森の中でクモの巣にひっかり、やっと逃れたトンボのよ
うな昆虫が木の幹の止まりました。よくみると、ウスバ
カゲロウ(成虫)でした。ウスバカゲロウの幼虫は、よく
知られているアリジゴク(蟻地獄)のことで、そういえば、
近くの地面で巣を見たことがありました。アリジゴクは、
なかなか餌にありつけないため成虫になるまでの2~3
年間、肛門を閉ざして糞をせず、成虫になると水だけ摂
取して生活するという。なんとも不思議な昆虫ですね。
【島口バージョン】(キシゆむた)
山ぬ中なんてぃクモぬ巣ちかあたんば、しいぎりしにぎ
たんトンボにししゃんぬきぃち止またんちよ。ゆんまにい
ば、ウスバカゲロウ(ふっちゅ)ちいゆん虫あたんっと。
ウスバカゲロウぬくぁや、なきゃだかしちもんアリジゴク(
蟻地獄)あてぃ、うがしいば、うんぼてぇぬじぃーなんてぃ
巣場にしゃんくとぅぬありょうたんちよ。アリジゴクや、な
かなかかみむんばとぅりきらんかなふっちゅなりんがれ
ぬ2~3年ぬええだ、まりぶっかばくぅてぃくすやまらてぃ、
ふっちゅなればむずぃだけぬどんちゅか。かあったかう
とぅまらしゃん虫だりょうりやぁ。