確かにそうだな…。

いや、しかし、ボクはボクの為に「カワイイ」は使うまい。
下心や計算が伴う「カワイイ」に、女性への敬意は無いのだ。
花に対して「綺麗」と言うように、ただシンプルに感性を伝えるだけがいい。
ボクが放つ一言によって、女性へ、そしてその女性の周辺へと幸福が無限に広がっていけば、それはすごく素敵なことじゃないか。

そうだ、これからは臆することなく伝えよう、「カワイイ」と。

と思い立って、帰国後、教習所の受付の事務員の子にちょっとした頼み事があったから「これお願いね。お、今日もカワイイね!」って書類を渡しながらウィンクしてみたら、途端にドササッ!って。紙ってこんな重い音するんだ、ってほどのドササッ!って音をたてて書類が足元に散らばった。

この瞬間、ボクはまたカワイイ・サイクルから弾き飛ばされた。

「キモイ」が世界共通語にならないように、ボクたちは常に気を付けねばならない。


ベトナム旅行記③ 世界のヤマネ

2012-08-19 | 教習とは全くもって無関係な日記

2日目の夜はサイゴン川でディナークルーズ。



ウェイトレスは水兵のコスチューム。



船内の同じフロアにはボクたちの他に、ロシア人の団体、中国人の一家がいらっしゃった。

ボクがあくまでもマイペースに、ビールをがぶがぶ飲みながらベトナム料理に舌鼓を打っていると、同じテーブルに同席していた上司たちが口を揃えてこう言って来た。「おい、何かやれよ!」と。フロアには小さなステージがあって、そこで余興をやれ、みたいなことを言うんですよ。

いやいやいや、このひとたち何言ってんの。
あんね、屋形船じゃないんだから。

周りにはボクたちだけじゃなく、他の国のお客様もいらっしゃるわけですよ。そんな中で宴会芸なんておっぱじめたら、旅先で羽目を外す日本人の典型的な悪例じゃないですか。ボクは酒癖は良い方なんで、酔いに任せて非常識なことは決してしないのです。

そりゃ確かにボクは社内でもキング・オブ・モノマネと称えられて久しいけれど、こんな場違いな場所で悪乗りして「ぶら~り!途中下車の旅~!」つって故・滝口順平と瓜二つのモノマネとか披露した日にはドボリ途中下船させられるなんてことになりかねないじゃないですか。

で、「いやです。絶対しません。」ってごねていたら、ひとりの男がテーブルの間を縫って颯爽とステージへ歩み出た。新人教習指導員のヤマネである。

おいおいおい、アンタ何する気だ?

外国人たちもなんだなんだとヤマネに注目している。
大丈夫かよ、下手なことをしたら日中、日露戦争再びみたいになって船から放り投げられるぞ、とハラハラしてたら、彼ね、片手で持ったタオルを振って一瞬で結び目をつくる、っていうすげー地味な一発芸をやりだした。

そんで9回目くらいで成功してました。

身内は「おぉー!ヤマネなかなかやるなー!」とか歓声を上げてましたけど、ボクにとってはそんなくだらないことよりもヤマネを見る外国人のポカーンとした顔が印象的でした。

ヤマネの余興が終わるのを待っていたかのようなタイミングで、民族楽器を持ったバンドがステージに登場しました。もしかしてヤマネってこれの前座だったのか、ってタイミング。

対岸の夜景、揺れる木造船、異国情緒溢れる音楽。

しばらくするとふたりの踊り子ニーニャが登場して民族音楽に合わせて踊りを披露しました。ふたりともすごく綺麗な方でした。





特にこの2番目のニーニャがボクとK谷さん的にどストライクでした。
画像じゃちょっと分かりませんけどもすごく美しい方で、小池栄子を三日三晩真水で塩抜きした感じのベッピンさんでした。

彼女たちはセクシーかつお上品な衣装を身にまとい、大きな扇子をひらひらさせながら優雅に踊ります。客席は皆うっとりとした表情で彼女たちの踊りに見とれていました。ここは竜宮城かと思うほど素敵なひと時でした。

夢のような時間はあっという間に過ぎ、踊り子ニーニャが舞台を去りました。その後もバンド演奏は続き、ボクたちに気を遣ってなのか『北国の春』など日本の曲を演奏してくれました。曲の途中でバンドのリーダーが客席に向かって「どなたかタンバリンを叩いてくれる方~?」みたいなことを言ってます。

上司たちはまたもや口々に「お前、前に出て叩けよ!」とボクに言ってきました。

いやいやいや、そういうの、良くないよね。そういうのって、どうせただの笑い者にされるか、やらすだけやらしといて「お前面白くねーな」って感想をさらりと述べられるかのどっちかしか無いよね。
パワハラとかアルハラとか世間ではよく言われますけど、こういうのをヤレハラ(ヤレヨ・ハラスメント)と定義してボクは強く糾弾していきたい。

で、頑なに断っていたら、いつの間にかある社員がタンバリンを渡されてて、うわー可哀想だな、って思ってたらそのひと、河本準一よろしくの手さばきでジャパニーズ太鼓持ち芸を披露しだした。

新人教習指導員のヤマネである。

ヤマネ、すげーリディミカル。下積みホストみてぇ。

曲が変わって『上を向いて歩こう』が演奏されました。
ヤマネはタンバリンを叩きながらついに歌いだしました。頼まれてもないのにセンターに置かれたマイクスタンドを握り締めて。



歌の最後の「ひとりぼっちの夜」の所なんて、バンドが次第にスローに演奏するのにうまいこと合わせて結構良い感じでアレンジしてたし。おまえらリハしてたんかっちゅーぐらいハマッてました。

ヤマネに触発されたのか、ジャパニーズに負けてなるものかとスレンダーなロシア人熟女が前に出てきてノリノリで踊り始めました。

おいおい、誰だよ、こんなにウォッカ飲ませたやつは、って心配するほど踊り狂ってます。彼女の狂乱ぶりに周囲は明らかに引いてたんだけど、身内のロシア勢ですら明らかに引いてたんだけど、女性をひとりにさせてはならないと思ったのか、ひとりの紳士がスマートな感じでスッと美熟女の横へと歩み寄った。

新人教習指導員のヤマネである。

ふたりは目を合わせ、お互いこくりとうなずくと一緒に踊りだした。美熟女が魅せるとヤマネも魅せる。それはもう呼応するように息のぴったりと合ったディオダンシングだった。

もうこのあたりからヤマネフィーバーが止まりませんでした。

会場に巻き起こるヤマネコール。
それまでバラバラだったフロアの全てのひとたちがステージに群がり、手を叩き、腹を抱えて笑い、写真を撮り始めた。

こうなると宴は止まらない。
興奮した観客がひとり、ステージに飛び込んで踊りだした。

教習所の売店のオバチャン、I戸さんである。

でもそこはヤマネとロシアン熟女のゴールデンコンビが完全に出来上がってて、もはや日本人熟女代表I戸さんの立ち入る隙は全く無い。行き場を無くした彼女はこともあろうかボクの所へやって来て「行きましょう!」って腕をぐいぐいと引っ張ってきた。

ボクは目を閉じ、首を横に振って石像のように決して椅子から離れませんでした。

勘弁してくれよ!
あんな双頭竜のモンスターみてぇな最強のコンビの横で、ボクたち二人がしゃしゃり出たところで、絶対火傷するだけじゃないか。

「お願い!ねぇお願いよぉ!」つって、痴情のもつれみてぇにI戸さんはなおも泣きついてきましたが、ボクは心凍らせて愛を凍らせて鬼神のごとく彼女の手を振り払いました。
ほんとごめんな、I戸さん。

ボクは上司のヤレハラを軽くいなすことは何とも思わない。でもさすがにいつもお世話になっているI戸さんの懇願を無下に拒否するのは心苦しかった。
ただ、上司の命令は断っておいて、女性の頼みはすんなりと受け入れるってのが本当の紳士のすることなのだろうか。
いくら女性の頼みといえども「ええい!」と振り切って、自分の意志を曲げずに貫くのが真の男というものではないだろうか。

結局、I戸さんは不完全燃焼のまま自分の席へと戻って行った。

一難去ってまた一難。ホッとするのも束の間、後ろから誰かに肩を叩かれた。
どうせまた上司かI戸さんだろうと思って、「だから!ボクは絶対に嫌ですってば!」って言いながら振り向いたら、そこには小池栄子似の踊り子ニーニャが立っていた。
キョトンとするボクに向かってニコッと笑いかける彼女。

う!うるわしすぎる!

