京都 錦小路からちょこっと入ったところにある瀟洒な和風レストランでの食事です。
『錦上ル』-錦市場のイートインとして、ことしの5月に開店したそうです。味も佇まいもお薦めのお店です。これから人気がでてくるでしょう。
味が良いだけでなくて、料金もは表通りのお店の半額に近いでしょう。
お酒は生中(プレミアムモルツ)、梅酒、冷酒(佐々木酒造、純米吟醸聚楽第)、うちの夫婦は少し飲むだけで十分です。
料理は、茶わん蒸し、お造り2点(魚介3種、大トロ)、揚げ出し京茄子、揚げ出し豆腐、てんぷら、タコの柔らか煮、京都牛溶岩焼×2。刺身が苦手の妻ですが、このメニューには大喜び。ゆったりと2時間ほどの食事をしました。
料理を運んでくれる女性の応対はとても気持ちが良い。京言葉の柔らかさだけでなさそう。帰りには店の前でずっと見送ってくれました。
今回の関西旅行は私の卒業記念です。今月に66歳になりますので仕事を一休みして、これからを考えようという目的でしたが、やはり食べて、歩いてに重点がいってしまいました。
旅行のメインメニューは松竹座での観劇です。その前に心斎橋の『明治軒』でランチ。このお店は老舗のようです。東京でいえば『たいめい軒』でしょうか。夜は道頓堀で、串カツとおおたこです。
2日目。高野山に行きました。事前に調べておいたのですが、お店は満員、並ぶ、対応が遅い、値段は高い・・・と評判が悪い。
そのなかで、無愛想だが値段が安いという大衆食堂 『南海食堂』にて昼食がとれた。山菜そばが800円程度。味、愛想の良し悪しを気にしていたら食べそこないます。
夜は奈良にて宿泊。奈良観光の予定はなかったが、高野山と京都の間でとれた宿が奈良だった。宿泊先は猿沢池のほとりの老舗旅館 『江泉』。古い建物だが清潔感がある。接客もいい。食事処を探しならがら向かったが、やはり近鉄奈良駅周辺に店が多い。どこも客で満杯。入れたのは中華料理の上海楼。ここも接客がよく味も良し。
3日目。朝の春日大社を散歩しながら、コンビニで買ったおにぎりとサンドイッチで軽く朝食。奈良から桃山に向かう予定だったが、途中下車して宇治 平等院鳳凰堂に。グルメのサイトで紹介されない店だが『とり菊』、お気に入りになりました。茶そばセットぶっかけ。てんぷら、煮物、おにぎりがつきます。カウンターには漬物の小瓶が数種類あって、ご自由にどうぞと言ってくれます。カウンターの中の板さん二人はとてもコンビネーションがいい。狭い店に満員のお客さんの注文をてきぱきとこなしていく。
昼食後は桃山へ。伏見のことです。幕末史の舞台になった寺田屋、鳥羽伏見の戦い跡、やはり伏見の酒蔵で買い物です。
夜は、この旅行のメインその2です。妻へのサプライズです。冒頭に書いた『錦上ル』。
4日目。朝食は伏見稲荷の参道前の宿でトースト。この宿は京町家風。120年前の建物をリフォームして、2組4人しか宿泊できないという変わった宿。ことし7月に開店したばかりのこの店はJR稲荷駅から3軒目。昼間はカフェ『inari』 になる。
昼は『祢ざめ屋』で稲荷寿司の定食。観光地の普通の食事処。とにかく客が多く、中国人客が騒々しくて味を楽しむことはできなかった。
最終日の夕食は、京都駅ホームで買ったすきやき弁当と川崎駅で買った崎陽軒の弁当。美味しかったな・・・。