「いむれ内科クリニック」の院長の山本景三です。
当院は感染症を疑う患者さんを診察するために専用の待合室と診察室を備えています。これらの部屋は簡易的な「空気感染隔離室」にもなります。
患者さんが咳やくしゃみをして飛沫が発生すると、乾燥して空気中を長く漂います(飛沫核と言います)。患者さんが結核菌や麻疹(はしか)・水痘(みずぼうそう)のウイルスに感染していると、飛沫核の中に病原体が存在するので病原体が部屋中に長く浮遊することになります。専用待合室・診察室では気圧を少し下げることによって飛沫核が一般の患者さんがいらっしゃる区画に出ないようにしています。これを「空気感染隔離室」と言います。
さらに当院には「喀痰・鼻咽頭ぬぐい液採取室」があります。
肺炎や結核の診断には痰の検査が欠かせません。またインフルエンザや新型コロナウイルス感染症の検査では鼻に綿棒を入れてのどの奥の粘液を採取します。このような検査を行うと患者さんは咳やくしゃみをするため大量の飛沫が発生することになります。飛沫は周囲の方への感染のリスクになるため、検査には特別の対策をした部屋が必要です。
当院は感染症を疑う患者さんを診察するために専用の待合室と診察室を備えています。これらの部屋は簡易的な「空気感染隔離室」にもなります。
患者さんが咳やくしゃみをして飛沫が発生すると、乾燥して空気中を長く漂います(飛沫核と言います)。患者さんが結核菌や麻疹(はしか)・水痘(みずぼうそう)のウイルスに感染していると、飛沫核の中に病原体が存在するので病原体が部屋中に長く浮遊することになります。専用待合室・診察室では気圧を少し下げることによって飛沫核が一般の患者さんがいらっしゃる区画に出ないようにしています。これを「空気感染隔離室」と言います。
さらに当院には「喀痰・鼻咽頭ぬぐい液採取室」があります。
肺炎や結核の診断には痰の検査が欠かせません。またインフルエンザや新型コロナウイルス感染症の検査では鼻に綿棒を入れてのどの奥の粘液を採取します。このような検査を行うと患者さんは咳やくしゃみをするため大量の飛沫が発生することになります。飛沫は周囲の方への感染のリスクになるため、検査には特別の対策をした部屋が必要です。
写真は「喀痰・鼻咽頭ぬぐい液採取室」でのどの奥の粘液を採取する検査をしているところです。部屋の壁に穴が開いており、検査をする者(私)が室外から腕を差し入れて行います。こうすることによって検査をする側も感染のリスクを減らすことができ、また防護服を着たり脱いだりする手間を省くことができます。またこの部屋も強力な換気装置を備えており「空気感染隔離室」となっています。撮影のため扉を開けていますが、実際は扉を閉めて検査を行いますのでご安心ください。
今冬は新型コロナウイルス感染症とインフルエンザが同時に流行する可能性も指摘されています。他の医療機関では駐車場にトレーラーハウスを設置したり、患者さんに自家用車で待っていただいて車外から診察するなど、いろいろと工夫されているようです。私は感染症専門医として開院当初から上記のような設備を整えて診療しています。
今冬は新型コロナウイルス感染症とインフルエンザが同時に流行する可能性も指摘されています。他の医療機関では駐車場にトレーラーハウスを設置したり、患者さんに自家用車で待っていただいて車外から診察するなど、いろいろと工夫されているようです。私は感染症専門医として開院当初から上記のような設備を整えて診療しています。