それはまるで大切な宝物を授けに天女が地上に舞い降りたみたいな衝撃だった。彼女が宝物の代わりにボクに差し出してきたのはそう、タンバリンだった。

気が付いたらボクはヤマネとロシアン熟女の間で激しく踊ってました。

気が付いたらヤマネからロシアン熟女を奪い取るようにして踊ってました。
気が付いたらロシアン熟女の足元を這うようにしてタンバリンを叩いたりしてました。
気が付いたらロシアン熟女の背後から両腕を前に回して腰を抱くようにしてタンバリンを叩いたりしてました。

で、ついでに、ロシア人団体の中に多分あれが旦那だろうなって感じの大男がいらっしゃるのにも気が付きまして。

なんか腕とかもすげー太くて、絶対あの人、両腕の力こぶのとこに碇のタトゥーとか入れてらっしゃるな、とか思って頃合いを見て逃げるようにして舞台を降りました。

まぁボクの出演時間は3分に満たないと思いますけど、会場のみなさん動画を好き勝手に撮ってらしたんで、ボクの破廉恥な姿がYouTubeとかにアップされて全世界に発信されていないことを祈るばかりです。

ボクが場を荒らして去ったその後も、ヤマネは各国の美熟女たちと一緒に踊り続け、会場を大いに盛り上げていました。堂々たるオンステージ。どっから来るんだその自信と余裕。

下船の時。ヤマネは何人もの外国人に写真撮影を求められ、最後にロシアン熟女と肩を抱き合い、別れを惜しんでいた。



日中露のボーダレス。
かくしてヤマネは国境を越え、みんなをひとつにまとめたんだ。

もう尖閣諸島とか北方領土とかも、オザワなんかよりヤマネが解決すればいいのに、と思った。

ベトナム旅行記② それぞれのフォー

2012-07-23 | 教習とは全くもって無関係な日記

1日目の夜。





夕食はツアーに組まれたどっかのレストランでベトナム料理。
パイナップルの灯篭に刺さってるのは名物の揚げ春巻き。
あと滞在中すげーお世話になったサイゴンビール。

たらふく飲み食いした後でホテルの部屋に戻ったんですけど、やっぱせっかくの海外旅行で夜は部屋で大人しくしとくとか有り得ないじゃないですか。夜のホーチミンを探索したりして満喫したいじゃないですか。

実はボク、ツアーで用意されているようなレストランは外国人向けで面白みが無いだろうと予想してたんで、地元民が通うようなローカルなお店を出発直前にネットで調べていましてね。早速今夜は本場のフォーを食べに行こうと思い立ち、社員のたまり場になっているホテルの一室へ有志を募りに行きました。

「あらみなさんお揃いで」

部屋に入るとボクの直属の上司をはじめ先輩指導員や後輩指導員、6,7人がビールを飲みながらまったりとくつろいでいました。そんな中、

「さあて、みなさんフォー食べに行きましょうか!」

って意気揚々とご提案してみたら、みんなすげー乗り気じゃ無い。露骨にだらだらしてらっしゃる。そんで「もうお風呂入ったし」とか「だって外暑いじゃん」とか「ちょっと、ドライヤー貸してよ」とか「ねえ、UNOしよーよ」とか、女子みたいなことを口々に言い出す始末。

ついには上司が「フォーなら明日、ツアーの昼飯で食べる予定でしょ?」って涼しい顔して正論を言って来た。

はいはいはい、そうきましたかこのツアー大好き東洋人が。

ボクはここぞとばかりに得意げに「いや、あのですね、ツアーで出てくる食事というのは大体…」って、ローカル店の魅力と面白み、知らない土地を探索する楽しみ、冒険こそが旅の醍醐味、ニーニャ的なロマンスの予感、などをとうとうと言い聞かして説得を試みたんですけど、上司ね、そんなボクの話を遮る様にしてこうつぶやいた。

「そろそろお湯沸いたかな…」

そしてコンビニの袋からガサゴソと取り出したのはフォーのカップ麺だった。

なにしてんのこのひとーーーーー!!

ベトナムにまで来て初日にフォーをカップ麺で食べるって、一体どうゆう神経してんの!?

例えるならば、行列の出来るラーメン屋、東池袋・大勝軒本店の軒下でコンビニ限定カップ麺“大勝軒”を食すようなもんだ。いやこれは分かりにくいな。
じゃあアレだ、インド人の彼女が出来て初めて部屋に入れてもらえることになった日に「ごはん作るよ何食べたい?」って聞かれて「ボンカレー」って答えるようなもんだ。そんな無粋な男は全長5kmほどのターバンを頭に巻かれて頚椎を捻挫してしまえばいいと思う。

さらにデリカシーの無い上司は「うまいぞコレ、食ってみるか?」って勧めてきたんで、「結構です!最初のフォーは絶対にちゃんとお店で食べますから!」って頑なにお断りした。それはもう幼い頃に思い描いていた最初のチューに対する青い幻想と同じくらい頑なに。

そしてボクの苛立ちを逆撫でするかのように、他の人たちもカップ麺のフォーをひと口もらっては「ほんとだ!うまいっすねー!」ってキャッキャ言うてる。駄目だ。この人たちには何を言っても無駄だ。そう察したボクは同期のK谷さんと後輩のH熊くんを連れ立ってホテルを飛び出した。

途端に身体に纏わりつくムンムンとした熱気。

いいぞ、これが熱帯夜の息遣いだ。見てろよ。エアコンの利いたホテルの部屋でくつろいでいる連中には決して味わえないような美味いフォーを食べてやる。ボクはこの瞬間、フォーとの素敵な出会いを確信していた。

夜10時になってもホーチミンシティは眠らない。露店の軒先で歩道を塞ぐようにして宴会をする現地人。昼間よりも交通量は減ったものの、所々でクラクションが鳴り響く。交差点ごとにバイクにまたがったポン引きのオッチャンが待ち受けていて、彼らはどこで覚えたのだか分からない卑猥で直接的な日本語を投げかけて来る。ボクはK谷さんとH熊くんを盾にして突き進んで行った。

ホテルから15分くらい歩いてたどり着いた老舗のベーカリー“ニューラン”


(画像は後日、日中に撮影)

ここはバインミーが美味しいと評判のお店。
バインミーとはフランスパンの間に様々な食材を挟んであるファーストフード。いわばベトナム風のサンドイッチだ。かつてフランスの統治下にあったベトナムやカンボジアなどで食べられているらしい。



