奄美自然観察記

高のフィールドより

不思議な生態 ウスバカゲロウ

2006-09-21 17:05:22 | 昆虫


森の中でクモの巣にひっかり、やっと逃れたトンボのよ
うな昆虫が木の幹の止まりました。よくみると、ウスバ
カゲロウ(成虫)でした。ウスバカゲロウの幼虫は、よく
知られているアリジゴク(蟻地獄)のことで、そういえば、
近くの地面で巣を見たことがありました。アリジゴクは、
なかなか餌にありつけないため成虫になるまでの2~3
年間、肛門を閉ざして糞をせず、成虫になると水だけ摂
取して生活するという。なんとも不思議な昆虫ですね。

【島口バージョン】(キシゆむた)
山ぬ中なんてぃクモぬ巣ちかあたんば、しいぎりしにぎ
たんトンボにししゃんぬきぃち止またんちよ。ゆんまにい
ば、ウスバカゲロウ(ふっちゅ)ちいゆん虫あたんっと。
ウスバカゲロウぬくぁや、なきゃだかしちもんアリジゴク(
蟻地獄)あてぃ、うがしいば、うんぼてぇぬじぃーなんてぃ
巣場にしゃんくとぅぬありょうたんちよ。アリジゴクや、な
かなかかみむんばとぅりきらんかなふっちゅなりんがれ
ぬ2~3年ぬええだ、まりぶっかばくぅてぃくすやまらてぃ、
ふっちゅなればむずぃだけぬどんちゅか。かあったかう
とぅまらしゃん虫だりょうりやぁ。
コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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そういえば (しら)
2006-09-21 19:22:34
アリ地獄は見かけても、成虫を見たことありませんでした。生態はとってもエコ(省エネ)なんですね。人間もこうして生きれれば、ずいぶん環境破壊もせずにすむと思うのですが。でも、肛門を閉ざすってやっぱりできませんよね。(笑)
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ウスバカゲロウに学ぼう ()
2006-09-22 20:04:16
これだけ過剰なエネルギーを放出している人間には、社会的にも生理的にも無理で、ウスバカゲロウの生態に大いに学ぶべきでしょうね。(笑)
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