毎年10月ごろになると、ヤマシギが奄美に渡来し越冬しますが、
今朝3羽を確認しました。アマミヤマシギに比べ、短い足、とん
がり頭、羽の模様などの違いがあります。今朝の個体は、渡来
して間もないのか、3mぐらいまで近づいてもじっとしていて、く
ちばしに採餌した時の泥まではっきりと見えました。(写真中)
また、お昼にはヤマシギの保護個体が事務所に持ち込まれま
したが、やはり渡りの疲れからか、じっとうずくまっているところ
を保護されたものです。幸いにも怪我はしていないので、しばら
く休養させ、保護された場所付近へ放鳥することができました。
【島口バージョン】(キシゆむた)
毎年10月べりなれぃば、ないちぬシーギャ(ヤマシギ)ぬ島ちし
ちぃ冬ぬえーだうりょうんじゃが、ひかんまやみいちぃうんどろば
にっきりょうたっと。島ぬシーギャ(アマミヤマシギ)とぅ比べぇて
ぃ、いっきゃはぎしゅてぃ、とがりがまち、羽ぬ模様だか違ゆりょ
うっと。きゅうぬむんや、しっちすぐあてぃがぬ、3mべりがれぃ
近ゆたんちよおりぃくゎしゅてぃ、くちなんてぃむんとぅむぃしゅた
んとぅきぬ泥がれぃはっきりとぅにゃったんちよ。(写真中) また、
昼やないちぬシーギャ(ヤマシギ)ぬちかまってぃ事務所ちむち
込まったんじゃが、やっぱり渡りとぅだれちきぃていがぬ、よおり
っくゎしゅてぃちかまったんあんべぇじゃ。いちゃんくとぅに怪我
しゅらんたんかな、いっとぅきぃくゎ休なしっから、ちかまったんど
ろぼてぇち、ひんぎゃしゅりょうたっと。
鳥たちにとって渡りが命がけだっていうことがわかるようですね。いつだったか友人宅の近くでヤマシギの死体を見つけたことがあります。きれいな個体でしたが渡りの途中に命を落としてしまったのでしょうね。無事にたどり着けた姿を見るとこちらもホッとしますね。