ブースの中で山積みになったバゲット。その後ろに肉の塊がクルクルと回っている。注文するとここで肉片を切り落として入れてくれる。



テイクアウトして次の朝に食べたけど、中にはハム、なます、玉ねぎ、香草などが入ってました。ピリッと唐辛子が効いていて、味付けは甘辛い感じ。全ての食材の味や食感が絶妙な調和を生んでいて面白い。とても美味しかった。ついつい朝からビールを開けちゃうほど。これが100円くらい。

さて、本題のフォーなんですけど、ニューランはフォーもなかなかいけるというし、パン屋なのに何故か深夜まで営業してるというのでこの店を選んだ訳です。



厨房方向。店内には赤いプラッチックのイスがいっぱい。良いね。この安っぽさがローカル店の証しなのです。テーブルはステンレスの台。良いね。まるで厨房でまかないを食べるかのような雰囲気です。メニューを見ると英語表記もありました。フォーにも様々な種類がありましてすごく迷ったんですがフォーボー(牛肉のフォー)を指差し注文しました。



別皿に生野菜や香草がもっさりと盛られていて、好きにトッピングして食べます。ボクはその中のもやしを大量に入れて食べてみました。

滞在中合計4ヵ所でフォーを食べたけど、ここのフォーが一番美味しかったです。スープの出汁がしっかりしていて、旨みが濃縮されていました。

ベトナム料理の味と匂いは独特だと言われますけど、ボクはその土地の物を食べられるという好奇心の方が強いので気になりませんでした。香草が入ってるからか少し薬膳スープのような印象を受けます。ひと口飲む毎に身体中にキレイが染み渡るような気がしました。ベトナムのソウルフードをこういったローカルなお店で食べることで、ベトナム人の原動力に五感で触れることが出来たような気がしました。

「地元民は調味料を加えて味を変えて楽しむらしいよ」

ボクは箸を止め、隣でフォーを食べている同僚ふたりにウンチクを語った。
デフォルトでも美味しいフォー。しかしここまでローカルにこだわったボクとしては、食べ方も地元民と同じ様にしてみたい。そこまでして初めて今回のミッションを成し遂げたと胸を張って言えるのでは無いだろうか。そしてやっと憧れの“マスター・オブ・ローカル・オブ・ベトナム・オブ・フォー”の称号を手中にすることが出来るのでは無いだろうか。オブ多目だけど。

しかし同期のK谷さんはボクの言葉に「ふーん…」と無関心だった。そういえば彼は「いや、生野菜はちょっとやめとく」とトッピングすら入れなてかったよな。EXILEのウサに似ててワイルドな顔面してるくせに、結婚して子供が出来るとこうも守りに入るものかねあーやだやだ。

やはりここは先輩指導員として、後輩のH熊くんにはカッコいい所を見せてあげないといけないんでね、早速冒険して味を変えてみることにした。

テーブルには様々な調味料が置いてあって、その中に赤唐辛子の入った小さなビンがあった。よく見るとちょいと水っぽい感じの、色素の薄いピンク唐辛子だ。

「なんだよコレ、全然辛そうに見えないじゃん」

と余裕の笑みをこぼしながらも一応ね、一応、ちょっとだけすくってフォーに入れてみた。
H熊くんもボクに続いてくれて、ボクよりも少量のピンク唐辛子を入れていた。
そんでひと口食べてみると…美味い!
辛味が増してさっきまでの優しい印象と変わりパンチが効いてて食欲がそそる。やはり暑い所では熱くて辛いものを食うのに限る。

そんでふた口目、三口目とスープをすすると、

「い、痛い!!」

って叫んだ。
何だろ、ひと口飲む毎に身体中にイタイが染み渡るような気がしました。
もう辛いを通り越して、激痛。薬味つーか劇薬っす。歯がキンキンする。歯が痛がってる。普段、痛みを覚えるような所じゃない所が悲鳴を上げるように痛がってる。

身体中の感覚が麻痺していって強張る。熱い汗と冷や汗が入り混じるようにドバーッと出てきて、頭の血管がドクンドクンと脈打つのが分かる。脈打つ度に脳が痛がってる。意識がもうろうとして思考が停止するくらい痛い。痛いよ、片思いの恋みてぇに痛いよ。

で、「ちょ、ちょっとこれ辛過ぎるよね?」ってH熊くんの方を見てみたら、彼、顔が紫色になってた。もしこの冒険がドラクエだったらすぐに町に帰って教会の神父に解毒をお願いしなきゃいけないくらい、顔が紫色になってた。
まぁ一番痛かったのはやっぱり、後輩に対して心が痛かったよね。ごめんよH熊くん。

結局、この汗と痛みは1時間くらい引かずに、さらに外の熱気で汗びしょびしょになりながら、ボクとH熊くんは終始無言のままホテルまで帰った。

「ただいま帰りました。」

たまり場の部屋へ戻るとエアコンをガンガンに利かせた中で、まだ酒盛りが続いていた。
上司が「すごい汗だくじゃないか。」って涼しい顔をして言って来た。
ボクは「え?まぁ、はい。それがベトナムですからね。」って素っ気無く返事をしたあと、食べてきたフォーの美味しさやお店の雰囲気の面白さなどの冒険談をみなさんに語ってあげてたら、上司がまた遮るようにつぶやいた。

「そろそろお湯沸いたかな…」

え?え?嘘でしょ!?
上司、あろう事か本日二度目のフォーのカップ麺に湯を注ぎ出した。

それは無いよね。
ボクらは汗だくになって冒険して来たっていうのに。

例えば伝説の薬草を求めて魔物が巣食う洞窟に入って命からがら手に入れて町へ戻って来たら、村人に「え?伝説の薬草ならそこの道具屋に売ってるし、馬鹿じゃないの?」みたいなことをさらりと言われたらその村人にザキを唱えたくなっちゃうよね。ほんと勇者に対して失礼だよね。こちとら洞窟の奥で宝箱を守るピンクのモンスターに出くわしてそんな薬草があれば今すぐにでも飲み込んでこの節々の痛みを取り除きたいくらい負傷してるっていうのにさ。

そんなザキを唱える時みてぇな顔をしてるボクに向かって、上司はにやけ顔で「本当にうまいぞこれ、食うか?」ってしつこいんで、
「まぁ最初のフォーは食べて来たんでね、カップ麺の味なんてどうせ大したこと無いと思いますけど、試してみてもいいですよ?」
ってひと口もらってみたら痛みが飛ぶほどすげー美味かったんで半分くらい食って結局お土産に10個ほど買って帰りました。

ベトナム旅行記① 混沌交差点

2012-07-08 | 教習とは全くもって無関係な日記

ベトナムから無事に帰ってきました。

すごく楽しかったです。
皆様にベトナムの素晴らしさを伝えたいのですけども、記事を書く気力も能力も持ち合わせていないんで、柄にも無く画像をいっぱい貼り付けて旅の思い出を振り返りたいと思います。
ちなみにプライバシー保護の為、人物の目元にモザイクを入れたりして画像を加工しようかと思いましたが、そんな心配が必要無いくらい撮った写真のほとんどが見事にピンボケしてたのでそのまま載せますよこんちきしょ。

まず、滞在したホーチミンシティの交通事情なんすけど、
たまには教習指導員のブログらしく一応ね、触れとこうと思うんですけど、
交通の足は90%がバイクで、市内には400万台のバイクがあると言われてます。
見たところ125CC未満の小排気量のスクーターがほとんどです。
ちなみにベトナムではバイクのことを「ホンダ」と呼びます。
ジャパニーズブランド・ホンダのバイクは、平均年収が20万円という市民にとって非常に高価で高嶺の花とされています。



