奄美自然観察記

高のフィールドより

10年ぶりに繁殖か  ベニアジサシ

2021-07-26 18:00:33 | 鳥類

台風6号はやっと西側に遠ざかりつつあって、午後からはほとんど雨は降りませんでした。今月9日に鳥仲間から、船による海上からのノヤギ調査の際に、土盛(ともり)海岸近くでベニアジサシの群れを見たとの情報があり、11日には土盛海岸で数10羽のベニアジサシがいたとの情報もありました。私も15日には行ってみたのですが、その時は確認できませんでした。今朝、北部に行ったついで土盛海岸に寄ってみたところ、まだ風が強く海が荒れているなか、数羽のベニアジサシが飛んでいるのを確認しました(写真2枚目)。そして岩場を双眼鏡でよく観ると、少なくとも3羽が卵を温めている様子で、どうやら繁殖している模様です(写真3枚目)。この土盛海岸では、2010年に繁殖した際に、ハヤブサにかなりのヒナが捕食され、翌年からは繁殖が確認されずにいました。今夏無事繁殖してくれると、この土盛海岸では10年ぶりの繁殖になろうかと思われます。昨年は名瀬湾の立神で、20年ぶりにベニアジサシが繁殖したので、何ともうれしいかぎりです。

 

5年前の今日  10年前の今日  15年前の今日

 

 

【島口バージョン】(キシゆむた)
長くなりましたので、省略いたします。すみょうらん。

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