いむれ内科クリニック

愛知県豊橋市のクリニック
内科・感染症内科・呼吸器内科・アレルギー科

感染症内科

2012-11-22 21:20:25 | 診療

こんにちは、「いむれ内科クリニック」の院長の山本景三です。

「感染症内科」と聞いて診療内容がピンとくる方は少ないと思います。約10年前、豊橋市民病院に着任したときに当時の市長さんから辞令をもらいましたが、「感染症内科というと、マラリアでも診るのかね?」と言われました。

おなかが痛かったり下痢をしていれば消化器内科にかかりますね。胃カメラや大腸のバリウム検査を受けられた方もみえるでしょう。脈が乱れたり心臓が痛いときは循環器内科にかかります。つまりそれぞれの臓器の専門家です。

感染症とは、細菌・ウイルス・真菌(カビ)などが体内に入って身体に感染して起きる病気です。発熱などの全身症状に加え患部の腫れや痛みが起きます。また病原体が入った臓器に特有の症状も現れます。例えば肺なら咳や痰、腸なら下痢という症状になります。感染症は体のあらゆる臓器に起こりうるので、「感染症内科」もすべての臓器について診療します。ここが他の内科と異なるところです。

  • 呼吸器感染症 ・・・ かぜ症候群・扁桃炎・肺炎・肺結核・インフルエンザ
  • 頭頸部感染症 ・・・急性中耳炎・急性副鼻腔炎
  • 中枢神経感染症 ・・・ 髄膜炎・脳炎
  • 尿路感染症 ・・・ 急性膀胱炎・急性腎盂腎炎
  • 腹部感染症 ・・・ 急性下痢症・腹膜炎
  • 皮膚・軟部組織感染症 ・・・ おでき・蜂窩織炎
  • 骨・関節感染症 ・・・ 骨髄炎・化膿性関節炎

感染症はお熱が出ることが多いので、患者さんには「お熱を診る医者です」と申し上げます。しかし発熱は感染症以外でも起こるので、その見極めが難しいのです。このあたりのお話はまたの機会に詳しくいたしましょう。


インフルエンザ予防接種の有効性と安全性

2012-11-20 14:17:58 | 予防接種

こんにちは、「いむれ内科クリニック」の院長の山本景三です。最近インフルエンザ予防接種をご希望の方がたくさん来院されています。

インフルエンザのワクチンはA型が2種類とB型が1種類混合されたワクチンです。ワクチンの有効率はシーズンごとに大きく異なり、日本臨床内科医会の調査では20%台と低いときから80%近くの高いときまであります。要は「接種しておけばかからない」のではないということです。予防接種に加えて手洗いをしっかりするとか、咳をするときは口元を覆う(咳エチケット)など、日頃の衛生習慣が大切です。

「予防接種をしたのにかかってしまった」という方がいらっしゃるかもしれませんが、有効率が100%でないことからご理解いただけると思います。しかし接種をしておけばかかってしまっても症状が軽く済むといわれています。

インフルエンザ予防接種は最も安全なワクチンのひとつです。接種したところが腫れたり痛んだりすることが10~20%程度見られるとされていますが、ほとんどは一時的なものです。鶏の卵を使って製造されるワクチンなので卵アレルギーの方はご心配されることがあります。しかし最近のワクチンは高度に精製されているので、卵でアナフィラキシー(重症のアレルギー反応)を起こした方以外は、安全に接種できると思います。

診療予約が取りづらくなっておりご迷惑をおかけします。午後はかなり混んでいますが、午前は若干の空きがあります。診療予約専用webサイトか、電話0532-69-5678でご相談ください。


「いむれ内科クリニック」のブログにようこそ

2012-11-10 14:25:49 | ごあいさつ

こんにちは、「いむれ内科クリニック」の院長の山本景三です。「いむれ内科クリニック」は2011年2月に愛知県豊橋市で開院しました。内科・感染症内科・呼吸器内科・アレルギー科の診療をいたします。このたびwebサイトのリニューアルを機にブログも始めました。院長とスタッフが医療の情報から身近な出来事まで、いろいろな話題をお送りします。「いむれ内科クリニック」をよろしくお願いいたします!