とにかく恐ろしいほどバイクの数が多い。鰯の群れみたい。
そんで信号無視や割り込みなんて当たり前、好き勝手に走行してます。整然としてない鰯の群れみたい。



見えにくですが後ろのお母さんがベイビーをひとり抱いてます。
日本だったら「ちょっとした夜逃げか?」と思うほどの衝撃的な光景です。
バイクの乗車定員は大人は2人まで、子供はカウントしないらしいです。

画像じゃお伝え出来ないくらい、街には凄まじい台数のバイクが溢れています。
バイクの後ろに商品棚を乗せて移動式販売車にしてる人とか、バイクと荷車を連結させて大量の物資を運ぶ人とか、あとなぜか路上駐車したバイクの上で昼寝してる人とかもかなり多く見かけました。もう何でも有りですよ。ひょっとしたら分娩台とかにもバイクが使われてるんじゃないかと心配するほどです。
歩道を徒歩で行く現地人はほとんどいませんでした。それほどまでに市民にとってバイクは生活に密接しているのです。



ボクが以前書いた記事のタイトル“ラウンドアバウト”がこれです。
日本人にはあまり馴染みの無い、信号や一時停止が無い円形交差点です。
まるで交差点の求心力で吸い寄せられるように車両が進入し、戯れるように中央島をクルリと回った後、遠心力で放たれるかのようにそれぞれの方向へと離れて行きます。

そう言葉に綴ると綺麗な感じがしますけども、現地人はここを優先順位とか無関係に、他の車をかき分けるように突っ込み、クラクションを鳴らし鳴らされ、かなり強引に出て行きます。大阪のオバハン全員をスクーターに乗らせて宝の地図とかを渡したら多分こんな感じになるかと思います。



ほとばしるカオス。
各々がどういった予測をし、判断をし、タイミングをとって行動しているのか…。訳分からん。これで事故無く走れてるのが不思議です。

ボクならこんなとこ恐ろしくて運転出来ないです。
ボクならきっとラウンドアバウトに進入してしまったら最期、ロータリーから出れずにグルグルと回り続けてやがてドロドロのゲル状になってそれこそはぐれメタルみたいになって、いや恋愛経験値が2ぐらいで触れたら病気になりそうなオマエはバブルスライムのほうだろ!とか言われそうですけどもとにかくそうなったらドアの下の隙間から好きなあの子の部屋にも簡単に出入りできるようになるよどうしよグフフ。

さて、滞在中に宿泊したホテルはインターコンチネンタル・アシアナ・サイゴン。
名前が長すぎて結局最後まで覚えられませんでした。ごめんなさいごん。



画像は部屋の窓からの風景を舐めるように覗き見る同室のK谷さん。
彼はEXILEのウサにすごく似てます。どうでもいいけど。



ドアガールのニーニャ



カフェのニーニャ



ニーニャーズ

まぁとにかく、すごく素敵なホテルでした。ニーニャ的に。
(ニーニャについては前回の記事を参照してください)

ちょっとそこまで

2012-06-24 | 教習とは全くもって無関係な日記

フォーーーーーッ!!!

てことでベトナム行きます。

教習所の社員旅行でハワイかベトナムかどっちかを選べというので、躊躇無くベトナムを選択しました。

ボクみてぇな根暗なやつがハワイなんて行ったら常夏の島に暗雲が立ち込めて気温が20℃くらい下がって珊瑚たちが風邪引いちゃいけないんでね。
あと、うわいワイハーだー!ワイハーだー!ひゃほー!とかミーハーにはしゃげるタイプでは断じて無いんでね。
そこへいくとあえてベトナムを選ぶって何か通っぽいよね。違いの分かる男っぽいよね。海外慣れした大人の男は一体何を海外に求めるのか…ゆうて海外は釜山に次いで今回で二度目なんすけども。

もうね、全然準備とかしてない。

小学校の頃の遠足でももっと準備してると思うんですけど、自分でも驚くほど何も準備してないし何も調べてない。いや、そういえば、正確に言うと一回だけ会社のパソコンを使って昼休みにネットで調べ物をしたか。

「ベトナム アオザイ 美女」

で画像検索しました。
うん、うん、いいねベトナム。いいねアオザイ。ゆうて深々と頷いてたらいつの間にか背後に数名の男性職員が集まってて皆さん画面を覗き込みながら納得の頷きをしてらした。まあとにかくそれで大満足しちゃって後は何も調べてない。

で、のんびり構えてたらまさに今日の朝が出発みたいなんすけど。

ほんと、すべらない話とか見てる場合じゃなかった。
こちとら今から準備して、集合時間までには何とかすべりこまないとならない話なんですけど。
このままじゃ最悪手ぶらで海外に挑戦することになるかと思います。
このままじゃパスポートとかも後ろポケットからサッと出しちゃうよね。
うん、何か通っぽいよね。

ということで、どなたかベトナムに詳しい方いらっしゃいましたら、これは持って行ったほうが良いよとか、あれ食べたほうが良いよとか、この店が美味しいよとか、この観光地がおすすめだよとか、お土産はこんなのが良いよとか、

帰国の日。
空港のターミナルで出国の手続きを済ませ、搭乗ゲートへと歩を進める。
途中、隣にいた同僚に何か話しかけられたけど、上の空で生返事をした。
ボクはベトナムでの数日間を思い出していた。
ハーフパンツのポケットに手を入れる。ゴソゴソと取り出したのは白いハンカチだ。そのハンカチの隅には、綺麗な模様の刺繍があしらわれていた。それは小さな無数の花が繋がるようにデザインされたベトナム刺繍で、極めてシンプルでさり気無い、しかし素朴で可愛らしい、しっかりとした存在感があった。ボクはしばらくその小さな花をぼんやりと眺めながら歩いていた。

「お、何だよそれ?お土産か?」

見せてみろと言わんばかりに同僚が横から手を伸ばしてきた。ボクはその手を避けるようにハンカチをまたポケットに仕舞い込んだ。
「ちぇっ、何だよ。」
素っ気無いボクの態度に同僚は少しムッとした。しかし底抜けに明るい同僚はすぐに機嫌を直し、また喋り掛けてきた。
「なあ、この後免税店で残った金をパーッと使って買い物でもしようぜ!」
「いや、おれもう持ち合わせ無いから…」
「え、嘘だろ?全部使っちまったのか?お前一体何に使ったんだよ?」
「別に、何だっていいだろ。」
「土産物だって、買ったのはどうせその安そうなハンカチぐらいじゃないかよ!なあ?」
「…うるさいな!」
「はあ?おい、お前!さっきから何か変だぞ!?」

近くにいた先輩社員が「お前達、何揉めてるんだよ!」と二人の間に割って入った。さらに「そろそろ時間ですよ」と添乗員に促され、しかめっ面をした同僚は先輩社員と共にゲートの方へ向かって行った。ボクも少し間をおいて二人の後に続いた。

その時だった。

ターミナルの雑音の中で、かすかに心地よい音色が後頭部に響いたような気がした。気のせいだよな、とボクは苦笑いし、そのまま二、三歩ほど歩たところで、今度はもっと大きくはっきりと聞こえた。
それは音色では無く、拙い片言の言葉で、その言葉とは、紛れも無いボクの名前だった。
瞬時に後ろを振り向くと、息を切らせてこちらへと駆け寄るひとりの女性がいた。
「ニーニャ!?」
肩で息をしながら呼吸を整えようとするニーニャ。彼女はシルク素地の真っ白いアオザイを身にまとっていた。眩しいほどに輝くアオザイの純白と、彼女の肌の小麦色が鮮やかなコントラストを成していて、それはまるで一枚の美しい油絵を見ているような錯覚と衝撃をボクに与えた。

