2011年だったか、奈良県吉野の金峯山修験本宗・総本山・金峯山寺から、高野山・金剛峯寺へ、特大の「三鈷杵(さんこしょ)」が寄贈された。
私は、そのニュースを高野山教報で見た時、「蔵王権現さんから、丹生都姫明神さまへのプレゼントだな」と思った。
が・・・受け取った側の高野山は、大喜びして、特大の三鈷杵を「開眼」して、高野山真言宗の各地の拠点をバトンリレーのように繋いでいった。(開眼とは、魂入れの作法)
高野山からは、金峯山寺へお返しの、特大・三鈷杵を奉納した。
以下、奈良新聞デジタルより。
「2012.11月22日・・・
和歌山県高野町の高野山 (松長有慶座主 当時) から、吉野町吉野山の金峯山寺蔵王堂(五條覚尭管長・・・当時) に21日、特大の「三鈷杵(さんこしょ)」が奉納された。

密教法具の一つ。蔵王権現ゆかりのサクラ材の一木造りで、長さは1メートルもある。高野山の村上保寿教学部長らも参列して法要が営まれた。平成27年の高野山開創1200年を前に、吉野山からは昨年、同型同大の三鈷杵を金剛峰寺に奉納した」
独鈷杵(とっこしょ)・三鈷杵(さんこしょ)・五鈷杵(ごこしょ)は、ヴァジュラと言う密教法具。古くは、インドの雷神「インドラ」の武器。雷を発する。
密教僧が、法要の際、この法具で念珠を「ぎいぎいぎい・・・」と、こすっている。
あれも、密教作法。
その法具である。
独鈷所でも三鈷杵でも五鈷杵でも、「開眼」することはできる。
高野山の御土産屋さんには、それらを売っている所が多い。
だいたい、金属製の法具サイズなら三千円くらいだったか。ど・でかいのは三万円とか10万円とか。
気に入ったのがあったら、高野山の奥之院とかで所定の料金支払って「開眼」してもらってもいいと思う。
私は、高野山で買ったのは、買ったままのグッズとして持っている。東寺では観智院で「御守」として売ってたのは、「御守」として持っている。
古代インド人のデザイン力に感服する。
順に、独鈷所、三鈷杵、五鈷杵。
三鈷杵の真ん中の剣が伸びたのが、三鈷剣と言う、不動明王が右手に持つ利剣・・・
・・・ここのところ、運動不足が甚だしく、ほぼ毎日「筋トレ」と「サンドバッグ」のみです。
それでもやらないより、やった方がいいため、やってます。
若いころは、代謝が良かったせいか、筋トレしても筋肉はあまりつかなかったのですが、この頃は、やったらやった分だけ筋肉がつき、年々ゴツくなっています。
そのため、椅子は小さく感じ、車の運転席は狭く感じます。
筋肉を「絞めたい」んですが、ゴツくなっています。
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