- 流水と石けんによる手洗い
- アルコール手指消毒薬を用いた手指消毒
「いむれ内科クリニック」の院長の山本景三です。
当院では電子カルテシステムを中心にICT(情報通信技術)化を進めています。先日「株式会社 エルザ ジャパン」様の取材があり事例紹介されました。
以前にもご紹介したように、当院では
- 電子カルテシステム
- 医用画像システム(PACS)
- 診療予約システム
- 院内情報案内システム
などのICTシステムを運用しています。これらにより診療を速く正確に行えるようにして待ち時間を少なくしたり、待合室のテレビで医療情報を放映してお楽しみいただいたりしています。これ以外にもこのブログやWebサイト、公式Facebookページなどを運営していますのでご覧下さい。
「いむれ内科クリニック」の院長の山本景三です。
県道31号線東三河環状線の「乗小路トンネル」が本日開通しました。「乗小路トンネル」は多米西町と牛川町を結び、長さは約630m、片側歩道付きです。これにより石巻方面から当院へのアクセスが非常に便利になります。写真はトンネル北側(牛川町側)から撮ったもので、右端に見えるのが当院の看板です。看板の矢印がまだ修正されていませんが、トンネルを直進して約3.5kmで当院が左手に見えてきます。
「いむれ内科クリニック」の院長の山本景三です。2015年のノーベル生理学・医学賞が大村智博士に授与されました。博士が発見したアベルメクチン(またはエバーメクチン)を元に駆虫薬イベルメクチン(商品名ストロメクトール®)が開発されました。
私はイベルメクチンの名を聞くと沖縄県立中部病院での短期研修を思い出します。沖縄・奄美地方では「糞線虫症」という病気が多く、イベルメクチンはこの病気の特効薬なのです。詳しくはラジオNIKKEIスズケンDIアワー「腸管糞線虫駆虫薬イベルメクチン」をご覧下さい。
イベルメクチンは日本では2002年12月にようやく発売されましたが、その直後の2003年1月~3月に沖縄県立中部病院の内科・感染症グループに伺い研修することになりました。イベルメクチンの発売は大きな話題となっており、研修医の先生が学会発表用に糞線虫症の患者さんのまとめのスライドを作るのを手伝ったりしながら一緒に勉強しました。イベルメクチンはその後「疥癬」という病気にも使えるようになり、日本では一般的にはむしろこちらの薬として認識されていると思います。
沖縄県立中部病院では日本人初の米国感染症専門医になられた喜舎場朝和先生と、日本の感染管理の先駆けとして活躍された故・遠藤和郎先生の教えを受けることができました。このお二人の師匠に出会ったことが私の医師としての大きな転機となり、その後豊橋市民病院で感染症内科・感染症管理センターの医師としてしばらく勤務することとなりました。2011年に「いむれ内科クリニック」を開業して現在に至りますが、内科の一般診療の中で感染症の診断と治療には引き続き力を入れております。