「ニーニャ!何でここに!?見送りに来てくれたのかい?…アオザイ、出来上がったんだね。すごく似合ってる。良かった、帰る前にキミのアオザイ姿が見れて。本当に綺麗だよ、ニーニャ。おいおい、何だよ!泣くなよなー!ほら、これで涙を拭きなよ。ははは…、まさかキミに貰ったハンカチで、キミの涙を拭くことになるなんてね。そういえば、このハンカチに刺繍されてる花ってさ、何かニーニャみたいだよね。日本に帰ってもおれ、いつも持ち歩くよ。ニーニャが傍にいてくれてるみたいで、寂しくはないさ。さて、涙も止まったみたいだし、おれはもう行くよ。きっと、きっとまた迎えに戻って来るから。それまでそのアオザイを大切に仕舞っておいてくれよな。次にそれを着てもらうのは、おれたちの…結婚式の時だから…」

ってのはベトナム語で何て言うのかとか、そもそもベトナム美女はどこに行くと会えるもんなのかとか、教えていただければすげー助かります。

卒業生の皆様へ~同窓会のご案内~

2012-05-08 | 教習とは全くもって無関係な日記

ウチの教習所ってのは教習所業界の間でも「変わってる」と言われるようでして、

教習所なのにアスレチックがあったり、
教習所なのにたこ焼き屋があったり、
教習所なのにエステサロンがあったり、
教習所なのに岩盤浴があったり、
教習所なのにゴルフ練習場があったり、
教習所なのに占いの館があったり、
教習所なのに茶室があったり、
教習所なのに「ランド」とか名乗っちゃってたり、と。

変わっているというか、もうね、何屋だよ!と言いたくなる。
このままじゃ、今年あたり敷地内にココイチとか出来んじゃねぇか、と思うほど。

まぁこんな下ネタばっかりのブログが教習所のホームページにリンクされている自体、どうかしてると思うんですけど。

当然ながら教習生のみなさんは口を揃えて「変わってますよねここ。来てみてびっくりしました!」とかおっしゃるんだけど、その度にボクは「そんなことは軽々しく口にしないでいただきたい」と説教することにしている。
キミたちはいいよ?2週間ほどで帰れるからさ。
でもボクなんてさ、就職してみてからびっくりしたんだぜ!
こっちは人生がかかってんだぜ?こちとらびっくりのスケールが違うんだぜ!?

てことで就職して早や数年、もうびっくりし慣れた。
だから大抵のことには驚かなくなったんですけども、
そんなボクでも度肝を抜かれたことがひとつあったんでご紹介しときます。
前述しました茶室の話なんですけど、教習所に茶室があるってそれだけでもう十分びっくり、千のびっく利休なんですけど。
茶室ね、どうもひとつじゃ物足りなかったらしく、新しく





空中茶室
ってのが出来てた凹

すげえ!飛んでる!茶室が!
ってより茶室を空中に作ろうとしたその発想がぶっ飛んでる。

何だろ、この世界観。
わびさびと言うか、これはもうワサビだよね。
ワサビみたいにガツンと来るよね。





うん。さっきのと全く同じ画像なんですけど。

どうです?
二度見てもインパクトあるでしょ?
それが空中茶室

宮崎駿はこれをヒントにラピュタを作ったんだと思う。

とまぁ、こんな何でもありの教習所だから卒業生が集う同窓会があっても不思議じゃないわけで、
標題の件、えっと、説明するのが面倒くせぇんで詳細はコチラまで↓

『クリリの日記』
http://blog.goo.ne.jp/kuriridayo/e/df3746e3b684080a2b8d2fb3889f29e3

PS.もちろんウチの卒業生であり当ブログでお馴染みの、伝説の性別不詳芸人、しっしー改めししどっちも来るよ!


ほんと、卒業生までどうかしちゃってるぜ!!


Kizashi

2012-02-01 | 教習とは全くもって無関係な日記

あけましておめでとうございます。

て言うことの出来る限界ギリギリのラインを模索してたら気付けばもう2月じゃないですか。せめて旧正月あたりに流暢な中国語で新年のご挨拶の更新が出来ればまだカッコがついたんでしょうけど…といっても中国語で知ってるのは謝謝と餃子とあとは万元戸くらいなんですけども。

いやーすっげ遅くなっちゃいましたけど、こんなだらしないボクですけど、どうか皆様今年もよろしくお願いするついでにボクへの慈悲のチョコのほうもよろしくお願いします。どうよこの至極自然なよろしくの流れ。よろしく数珠繋ぎ。

初登校の朝、遅刻しそうで慌てて自転車をこいでたら角からひとが飛び出してきて急ハンドルで避けて「気をつけろバカヤロー!」って怒鳴ったら「何よ!そっちこそ危ないじゃない!」って言い返してきたのは同じ学校の制服を着た女の子だった。

っていう1ページ目でその後の展開が分かるように、年明けて1ヶ月近く経てばだいたい今年の展望は読めるよね。

ここ数年、どんどん運気が下がってるような気がして、初めのうちは恋愛運だけかと思ってたんですけど総合運というんですかね、まんべんなく、絶妙なバランスを保って全般的に運気が下がってる。だから今年こそ良い一年にしようと意気込んで年を越したわけですけど、年明け早々車が壊れた。

車の故障って大袈裟だな、どうせアレのことだろ?

と当ブログをご覧の皆様ならお思いでしょう。いやしかし今回はアレじゃないんす。確かについ最近も去年の秋に人生通算9度目のアレの故障を迎えたばかりなんですけども、今回は違う、エンジンだよ。エンジンぶ壊れただよ。
やっとか、と思うことにした。9回もパワーウィンドウ壊れるうちの、やっとここでエンジン壊れたのか、と何かホッと胸を撫で下ろすことにした。ノーヒットノーランを目前にホームラン打たれちゃった時の内野手みたいにホッとした。さすがにここらでいい加減運気も底をついて欲しいものです。

あけましてぜんぜんめでたくない。

あ、いや、めでたいと言えばひとつだけ、心当たりが無い事も無い。
正月休みに久々に実家へ帰ったら、親父が何故だか小声で教えてくれたのだけれど、家のすぐ隣に28歳の女医さんが引っ越して来たらしい。
まじすか。嘘でしょ。そんな鴨がネギ背負って来るみたいに28歳という花の盛りの女性が白衣と聴診器つけて向こうのほうからホイホイと、往診さながら隣に越してくるものだろうか…。
何か話がうま過ぎる。何かこれってご町内を巻き込んだ大掛かりなドッキリじゃないのかと考えた方がしっくりくるような気がする。それよりなにより何で親父は彼女の年齢を知っているのであろうか…。とかあれやこれや思考を巡らしながらそわそわしてたらオカンが

「アナタ、今年の結婚の予定は?」

って芸能レポーターみてぇな感じの質問を、そう顔とかも井上公造みてぇな猿顔で聞いてきた。無いですね。って素っ気無く返したら「お隣の女医さん…何とかならないかしらね」って。無色透明無味無臭、無重力で無価値の無意味な話をし始めだした。
そんな非生産的な話は早々に切り上げたかったんで、アンタが今すぐにでも倒れてくれたら何とかなるかもね、とだけ答えておいた。
そりゃー正直ボクだってさ、女医フォーとラブフォーエバーしてみたいし、あるいは精一杯のネイティブな発音で女ー医女ー医女医トゥザグローブあたりを囁いたりしたいし、極論、女医と女医と女医とPOPなベイベーつくりたい。

えっと、何の話でしたっけ?

まぁとにかく、女医が隣に越してくるのはすごくありがたいのだけれど、だからといって何かが始まる訳でもなく、所詮ボクたちの関係はお隣さん。彼女はショーウィンドウの中のアクセサリーのように、ボクとは一線を画す。何これすんごくもどかしいじゃないか。こんな感じになるんなら女医情報なんて欲しくなかったよお父さん!

しっかしあれから1週間以上経つけどエンジントラブルの原因が未だ分からず車が戻って来ません。うーむ、幸先悪いな。
そんな中、ボクの胸中を知ってか知らずか、先輩指導員のW崎さんが購入したばかりの新車の自慢をしてきます。その車がスズキのKizashiって普通車なんですけど、

「いやーキザシの調子がすごく良くてね」って。

あのねW崎さん、そのフレーズ、奇跡的に黒魔術みてぇな破壊力を有しているから、ボクの前では二度と言わないでちょうだい。とヒステリックに警告しておいた。
まったく!こっちは年明けから車の不調で不運の兆ししか見えないってのによお凹

それにしても陸の孤島、孤立集落のこの山陰で車が無いというのは恐ろしいほど不便ですね。マイカー無かったら街へ出るためには鮎釣りながら小舟で高津川を下るしかないですからね。
で、思いついたんですけど、もうこうなったらエコの為にも健康の為にも、自転車でも買っちゃおうかなと。

そうだ、負の連鎖を断ち切って流れを変える為には何か大きなアクションを自ら起こすしか術はないんだ。何が変わるか分からない。何も変わらないかもしれない。ただ、今年はじたばたともがいてやろうじゃないか。

不意に、がむしゃらに自転車のペダルをこいで風を感じていた小さい頃の自分を思い出した。免許を取り自分の車を持つようになって全く乗る機会が無くなったけど、ボクは自転車が好きだった。
そういえば、あの頃の自分は運気だとかそんな言葉は決して口にしていなかった。口にしだしたのはここ数年のことだっただろうか。
運の力でも誰の力でもなく、自分の力で前に進む。それがペダルをこぐということだったんだな。
今年が良い年になるかなんて分からない。ただ、良い生き様の年にしたいと思うんだ。今、ボクすごく自転車に乗りたいよ。

そんで颯爽とペダルをこいで街を走り回ってたら角からお隣の女医さん飛び出してこねぇかしら。


男心はアナログで

2011-11-24 | 教習とは全くもって無関係な日記


あの日から、ボクの時計の針は止まったままだ。


ドアが…開かない。

ボクは何度も鍵を抜き差しした。

途中からは自分でも解っていた。それでも試みた。

そして、焦りはやがて諦めに変わった。


彼女はある日突然姿を消した。


多分、すでにもう中は空っぽだろう。

優しく部屋を彩っていた淡いグリーンのカーテンも、

チャコールブラウンの大きなクッションも、

部屋の角に置かれた木製のシングルベッドも、

彼女の温もりと共に、跡形も無く消え去った。

がらんとした部屋は、冷たく、暗い、無機質の箱だ。


4年か…


ドアの前で暫く立ちすくんでいたボクは、ボソリとつぶやいた。

おそらく同じ位の年月か、それ以上か、

ボクの心に開いた四角い穴は、しばらく塞ぐことが出来ないだろう。


アパートに背を向けて歩き出す。

往生際の悪いボクはポケットから取り出した合鍵へともう一度目をやった。

彼女が付けてくれたキーホルダーのミッキーマウスが、いつものように笑っていた。




って感じの大失恋をしたのでご報告いたします。




男心はアナログで、過去と現在がフラットで

立ち止まっては振り返り、振り切っては前を向き。

男は思い出を引きずり、さらには過去を現在のように錯覚してしまう悲しい生き物だ。

そして時に未来さえもそう錯覚する。

このまま幸せな時間が続いていくのだろうな…

今思えば極楽蜻蛉のボクの甘い考えが、

いつの間にか生まれた二人の時間軸のずれを曖昧にぼやかしていたのかもしれない。


大恋愛でした。

彼女に人生を捧げたと言っても大袈裟じゃないだろう。

こんなに女性を好きになることは最初で最後だろう、と、

彼女だけは絶対にオレを裏切らねぇ、と思ってた。

なのに!なのに!何でだよ!!


彼女=温泉


アイツはボクの前から忽然と姿を消した。

何にも言わないまま。


彼女=温泉


そう、もうあの部屋に彼女はいない。

そしておそらく二度と…


彼女=温泉、部屋=ハードディスク


うん、そう、ハードディスクに温泉はいないの。


―ご報告―

4年間収集してきた温泉データを入れたハードディスクが壊れました凹


立ち上がらないハード

立ち上がれないハート

燃え尽きるほどヒート!

口からスタンドが出た。

その日からボクは抜け殻です。

その日から他の女性(温泉)に興味が無くなった。


で、大失恋と言うたら自害だな、フフフと。


こうなったら彼女(温泉)への愛と共に死んでやるぅ!

彼女(温泉)に溺れて死んでやるぅ!

温泉を愛するが故に温泉で自害…

なんて前人未到、唯一無二の散り様だろう!天晴れ!これっきゃない!!


半狂乱で調べてみたらこんなのがあった↓先ずこれ読んで欲しい。


芥川龍之介『温泉だより』―青空文庫


温泉自殺、既出なんで止めといた。

というか逆に、修善寺温泉行ってみたくなった。

そうだ。世に女性が星の数ほどいるように、

まだまだ入ったことのない温泉は沢山ある。

物語の半之丞のように死ぬ訳にはいかない。

愛しているなら、愛していたなら、生きるべきだ。

男なら、幸も不幸も全部背負って、惨めにでも無様にでも良い。

少しずつ前へ歩むべきだ。


いつまでもくよくよしてちゃいかんな。


男子諸君よ気を付けなさい。

データも彼女も、小まめにバックアップしてないといつしか消えちまうぜ。

いや、例えどんなに気を掛けていたとしても、それは秋の空、か。


過去を振り切るように進む秒針と

過去を上書きするように更新される秒表示


男心はアナログで、過去と現在がフラットで

女心はデジタルで、消える時には一瞬で、跡形も無く




PS.取り合えず、このまま昔の女(温泉)を引きずっていたら本当に半之丞になりかねないんで、まだ見ぬ新たな彼女(温泉)を撮るために昨日デジカメを買い換えました。

心新たに、今日から連休なんで半之丞の子に生まれ変わって懲りずに青ペン通いしようかと思います。ウフフウフ。


青ペン=温泉地




ここにいるよ feat.青山テルマ

2011-07-28 | 教習とは全くもって無関係な日記


今日、

女子専門学生の教習生に、


「島根にもこんなひとがいるんですねー!」


って言われた。無邪気に。


えっと、キミはどこの出身なの?と聞いたら大阪だってさ、やっぱりな…。


多分、島根にも鳥取にも佐賀にも福井にもいるよ、こんなひと。

って言っておいた。




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潮時

2011-05-28 | 教習とは全くもって無関係な日記




このままじゃダメだ、おれ。

万事、引き際が肝心と言うけど…全然ダメだ、おれ。




旅先で

「何だひとり旅か?早く嫁さん捕まえろよ!」

ってよく言われる。


先日も風呂上がりの脱衣場で出会ったじい様に言われた。下ネタ混じりで。

こぉのエロジジイめ…

ボクは体を拭きながら、「どうすれば捕まえれますかねー?」と苦笑いして返事する。


そして着替えの服をカゴから取り出したその時、ボクの手は止まった。


何だ?


何だこのパンツーーー!?


確かにくたびれたパンツではあった。

もうそろそろ家のローンも完済した頃の定年パンツだとは思ってた。

でもまさか…いつの間に?こんなにも??


ボロボロ。

パンツ、ボロボロです。

もしこのパンツが段ボールの中で雨に打たれて震えてたら優しく拾い上げ抱きしめてやりたくなるくらい、ボロボロ。


ダメージジーンズの風合い。

いやもうそれこそメッシュぽくなってる。

夏を先取っちゃってる。


うわこれはさすがに恥ずかしいなって、じい様のほうをチラ見したら、


何だ?




何だそのパンツーーー!?




じい様ね、




ホストみてぇな奇抜なデザインのボクサーパンツ履いてらした。




何その現役パンツ!

何その押し際パンツ!

じーさん、この後何の予定があるんだよ!

何の前提パンツだよ!!!


ジジイはね、ボクのほうだった。


いくら気楽なひとり旅だからって、気を抜き過ぎ。




このままじゃダメだ、おれ。




こんなパンツじゃあバッタも捕まえれねぇ。。




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信長とオカン

2011-01-29 | 教習とは全くもって無関係な日記


人間五十年 化天のうちを比ぶれば 夢幻の如くなり


かつて織田信長は今川義元と決する前夜、これを謡い舞ったという。


温泉につかっていると、自然のでかさを感じる。

それと同時に、ちっぽけな自分を思うんだ。

人間界の五十年は、自然界での1日、いや1秒にもならないかもしれない。

そう考えると俗世の小さな悩みなんて吹き飛んでしまう。

恐れることは何も無いじゃないか。

そうさこれからも有休をとりまくってたくさんの温泉に入ってやろう、と思うんだ。


教習所は今週から繁忙期に突入しました。


繁忙期に入ると休みが月2日になり好きな温泉も行けなくなるってんで、

先日、オフシーズン最後の連休で別府に行って来た。

で、別府に一緒に行ってくれる美女なんて探してたら

このままじゃ五十年かかっても見つかりそうにないんでね、


オカンと別府行って来た凹


行って来たつーか、行ってみた。って実験みたいなノリで。


色々ありましたよ、色々。

なんせポン酢大好きの母親ですからね。

道中、数々の奇行や言動を厳しく注意した。

そしたら帰り道の車内で、


「ねえ、私って天然なの?」


って聞かれた。母親から。

まさかね、母親からそんな質問をされるとは思わなかったんでね、

そんな息子の役割があるとは聞いたことなかったんでね、

返答に困った。


自分の母親を天然ボケと認める。

それだけはどうしても避けたい。

それだけはどうしても切ない。

天然の宣告はガンの告知くらい、身内には重い。


ボクは元々、天然という言葉を好んで使わない。

天然はひとを揶揄した表現だと思うし、失礼な言葉だと思う。

行動や言動、その人柄をひとくくりにまとめてしまう、面白みの無い安易な言葉だと思う。

使用することに何となく抵抗がある言葉なのだ。

それを実の母親に使う日が来ようとは…。


いやしかし、今までボクは目をつぶって逃げていたのかもしれない。


だって、

どう考えたって、


明らかにこのひとは天然じゃないか!!


伝えよう!

今しかない!

お母さん、誠に残念ではありますが、あなたは天然です。って今伝えよう!!


って覚悟を決めてたらね、


「やっぱり私って…天然よね!」


自覚してたーーー!!


良かった!ほんと良かった!

でかした!でかしたぞオカン!!

自分のことを天然だと自覚していたんならね、まだ救いがある。

天然のひとは自分が天然であるのを無自覚であるのが天然たる由縁だからね。

いやー、危なかった。

危うく言うところだったよ実の親に、天然って。

だいたい息子にそんなもん言わすなよな!まったく!


ってホッとしたのも束の間、




「私ね、自分が天然って気付いたの、50代になってからなの!」




ご、ごじゅ…遅すぎるだろ!

信長だったらもう死んでるし!!(享年49歳)


思わずハンドルを握る手に力が入った。


敵は本能寺にあり。

というか、本丸にいた。


多分、

母が今本当にボケてしまってもしばらくは気付かない自信があるぜおれ。




彼女の五十年 夢幻の如くなり




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ポン酢ってほんと万能だな!

2011-01-19 | 教習とは全くもって無関係な日記


ギリシャ神話のメドゥーサは見た者全てを石に変えるという。

ちなみに最近のボクは見た女性全てを花嫁姿に換えてます。脳内で。


男だったら惚れた女の花嫁姿を少しは想像するよね。

結婚願望が弱かったあの頃のボクですら、

それが本気で愛した女であれば、チラリと想像しては

結婚するならこんな子なんだろうな…

と思ったもんです。(遠い目)


正月休み、実家に帰ったら夕飯がお鍋だった。

「ポン酢と紅葉おろしで召し上がれ」と母が言った。

またポン酢かよワンパターンだな…とブツクサ呟きながらボクは食卓についた。

「ポン酢はすっきり爽やかで美味しいじゃない!」

それが母のお決まりの言葉だ。

「今夜はフグ鍋よー」

またフグかよワンパターンだな…いやこれは嘘ですごめんよ見栄張った。


缶ビールをプシュッと開け、グビッとひと口やる。

次に、フグと野菜が程好く入るように杓子ですくい、取り皿へと入れる。

その後、紅葉おろしを乗せ、上から軽くポン酢を注いだ。

フグの身をほぐして箸でつまむと、ひょいと口の中へと放り込む。


うん、うまい。


ボクは酒とそれに合う料理があればそれで十分満足できる。

別に安い魚でも良い。好き嫌いは無い。

友人からはよく、いつも美味そうに食べるよなと言われる。

それはボクが食に集中するからだろう。

多分、味わうことに没頭するからだ。

食事中は食べ物にしか目が向かないし、

誰かに何か喋り掛けられたら返事をするぐらい。

お喋り好きな女性と食事デートでもした日には、

きっと「つまらない男ね」と思われるだろう。

その位、ボクは食に集中する。


で、集中してたら、プシュッと隣で音がした。


見れば親父が次の缶ビールを開けていた。

遅れて席に着いた母のほうからも、プシューッと音がした。

久々の一家団欒。みんなで酒を飲む。やはり家庭料理はいいもんだな。

と思ってたらね、

「きゃーどうしよ!」

って、年齢に似つかわしくない、OLみたいな母の声がした。


何ごとだ!と、

食べ物ばかりに目をやっていたボクはすぐに慌てて母のほうを見た。


そしたら彼女、固まってた。

たった今しがたメドゥーサにやられちゃいましたみたいになってた。


どうやらポン酢を自分の取り皿に注いでる最中の出来事だったみたいなんだけど、

ハッとした表情で、注いでいる途中のポン酢をビタッと止めていた。

取り皿にすでに注がれたポン酢と、片手に持ったポン酢を恐る恐る見比べてた。

何このポン酢中のフリーズ。

なんかね、ポン酢の色とは対称的に、彼女の顔面は真っ白になってた。

まさにポン酢ダブルホワイト。


まだまだ引っ張るよポン酢。


ポン酢、ポン酢、

奥様の強い味方ポン酢。

ポン酢、ポン酢、

母の大好きなポン酢。

ポン酢、ポン酢、ポン……酢?

え?あれ??

って、ええええええーーー!?


何そのごっついポン酢!!


思わず目を疑った。

嘘だろ?お母さん…、それ…。

お母さん、何とか言ってくれよ!お願いだよ!!


って、だいぶ引っ張りましたけど、

この衝撃的な出来事を高畑勲の世界でお伝えするとね、こうなる。




清太「節子!それ、ポン酢やない!米英生まれのコカ・コーラや!!」




愕然とした。

多分、母本人よりも、

今後面倒を見ないといけないかもしれない息子のほうが相当なショックだったと思う。


そうか、あのプシューッってのはそのプシューッだったのか…凹


って、その音で気付けよ!!

ポン酢は開けた時、プシューッともポンとも言わないだろ!

それが未開封のポン酢だったとしても、全然違う音だろ!

あ、そういえばあの栓開ける時って

キュパッ

て言うよね。うん。

あのキュパッていう音、好き。

なんか可愛いよね。たまんないよね、キュパッ。


…そんな話はどうでもいいんですよ。


だいたいね、そのコーラ、


1.5リットルのほうじゃね?


百歩譲って500mlのほうならまだ分かるよ?

ポン酢と同じくらいのサイズだし。

でも1.5て…業務用のポン酢か!!

ポン酢なんて比べ物にならないほどデカイ。

恐ろしいくらいデカイわけですよ米英生まれは。

島国日本と大国の力の差をまざまざと見せ付けられた感じ。




清太「負けたって本当ですか!日本が?大日本帝国が?」




そりゃ負けるわな、って思うくらいの歴然たる格差。


いやでも、お母さん、惜しかったね。

色はね、合ってた。

あ、あと“すっきり爽やか”ってのも、ね…。


その後、フリーズしたオカンが次にとった行動に、また唖然とした。

彼女、止めてたコーラをね、さらに注ぎ足しだした。

すまし顔で。何事も無かったかのように。


うわ!開き直ってるよこのひと!


そんで、取り皿に両手を添えるとすっと持ち上げて

ズ、ズズーっと飲み干した。


食前の、このタイミングで!?


その姿が不意に神前結婚の三々九度みたいに見えてしまい、

ボクの脳は否応無しにオカンを花嫁姿に変換した凹


そん時思った。

親父は何でこのひとと結婚したんだろう?って。


焦って結婚なんてしないほうがいいかもしれないな…。


そう気付かせてくれたのは母とポン酢でした。




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ブルータス、お前さんもか!

2011-01-10 | 教習とは全くもって無関係な日記


あけましておめでとうございます

今年もよろしくお願いします


とか言ってる場合じゃない。

ブログなんてかいてる場合じゃない。

あゆおめでとー!とか言ってる場合じゃない。


「ブルータス、お前もか!」の使いどころが分かったんでご報告しときます。


この歳になるとね、みんな身を固めだす。


正月休みに地元の友達Mと飲んでたらね、

「O、今年結婚するって聞いた?」って。


Oつったらね、以前このブログに登場したニート界のプリンス、O氏のことなんですけどね。

彼はその後もちろん就職してそれからもたまに一緒に飯食いに行ってたんだけどアイツいつからか美人女教師と付き合いだしてちくしょうどこで知り合ったんだよおれにも女教師仲間紹介してくれるように頼んでくれよって懇願したのに助けてくれるどころかここ最近はおれのこと全然かまってくれなくなったなぁと思ってたらそうですよ案の定そういうことなんですよ!!


うん、こないだOと一緒にカラオケ行った時に直接聞いたよ、って答えた。


昨年の暮れにO氏と久々に会ってカラオケしてる最中にサラッと言いやがったの。アイツ。

GLAYかなんかの間奏中にサラッと言いやがったの。アイツ。

素直に祝福できない性格と状況のボクは

ぐぬぬぬぬぬ。ブルータス、お前もかー!!って苦悶の表情で彼に向かって叫んだ。

あとは悲恋の曲ばっか歌ってやった。


で、

まさかねー!アイツに先を越されるとは思わなかったよねー!?はははは…

ってMに投げかけて一緒に笑った。


そん時、あれ?と思った。


高校時代からの親友M。

ボクが最も厚く信頼を寄せる男M。

いつも笑う時はボクと同じように、いやボク以上に笑ってくれるM。

それがね、何かちょっと足りないような気がした。


それからしばらくO氏の話をしていたら、Mが不意に

「結婚の予定とか、無いん?」とボクに問いかけてきた。


え?えっと、結婚の予定の予定すら無いよ、と答えると、

彼、「そうかー…」って。

その後、妙な間があった。


……!

これは!

この展開は!!


次はおれが聞く番ってことか!!


もう何と無く分かったてたんだけどね、

ここで聞かなかったらただのチキン野郎だからね、

Mは?結婚とか…どうなん??って恐る恐る聞いてみたらね、


「うーん…今年中には、するね」と。

そう遠慮がちにおっしゃった。


きゃああああああ!ブルブルブルタースッ!おまおまお前もかあああああああああああ!!


って、ひと通り取り乱した後で、


もういいよ!今年はOだけでいいよ!

そもそもブルータスはひとりしかいねぇから!

舞台の上にブルータスがふたりとかややこしいから!

「ふたり合わせてダブルータスです」とか全然笑えねぇから!!


って思いの丈をぶつけておきました。無様に。


その夜実家に帰ったら、

オカンがこう言った。


「ねえ、これだけは聞いておきたいんだけど…」


何だよ?改まって…


「アナタ結婚する気あるの?それともしないの?ハッキリして!!」


何その尋ね方凹

何その圧の掛け方凹凹


相手がいねぇんだよ!なんて悔しくて言えないからね、


あんたは4,5年連れ添った彼女か!!


って、誤魔化しといた。


全く、どいつもこいつも凸

そりゃあボクだってさ、愛しのジュリエットさえいればさ、

いつでもロミオのように全てを投げ捨てる覚悟は出来ている。

でもね、現実はロミオっていうか、ドミオ。


「おお、ドミオ(独身男)、どうして私はドミオ(独身男)なの?」


って、本家より泣けちゃう。


ボクも早いとこ「ブルータス、お前もか!」って誰かに言われたい。

いや、ボクの場合それは奇跡に等しいんで、

多分、「ジーザス!お前がか!」って言われちゃうわな。




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年と共に越す

2011-01-05 | 教習とは全くもって無関係な日記


あけましておめでとうございます

今年もよろしくお願いします


とか言ってる場合じゃない。

ブログなんてかいてる場合じゃない。


年を越して持ち越してはいけないものってのが色々ある。


それは部屋の掃除だったり、去年の恋の未練だったり…色々。

やっぱり一年をきれいに清算して清清しい気持ちで新年を迎えたいよね!

そういった意味で皆様は良い年越しとなりましたでしょうか?


ボクのほうは全然です凹

去年のもの持ち越しすぎ。

浜田ブリトニーがゴロゴロ引いてるアレにも積み込みきれないほど。

4t車もう1台呼んで来い!ってほど。数々のものを持ち越した。


まずね、年賀状。

たった今書いてる。なるべく目立たないように筆ペンの黒色一色で。

すごく気が重いんで「元旦」とかものっすごく隅に小さく書くことにした。


あとね、今や孤立集落で専らの話題になったこの山陰でね、スタッドレス先日換えた。

それまで積雪で身動きとれずにある意味孤立してました。

カップラーメンで食い繋いでた。来年こそはね、餅で越したい。


そんでね、パンツ、年またいだ。

今年もよろしくな、相棒。


で、中でも一番持ち越しちゃいけないと思ってたのがね、


コメントのお返事。


えっと、かれこれ2ヶ月近くほったらかし。

コメントしてくださるありがたい稀有な方々ゴメンよ愛想尽かさずに今年もよろしくね!(甘え)

そうでない方も今年もよろしくおつきあいくださいませ!!


ちなみにさっき編集画面でチラリと調べたら、返事してないコメントは55件あった凹


うぐ、いやその、もちろん!

その全てにちゃんとお返事したいと思います。




来年までには。




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